弓道修行日記

このブログに、弓道修行する中で、学んだこと、考えたこと、試行したこと等を書き残し弓道修行の友とする。

試合に勝つ“脳”の使い方ー弓道にどう生かすか

2009-05-27 | Weblog
2009.5.12クローズアップ現代で「試合に勝つ“脳”の使い方」「勝負強さは“脳”が決め手」がありました。 弓道の上達、特に会が持てない原因は”こころ”の問題と考えます。こころとは脳です、脳の使い方で克服する道はないかと文章化しましたのでお示しします。  世界の大舞台で実力を発揮できた選手、そして出来なかった選手、その違いを脳科学をもとに解き明かし、本番に生かそうという試みが始まっています。 . . . 本文を読む

離れの分析ー2.離れ

2009-05-25 | Weblog
 離れは前にも記したように、大きく分けて、 ①離れの動機があって、(投稿済み) ②具体的に弦が弦枕から離れがあって、 ③離れの方向があって、 ④残身に至る妻手の軌道がある、 と言うように四つの点から考えるべきであると考えました。 ①の離れの動機は投稿済みですので参照して下さい。 ②の離れについて考えます。 弦が弦枕から離れるためには、私が考えたことは (あ)妻手の捻りを戻す離れ、ねじが外れるよう . . . 本文を読む

機関誌「弓道」にお願い

2009-05-22 | Weblog
 「弓道」を取っていますが、30分で読み終わります。読むところが無いというか参考になるところがありません。 ①審査結果に多くのページをとっていますが、全然不要です。 ②地区の射会の紹介もほとんど不要です。北海道のことを九州の人が見るでしょうか。 ③私たちは弓道が上達したいのです。その方法の参考になるものが欲しいのです。  上達のポイントはここだ。というようなことを知りたいのです。 2009.5. . . . 本文を読む

弓道の教え方ー分習法、パス主義、相互主義

2009-05-22 | Weblog
 何事も教え方の上手い下手があるように思います。  私は、指導者はカルテのようなものが有ればいいのではないかと考えていましたら、実際に作っている先生がいらっしゃると言うことを聞いたことがあります。 「この人はここに問題があるのでここを重点に練習しなさい。」という指導の記録です。 と言うのも勝手を指導されたから直して見て貰おうとしたら、先に指導されたことを忘れられたのか、手の内を指摘されるのです。勝 . . . 本文を読む

親指返しの原理

2009-05-20 | Weblog
 親指返しは前腕を前に伸ばし、親指を上に伸ばします。この親指を左に水平に前腕を捻って拳を回せば親指も回ります。次に親指が右を向くように回します。この時鋭く回します。これが親指返し、ドアのノブを回す離れです。腕を回すから親指が回るのです。右に回すとき親指を押さえている中指を跳ね上げる感じで親指を返します。引き分けで妻手を内に捻り、親指第一関節(懸口)の下で鉄棒の先が1センチくらい曲がったもの、その曲 . . . 本文を読む

弓道教本第一巻の問題点と対策

2009-05-20 | Weblog
 弓道の発展を願って弓道教本第一巻の問題点を考えてみます。1.弓道教本作成の背景 弓道は流派があって諸流派が林立していた。全国的に統一基準で審査を行うためには、これを全国統一版として一本にまとめる必要があった。2.弓道教本の作成方法各流派の良い所を取り入れることにした。3.問題点①一冊の本をハサミとのりで作成したので、統一性、論理性、まとまりにに欠け重複もある。一人の人が最初から最後まで書いたよう . . . 本文を読む

弓道の教え方ー重要性の原則

2009-05-19 | Weblog
 5月17日テレビスポーツ教室で「弓道」が放送されていました。指導者は増淵教士で、射法八節の基本を指導されていました。筈が欠けた矢で引き分けて矢を落とさない引き分けは勉強になりました。私は取りかけは、最近矢を何回も落として変えたのですがその変えた通りのことを指導されていたので、正しい方法であったと安心しました。テレビでは初級の弓道の説明で、テレビを見ていたら誰でも直ぐに出来そうですが、この先中級の . . . 本文を読む

離れの工夫ー親指返し

2009-05-18 | Weblog
 離れを「懸口を一文字に引き抜くように後ろ的を打つように飛ばす」という離れを試行して来ましたが、ビデオで見ると残身近くで手先が返りぶれたようになります。やっぱりぴたりと決まった方が見た目がよいので修正することにしました。 懸口の真ん中に軸があってその軸を中心に的の方向に向いて親指を180返すのです。それはドアのノブを回すような感じでくるっと返すのです。親指を上に跳ねる離れも有りますが、前腕全体でノ . . . 本文を読む

メンタルトレーニングを考えるー3

2009-05-16 | Weblog
メンタルトレーニングの続き 前回お話ししましたが、「人の心は外から見える」という法則みたいなものがあるんです。ですから最初から心の部分を変えようとするんではなく、昔ながらの方法躾の仕方、私は森しんぞう先生の本をとっても尊敬して読ましていただいていますけど、例えば森先生は三つのことだけ教えてくれ、①返事の出来る子、②挨拶の出来る子、③靴を揃えられる子、と書いておられます。これを私は大学生にも教えて . . . 本文を読む

メンタルトレーニングを考えるー2

2009-05-16 | Weblog
(会を持つ方法の一つとしてメンタルとレーニングが生かせないか研究のためラジオ放送を録音し紙に落としました。その続きです。弓道以外でも有効と考えます。) (前記時から続く) 例えば「意欲」ですがこれはやる気のことですね。最近一週間で結構ですから、お仕事でも、勉強でもスポーツでもいいですから、自分が今やりたいこと、対象としていること、そのことを思い浮かべて下さい。選手だったら朝起きたときに今日の練習 . . . 本文を読む

会を持つ脳の使い方ー1.メンタルトレーニングを考える

2009-05-16 | Weblog
 やっぱり先生の前や射会では会は持てません。会が持てなかった人がが持てるようになったという話は良く聞きますので、私も工夫努力して何とか克服したいと頑張ります。 「会ではいろいろやらなければならないんだ。詰め合い、伸び合いは不可欠である。そのためには6秒位は要する」ということである。私はああしようこうしようといろいろ試行してきました。稽古では出来るが、本番では出来ないのです。晴れの場で出来るように抜 . . . 本文を読む

弓道教本初級編と上級編の作成が必要では

2009-05-15 | Weblog
 弓道30年史に弓道教本第一巻作成の経過や苦労話の座談会が掲載されていますが、その中で「教本の第一巻は五段程度の方々を対象として書いたものなのです」「称号受有者、高段者には更に詳しく、より深いものが必要なんです。」「実技と共に、心、気の修練についての具体的な方法など、こうしたことは更につっこんだ指導をしなければなりません」「もう一歩進んだ、各所各部におきてくる気持ちと心がけの問題を知らないんです。 . . . 本文を読む

離れの分析ー1.離れの動機

2009-05-13 | Weblog
教本や弓道書を読んで離れとは何かを考えました。 離れを分析すると 1,離れの動機 2,離れ 3,妻手の軌道 以上、大きく3つに分けれれます。 離れの動機とは ①何も考えてはいけない、 ②角見を利かす(弓手の小指をしめる)、 ③丹田を張る、 ④丹田からの気合いの発動、 ⑤胸を広げる、 ⑥肘を後ろに突く、 ⑦上腕後ろの肘に近いところを引き回す、 ⑧上腕の中頃を引き回す、 ⑨手首を引き回す、 ⑩拇指を . . . 本文を読む

弓道教本第一巻に見る「会」

2009-05-10 | Weblog
会についての考察(抱え、預かり) 1.弓道の一番難しい所と思われる所は「離れ」ですが、離れの元は会にあり、離れを研究する前に会についての研究が必要であります。 まず、弓道教本第一巻や弓道書で、会についてどのように記されているかをことを拾い出して真理を探る方法の一つとします。 2.弓道教本第一巻から抜粋 ◎会について (1)形の上からは引分けの完成された状態をいうが、心理的には無限の引 . . . 本文を読む

雑誌「弓道」、誤りではないかー阿波研造遺文をめぐって

2009-05-10 | Weblog
 以前、雑誌弓道に阿波研造先生の遺文が連続して掲載されていました。 研造先生が亡くなられた後、残されたものを整理していたらメモ書きが沢山出てきたというのです。そしてこの遺文が研造先生の研究であるものとして、その難解な内容を桜井保之助先生がまとめ解説されていたものですが、この中には阿波先生が自分で考えられたものと、他から学んでこれはよいとメモしたものがあるのではないかと考えられるのです。  それが . . . 本文を読む