吟遊唄人

心はいつも　青年だけど
　　　見かけはどんどん　ふけていく
それでも絶対　老人会に
　　　行くのはイヤな　ひねくれもの
まわりとオイラ　なんとなくだが
　　　浮いていないか　気になる年頃
じっと足元　見つめながら
　　　大丈夫じゃん　ついてるついてる

みんな　やってるかい
　　　（やってるやってる）
オレ　浮いてないかい
　　　（浮いてる浮いてる）
今　楽しんでるかい
　　　（楽しい楽しい）
だったらいいじゃん
　　　（いいじゃんいいじゃん）

全部の歯無し　歯痛無し
　　　全部の痛みは　ほっておく
自然に治る　大局観
　　　歯無しのはなしは　上から目線
なにかのお役に　たてればいいと
　　　思う気持ちが　からまわり
これが独りよがりと　いうものなのか
　　　一人よがるのも　悪くはないか

みんな　やってるかい
　　　（やってるやってる）
オレ　浮いてないかい
　　　（浮いてる浮いてる）
今　楽しんでるかい
　　　（楽しい楽しい）
だったらいいじゃん
　　　（いいじゃんいいじゃん）

心はいつも　愛に飢えてる
　　　だけど今さら　枯れたふり
世間体が　悪いからと
　　　ここだけ老人　ぶってみる
愛が抜けた　人生なんて
　　　あるわけないじゃん　だれだって
独居老人　嫌いな言葉
　　　ちょっとだけでも　誰かを愛そう

みんな　やってるかい
　　　（やってるやってる）
オレ　浮いてないかい
　　　（浮いてる浮いてる）
今　楽しんでるかい
　　　（楽しい楽しい）
だったらいいじゃん
　　　（いいじゃんいいじゃん）