足踏み
「足踏みは弓を射る場合、その基礎となる最初の足の踏み方―足がまえ―である。矢が正しく的に中るためには、まず正しい姿勢を作ることが必要で、そのためには正しい足踏みをしなければならない。単なる足開きではない。
「足踏み」は、射位(弓を射る位置)で脇正面に向かって立ち両足先を的の中心と一直線上に外八文字に踏み開く動作である。その角度は約六十度で、両足先の間隔はおよそ自己の矢束とする。この足の開き . . . 本文を読む
窪田先生は教本第一巻にない項目も書いておられるので記しておきます。
跪坐からの立ち方(四巻238頁)
①跪坐から立つときも、跪坐するときと同じく足腰だけの動作でなく、きちっと立ってゆく心が添えられていなければ残身は取れない。
②吸う息で上に伸びながら腰を切り(腰から伸び上がる)、吐く息でぐっと下腹を出して吐く息から吸う息になり、その息の流れにつれて左足を踏み出す。
この左足は右膝 . . . 本文を読む
やっぱり「引分け、会、離れ」は毎日、射毎と言えるように変わっています。
今日の結論
引分け
傘に開く
傘に開く
傘に開く
肩を回し
肘を回し
矢尺
口割れ
会
肩に重ねて
傘に開く
大きく
大きく
(胸を)開いて
離れ
開く
的を引き寄せる引分けや会は巻き藁では可能でしたが、的前では出来ませんでした。腰を入れて全身を開くような引分け・会でないと、全身を使うものでないと真の力は出せなか . . . 本文を読む
8.揖
教本第一巻要約抜粋
本座における最初の揖は「只今から演武させていただきます」、終わりの揖は「有り難うございました」の気持をこめて行う。
揖の動作は上体を10センチ屈し、揖を終えたら上体を静かに上に伸びるようにして起こす。両手の位置はそのままにして動かさない。
背を丸めたり首を曲げないようにすること。
窪田先生
6,揖(教本四巻238頁)
①揖は約10センチ程の屈体である。心を込めて . . . 本文を読む
7.礼(坐礼・立礼)
礼は相手に対する敬い、親愛の心を表すことである。そのためには誠の心がなければならない。礼は深い教養が表に現れ、威儀があり、典雅な動作であることが肝要。
(イ)深い礼
○弓矢を持たない場合の坐礼
坐った姿勢のまま背筋を正しく伸ばし、上体を屈しながら両手は腿の両脇におろす。これを指建礼という。
腿に沿って前方に運び、指先を膝頭に並べて床につける。これを折手礼という。
上体が . . . 本文を読む
6.坐しての回り方(開き足)
跪坐の姿勢から(一方の膝が生きている場合は、いったん両膝を床につけ)吸う息で腰を真っ直ぐ伸ばし息を吐く。
ついで回る方向に意を注ぎ、息を吸いつつ腰を回しながら、左に回るときは右膝を左の膝頭に90度に運び(両膝がなるべくはなれないように)、
ついで右踵に尻をつけるように腰を深く回して向きを変える。
これに伴って左足は自然に右足に寄り跪坐の構えをとって、息を吐く。
すなわ . . . 本文を読む
本日の引分け・会(日替わりメニューで毎日変わります。「日々是新たなり」、君子豹変す、です。)
昔の神話に神様が島を引き寄せ引き寄せて日本を形作ったという話を聞いたことがあります。
そのように「的」を引き寄せ、引き寄せることをイメージした引分け・会を試行しています。傘を開くのはどこかに言ってしまいました。
引分け:
(引き分けの前に充分息を吸って、的を引き寄せるという気迫を出す。)
的を引き . . . 本文を読む
射品・射格の向上について
射法射技の研修、礼に即した体配の修練をしているつもりでしたが、体配についてちょこちょこ指摘を受けるし、射品・射格は無いと言われています。
離れが弱いとも言われ、気迫の離れは日本選手権に出ている先生も指摘されていることで、弓道最大の難問として研究して来ました。
ここに来て、射品・射格の向上をと言う指摘です。どうしたら射品・射格は向上するのか見当も付きません。
. . . 本文を読む
射方射技の研修をし、礼に即した体配の修練をしている積もりでしたが、行射に心がこもってない、射品・射格の向上を目指すべきだと指導を受けました。
そう言えば、礼に即した体配の修練の次が、射品・射格向上ですので、もう一段上を目指せと言うことでしょうか。指導を生かして勉強をはじめました。
どうしたら射品・射格は向上するのかを考えていましたら、弓道教本第四巻窪田真太郎先生が弓道理念を書かれ「射品・射格 . . . 本文を読む
体配の要点は単に動きを知っていると言うことでは射品・射格は向上しないのです。動作に息合いを使うこと、教本第一巻P62の動作の注意点8項目を常に心掛けることが射品・射格向上の要諦と考えることと思います。
取りあえず教本に載っている動作の勉強を続けます。
坐しての回り方(開き足)
跪坐の姿勢から(一方の膝が生きている場合は、いったん両膝を床につけ)吸う息で腰を真っ直ぐ伸ばし息を吐く。
ついで回る方向 . . . 本文を読む
射会では会は全然持てませんでした。
今日はどうしたことか矢が前に出ました。その上体配も悪い。
会については、的を引き寄せるイメージを考え、上手く行くかを試行しましたが、なれないので上手く行きませんでした。
私は、的は、目標の象徴で、昇段・昇格という審査に合格したいというのも一つの目標です。その目標を達成して喜びたいと思うのです。それを脳に教えるのです。
私の脳は「会みたいな苦しいこと . . . 本文を読む
体配がダメだと指摘を受け、どうしたら良いのか悩んでいます。改めて体配の勉強をやり直しています。
こうしてやらなければならないことを書き出してみて如何に自分がやっていなかったかを痛感しました。
審査まで後2カ月、間に合いそうにもありませんが、次もあります。気長く行きます。体配は息合いが大切と言うことが分かりました。そればかりではなく心も大切でしょうが、教本第一巻と四巻の窪田先生を勉強すれば良いので . . . 本文を読む
鈴木弘之先生の波が寄せてくる会を試行しましたが、波が寄ってくる前に離していました。でも6秒近くはあってそれが晴れの場で出ればいいのですが、・・・
「引分けて来て、矢が頬に付いてもなお引分けを続けている心気・気力が必要なんです。」と言う伊沢先生のメモと「波が寄せてくる」を合わせて、「的を引き寄せる、的を引き寄せる、的を引き寄せる、まだだよーまだだよー・・」と言う案を考えました。早速巻き藁で引いてみ . . . 本文を読む
体配が出来ていないと指摘を受けました。そう言えば離れや会をどうすべきか考えてきました。体配は以前は勉強していましたので知っていると思っていましたが、知っていることとやれることは違うのです。また、やれても射品・射格の向上は別問題なのです。射品・射格の向上はどうしたら図れるかを勉強し直しています。
すわり方、教本
(イ)正座
立った姿勢から吸う息にて足を約半足後方に真っ直ぐに引き息を吐く。
ついで . . . 本文を読む
教本をめくっているとメモがみつかりました。
1986.7「弓道」誌 伊沢先生
「引分けて来て、矢が頬に付いてもなお引分けを続けている心気・気力が必要なんです。
人間は辛いことを仕果たしたときに、ある程度の満足を得ます。会に至れば直ぐ放す人では、会の味わいと言うことをついに知ることは出来ないでしょう。」
昔の「弓道」誌」には勉強になるものが沢山ありました。
昔、私が練習していた道場は神社の片隅に . . . 本文を読む