舞蛙堂本舗リターンズ!~スタジオMダンスアカデミーblog

ダンス(フラ・ベリーダンス他)と読書と旅行とカエル三昧の日々を綴る徒然日記。

旅行博2009

2009-09-21 00:00:30 | おでかけ
東京ビッグサイトで行われた「旅行博」に行ってきました~
ずっと前から行きたいと思っていた旅行博。今回、めでたく休みが重なり、初めて行けることになりました

ってか、最近行きまくってないか、お台場(笑)。
10年以上行く機会がなかったのに、突然畳み掛けるようにお台場に用事が出来て、等身大のガンダムも建設中を含めると3回くらい見ることができました。
今回はもう無かったようですが
本当は車窓からだけじゃなく、近くまで行ってみたかった.....。

とにかく、今日もゆりかもめに揺られて「国際展示場正門」駅へ。
なんだか同じ方向に向かっている人が異様に多いです。そういやビッグサイトに行く途中にも、やたら旅行博の看板やらノボリやらが大量発生していたっけ...。
これまでビッグサイトへの用事はもっとマイナーなイベント目的て来ていたので、私の許容範囲を遥かに超えた人波にたしょうおののきました。


入口は成田空港の協力のもと、空港の出発ゲートとまったく同じ作りになってます。
天井から吊るされた表示も完璧に同じ。チケットを提示する場所は完全にX線検査装置の形状です。
ま、実際に稼働している訳ではない(と思う)んで、100ミリリットル以上の液体を持っていたけれど大丈夫でした。多分ハサミとかも持ち込めますよ。でもあまり危ないシロモノはやめておきましょう。

「旅行博」は、とにかく旅行に関するブースがこれでもかと出ているアジア屈指の旅行イベントです。
国や地域ごとのブースもありますし、旅行会社や航空会社、果ては携帯電話会社など関連企業のブースも沢山出ています。

それぞれの国や企業が自らの威信をかけて出てきている格好のアピールの場なので、どのブースももの凄く力が入っており、非常に見応えがあります。
まず、店構えからして凝ってます。国の伝統建築を模してみたり、照明で演出してみたり、ファーストクラス体験シートのある航空会社のブースなどは、高級感を演出するためか、ゆったりしたラウンジ風になっています。

ですから、あらゆるブースの外観を見て回るだけで、そうとう面白かったです。
個人的な好みで言うと、モダンで芸術性の高いデザインのブース(ヨーロッパ諸国に多い)より、伝統建築をそのまま持ってきたかのような中東・インドなどのブースの方が好きですね。

更に、これこそ一番のお楽しみなのですが、多くのブースがチラシやパンフレットと一緒にグッズを配っています
書類をもらうことが多いためか、それらを入れるのに便利な袋物を配っている割合が高かったですね。
中にはペンなどの文具をくれるところもありますし、クイズやアンケート、ゲームに参加すれば、もっと良い商品を出してくれるところもあります。
私もインドネシアのブースのミニゴルフに成功して文房具セットをもらったりしました。

面白いところでは、ブースの特設コーナーで記念撮影するとグッズがもらえるというのがありました。
会社のマスコットキャラクターをもらって、それを持って撮影すると、更にトラベルキットまでくれるという太っ腹なところもありました。

そして、この画像はオーストラリアのブースのもので、こちらはカメラで撮ったものをその場で現像してくれるのです。
まるで本当にオーストラリアのビーチにいるかのような写真になりました。

今回一番の「収穫」は、「東京イギン」という会社のブースでもらったかえる柄のお皿と、前からずっと欲しかった旅行雑誌です。
欲しかった旅行雑誌はもう一カ所、あるクルーズ会社のブースでももらうことが出来ました。2冊ともまさに買おうかどうしようか迷っていた(または買いたい時に在庫が無かった)雑誌です。こりゃありがたいなぁ。

もちろん、収穫は物だけではありません。
いくつかのブースには小さなスペースやステージが併設されており、ミニショーを行っているのです。
ステージの出し物の殆どを占めていたのが、各国の伝統音楽やダンスのライヴパフォーマンスでした。
となれば、大方の予想どおり、ハワイ州観光局ではハワイアンの生演奏とフラショーが行われ、大盛況になっていました。

そもそもハワイ州観光局はブースからしてそうとう気合いが入っています。ヒルトンハワイアンヴィレッジあたりにソックリそのままあっても不思議じゃないような本格的な建物なんですね。もちろんトロピカルだし。
その一角にけっこう広いステージがあり、照明も完備されているとなったら、期待しない方が難しいというものでしょう。

そのゴージャスなステージをフルに使うべく、朝一からハワイのアーティストの生演奏やルアウショーダンサーによるフラ、そしてメリーモナークではミスハワイになれなかったけど無事「ミスハワイUSA」を受賞したアリアナ・セイユさんのステージもありました。
どれもとっても良かったです。何が良かったって、ハワイのフラだけしかやってなかったのが良いです。

わざわざ「ハワイの」と強調するのは他でもない、どこだか他の(多分JALかなんかの)ブースでハワイの「じゃない」フラを目撃してしまったためです。
ハワイ州観光局ステージで観たハワイのフラと、JALかなんかのステージで観たハワイじゃないフラ、その二つをかなり近い間隔で観ることができたため、その違いを更に如実に実感できたというのは、まぁひとつの勉強になったといえましょう。
残念だけど、50mくらい離れたところから観ても、その違いは明白なんだ...。

いつも主張している事を、念のため改めて申し上げておきますと、日本人であっても、ハワイらしいフィーリングを具える事は絶対に可能です。
それは、英語話者の家庭に生まれなくてもネイティヴとほぼ同じ発音を身につけられる人がいるのと同じです。本人の意欲と、見る目と、正しく学ぶ機会さえ得られれば、言語だってフラだって充分に可能性があります。
ただ、今日見たステージの人がそれを実現できていたかというと、.........、まぁここまで言ったらもう断言する必要は無いですね(笑)。
確かなのは、今挙げた3つの要素のどれが欠けても「ネイティヴのフラ」は実現しにくいという事です。

こういう話を始めると私はキリがありませんので別の機会に譲るとして(笑)、今回のショーで一番良かったのは、ハワイのダンサーの方々が先日の発表会で我々が赤・黒・白黒の3組で踊った「あの曲」を踊ってくれた事です。
自分では「あの曲」はかなり軽やかに踊っているつもりだったけれど、ハワイの人達が踊ったのを観ると、「あの曲」はもっともっと軽く踊った方が良いと感じました。
あまりに軽やかで滑らかで、歌詞を完璧に理解していても、動きのツナギ目が分らないほどです。
でも、本来ハワイのフラはそれで良いのです。そうあるべきなのです。


あと、トルコのブースでは私も踊りに参加してきました。
生演奏にあわせてみんなで輪になって踊っていたら途中から9拍子になりました。
実はトルコには7拍子だの13拍子だのといったリズムが沢山あり、その中でも私はKarshilama、つまり9拍子が大大大好きなのです。
9拍目があることによって生まれる余韻が、踊っていて最高に気持いいのですね。
私はベリーダンスで初めてこのリズムを知ったのですが、まるで昔から知っていたかのように、私の本能とマッチするリズムなのです。

思わず乗って踊っていたら、太鼓を叩いていたおじさんが私のそばに寄ってきて、楽しくコラボレートさせていただきました。
あああ、9拍子最高。今度うちのベリーダンスで使ってもいいですか。あ、ダメですか。やっぱマニアックか。そうか。

唯一の心残りは、インドのブースの前でボリウッドのダンスシーンばかり集めたビデオがかかっていたにもかかわらず、誰も踊ったり歌ったりしてなかった事ですね。
次の機会は是非こちらも生演奏でお願いしたいです。そしたら絶対に私も輪に加わります。
でも、趣味でインド音楽に合わせて踊っていると、どうしてもインドのおじさんのノリ(肩遣いとか)になってしまうのは何故なんだろう....。

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