先日の日光市民文化祭にお越しくださったスタジオの生徒さんから、そのときの写真をいただきました
こちらに載せたのは一曲目のフラの写真です。
あ、コレ、れっきとしたフラの衣装ですよ(笑)。
このブログをご覧くださっている方ならとっくのとうにご存じだと思うんですが、たまに何の衣装か分らないという方もいらっしゃるそうなので念のため.....。
フラの衣装ですので一応、帽子の飾りとレイの色が曲の意味に対応しています。
まあ、コンペじゃないんだから完璧に意味に対応した格好をする必要はないと私は思っておりますが(そんなことしていたら100曲踊るのに100通りの衣装が無くちゃならなくなります)、うちのスタジオではビジュアル的な完成度を最優先させたうえで出来る範囲内で意味に合わせるようにしております。
そう、お客さまにお見せするにあたり、衣装において何より大切なのはビジュアルです。
意味と合致していることより、素敵であることが何より大切です。
...と改めて思ったのは何故かと申しますと、先日朝にマミちゃんが見たテレビ番組で、出演していた一般の方が衣装に着替えて「♪南の~島の大王は~♪」と踊り出したそうなのです。
選曲がアレなのもさることながら、何より問題だったのがその衣装。
その方はなんと白いTシャツにピンクのパウスカートという、凡そレッスン場外に持ち出してはならない装いで踊っていたのだとか
「そ、そ、そ、それってどうなの」と思ったのはマミちゃんと私だけではなく、一緒に出ていたその方のお嫁さんも「絶対あんな格好したくない」と言い放っていたそうです。
お嫁さんの感覚は決して間違っておりません。
パウスカートは練習着です。
カヒコなど一部の踊りは本番用に相応しいものを着る限りパウでよい踊りもあるけれど、パウではそぐわない踊りの方が圧倒的多数ですし、だいいちフラを人前で踊る時にTシャツってのはまずいですぞ~。
これはさっき言った「意味との対応」云々以前の問題ですね。むしろ寝間着で公共スペースに出てしまう図に近い状態です。
日本の温泉旅館には浴衣で歩き回る風習がありますが、そんな日本人でも「洋式ホテルの中をバスローブやパジャマで出歩いたらマナー上まずいだろう」と感じますよね(感じない人のために「そういう格好で出歩くのはご遠慮下さい」と書いてあるのをときおり見かけます)。
練習用と同じパウスカートで人前に出てしまうのは、これと同種の痛々しさなのです。
ましてやその格好で踊りを見ていただこうというのですから、鑑賞に堪えうる装いをするのは不可欠の礼儀です。
まあ、ゴチャゴチャごたくを並べるまでもなく「あんな格好したくない」とか言われるよりは、皆から「素敵な格好ね」と言ってもらえた方が嬉しいに決まっています。
それにしても、問題のテレビ番組に出ていたお嫁さんは「あんな格好したくない」なフラ衣装しか見たことがないのでしょうか。
そうだとしたらお嫁さんが本当に気の毒です。気の毒なだけでなく、アレな格好で人前で踊ることそれ自体よりも、それだけを見せられてきた人が「フラってダセェ」とか思い込んでしまうことこそ一番の罪だと私は思います。
すべてのジャンルのダンスにおいて、人前で踊る立場の人は「自分の服装・自分の踊りが、今見ている人にとってそのダンスそのものへの印象になりうる」ということを自覚したうえで舞台に立ちたいものですね。
こちらに載せたのは一曲目のフラの写真です。
あ、コレ、れっきとしたフラの衣装ですよ(笑)。
このブログをご覧くださっている方ならとっくのとうにご存じだと思うんですが、たまに何の衣装か分らないという方もいらっしゃるそうなので念のため.....。
フラの衣装ですので一応、帽子の飾りとレイの色が曲の意味に対応しています。
まあ、コンペじゃないんだから完璧に意味に対応した格好をする必要はないと私は思っておりますが(そんなことしていたら100曲踊るのに100通りの衣装が無くちゃならなくなります)、うちのスタジオではビジュアル的な完成度を最優先させたうえで出来る範囲内で意味に合わせるようにしております。
そう、お客さまにお見せするにあたり、衣装において何より大切なのはビジュアルです。
意味と合致していることより、素敵であることが何より大切です。
...と改めて思ったのは何故かと申しますと、先日朝にマミちゃんが見たテレビ番組で、出演していた一般の方が衣装に着替えて「♪南の~島の大王は~♪」と踊り出したそうなのです。
選曲がアレなのもさることながら、何より問題だったのがその衣装。
その方はなんと白いTシャツにピンクのパウスカートという、凡そレッスン場外に持ち出してはならない装いで踊っていたのだとか
「そ、そ、そ、それってどうなの」と思ったのはマミちゃんと私だけではなく、一緒に出ていたその方のお嫁さんも「絶対あんな格好したくない」と言い放っていたそうです。
お嫁さんの感覚は決して間違っておりません。
パウスカートは練習着です。
カヒコなど一部の踊りは本番用に相応しいものを着る限りパウでよい踊りもあるけれど、パウではそぐわない踊りの方が圧倒的多数ですし、だいいちフラを人前で踊る時にTシャツってのはまずいですぞ~。
これはさっき言った「意味との対応」云々以前の問題ですね。むしろ寝間着で公共スペースに出てしまう図に近い状態です。
日本の温泉旅館には浴衣で歩き回る風習がありますが、そんな日本人でも「洋式ホテルの中をバスローブやパジャマで出歩いたらマナー上まずいだろう」と感じますよね(感じない人のために「そういう格好で出歩くのはご遠慮下さい」と書いてあるのをときおり見かけます)。
練習用と同じパウスカートで人前に出てしまうのは、これと同種の痛々しさなのです。
ましてやその格好で踊りを見ていただこうというのですから、鑑賞に堪えうる装いをするのは不可欠の礼儀です。
まあ、ゴチャゴチャごたくを並べるまでもなく「あんな格好したくない」とか言われるよりは、皆から「素敵な格好ね」と言ってもらえた方が嬉しいに決まっています。
それにしても、問題のテレビ番組に出ていたお嫁さんは「あんな格好したくない」なフラ衣装しか見たことがないのでしょうか。
そうだとしたらお嫁さんが本当に気の毒です。気の毒なだけでなく、アレな格好で人前で踊ることそれ自体よりも、それだけを見せられてきた人が「フラってダセェ」とか思い込んでしまうことこそ一番の罪だと私は思います。
すべてのジャンルのダンスにおいて、人前で踊る立場の人は「自分の服装・自分の踊りが、今見ている人にとってそのダンスそのものへの印象になりうる」ということを自覚したうえで舞台に立ちたいものですね。