定年退職して、趣味として弓を引いている方も多いと思います。学生さんも部活の一つとして毎日練習に励んでいることでしょう。
しかし、我々が生活しているこの日本は破滅の方向に進んでいるのです。
昔から、国の借金が年々増加しているのは聞いていましたが、何とか政府はやってくれるものと思っていました。人任せだったのです。これがいけなかったのです。
財政赤字で国債を発行しているということは知っていました、 . . . 本文を読む
前稿で「弓芸を考えるー4.離れを考えるー6糸を切るような糸切りの離れ」を投稿し、練習をしています。
引分けを考えた場合、ゴムの方が感じが出るように思い、糸をゴムに変えることを考え表記のタイトルになりました。
と言うことはゴム弓みたいになりますが、私のイメージはゴムを伸びる極限まで引いてそれ以上引くと切れるという極限まで引くのです。
と、ここまでは糸と変わりません。
さて、極限まで引いた糸・ゴ . . . 本文を読む
前稿で「弓芸を考えるー4.離れを考えるー5猫の首輪の離れ」と言う記事を書きました。あの弦枕から弦をどう離すか、弓道を始めた頃から気になっていましたが、何も考えずに引っこ抜けということと考えました。これが岡崎先生が言うひっかく離れではないかと想像していますが・・・
今日は「糸切りの離れ」と言うことを考えました。案になるかどうかです。
この糸切りについては弓道教本第二巻で浦上範士が
「離れは . . . 本文を読む
前稿で「弓芸を考えるー4.会・離れを考えるー4前腕はゴムだ、太鼓を打て」と書きました。
何時だったか、素人の大離れを見習えと教えられたことがあります。確かに初心者で横一文字に開く離れをする人がいます。ただこの素人の大離れは右肘までまっすぐに伸びていますのでそこがおかしく見えますが、・・・。
でも、参考にすべき離れです。それはどうなっているのか科学的に調べる必要があると思っています。
それが引き抜 . . . 本文を読む
これまで「在るべき弓道を考える」と書いてきましたが、それを弓道の芸術面と考えて「弓芸」と言うことにしました。(私が勝手にですが・・・)
では弓芸と弓術とはどう違うのか、飛貫中を目指すのと芸術面を重視するという違いです。弓道教本第一巻は弓術と弓芸の両方が書いてあると考えます。弓道は2つの部門があるとすれば良かったのです。それを一緒くたにしたのです。
流派で言うと日置流は弓術、弓道の前身、昔の弓道 . . . 本文を読む
在るるべき弓道とは弓道を弓術と弓芸という二つの部門に分け弓道の芸術化を考えようと志向しています。それがどんなものかはまだしかとは分かりませんが、理想の残身を考えてそこから離れ、会と考えてきています。今回は会に至る引分けを考えます。
引分けについては「引分けは伸筋で押し伸ばせ」で伸筋を使う引分けを考えました。
これを言葉で表すと
①上に伸び
②上に伸び
③大きく
④大きく
⑤肩を回し
⑥肘を回し . . . 本文を読む
バンクーバーオリンピックのフィギャースケートに1990年生まれの少女が歴史に残る金メダルを巡るハイレベルの闘いをし、その得点がともに200点を超えた。
一つしかない金メダル、その勝敗を分けたのは金メダルへの戦略がキム選手側にあったと言えます。
浅田選手は競技後のインタビューで「このジャンプであと9点貰えると思っちゃった。そこでやっぱり演技に集中してなかった」とインタビューに答えていました。
. . . 本文を読む
前稿「在るべき弓道を考えるー4.会を考えるー2(弓に勝つ心)」で123456の会を考え「5は下筋の無限の伸びを行います。5ーとのばしても構いません。でもあまり会が長いのも善くありません。
6は肘から先を、弽を内に捻ります。離れのためには外に捻らなければなりませんが、離れは考えないで逆に離さないようにねじを締める感じです。」と書きました。
その後、これに従って練習していますが、しっく . . . 本文を読む
弓道とは何かを考え、いろんな種別があると考えるべきだと書きました。
弓術(近的、遠的、騎射)、弓芸(弓道の芸術化)、弓禅(弓は禅の修業の手段)、大射道教(弓は人間を育てる道)・・・
そこで「弓聖 阿波研造」の本を見ましたが、難しく書いてあります。
『(1)射は天の道なり
①射は天の道なり
無発
天地大團円
離脱理弦
宇宙遍満音
霊箭虚空を照らす
(2)在来の弓術は斗争裡にお . . . 本文を読む
前稿で会について
「縦線を1,2,3、横線を4,5,6と最低6節で行う様にすることを考えました。
何故1,2,3,4,5,6とするのかと言うことですが、なにをするかの意識をプログラメ化しその意識を順序よく間違いなく実行できるようにするためです。」と書きました。
もう少し説明を加えます。
会は会者定離から来ていると言われますが、私は会は残身に向かう途中と考えます。ですから引分けを続けていると言 . . . 本文を読む
会の要件を考えてみましょう。
①矢尺を引く
②口割りに合わせる
③的付けを正しくする
④縦線を伸ばす
⑤横線を伸ばす
⑥縦横十文字、四方八方に伸びる
⑦中心点、中心線、重心を正しく
⑧弽は内に捻る
⑨深い会
⑦は足踏み、胴造りで正しくやっているべきものでしょう。
引分けの終わりには矢尺を引き、口割りに合わせます。
縦線は足、腰、肩・頭と上に伸びます。
横線は会の中心から下筋を伸 . . . 本文を読む
このブログの2010.3.3に「在るべき弓道を考えるー1.残身について(原始体形とは)」と書いて、理想の残身を考えましたが、その時は両手の高さを肩の高さにおきました。しかし、その後機関誌「弓道」に載ったいろんな残身の写真を見ていると両手は肩よりやや上に反り上げた形の方が芸術的によいように思いました。
弓芸は個人の芸術観で射をまとめればよいと思いますが、万人が「善い」と判断するものが目指すべきも . . . 本文を読む
離れは弓道一番の難しいところで、良い射と悪い射が決まる重要なポイントと考えます。
このブログでもいろいろな先生の離れ論を勉強していますが、離れはこうだというのは難しいと思っています。いろいろ勉強したら却って分からなくなるという原則があるのです。
私は弓道の真理を探求したいと考えています。理想の離れをなんとか研究したいと思います。
その方法として、離れの文献を調べ、学説を調べ、真理を見いだす . . . 本文を読む
弓道をどう統一するかが考えられたとき、弓道には大きく分けて、①礼射部門、②弓術部門の2部門がありましたが、この弓術部門が多くの流派に分かれていましたが、源流は斜面打起しの実利の射の日置弾正正次を創始とする日置流です。
その日置流が江戸時代に三十三間堂の堂射がはやり、それは流派のオリンピックの様相があり、四つ弽の堂射系が生まれました。
その後、明治になって本多利実翁が「実利の射 . . . 本文を読む
スケート競技は①スピードを競う競技、②技術・芸術性を競う競技フィギュアスケートと大きく二つに別れています。スピードを競う競技も短距離から長距離、グループ競技、等いろいろあります。弓道も大きく分けると、①歩射で的中(得点)を競うもの、②歩射で技術・芸術を競うもの、③礼射を行うもの、④騎射、と四つに分けることが考えられます。この他に考えられるのがやり投げのように飛距離を競うものが考えられますがこれは現 . . . 本文を読む