前腕を鈍角に開き、L字にするくらいの気持で、前腕に内側の親指を伸ば筋を伸ばしに伸ばす、引分け、会に入っても、上に伸びて、上に伸びて、上の伸びて、と上に伸ばすことが横線の開き、張りになり、そして上腕の中程の内側で開く、そこを的に合わせて無限に大きく、と開きたいのですが、現実はここまで来ない内に離れてしまいます。
それがいいことなのか悪いことなのか分かりません。自然の離れと言えば言えます。まだ離 . . . 本文を読む
離れをいろいろと試行して、槌打ちの離れという結論に至りました。
それは中段の離れになります。
親指の腹(懸口)が向いた方向に切る離れです。これが素直で、自然でよいように思います。
親指の腹、懸口は会で前腕が捻られていますのでやや上を向いていると考えます。
その親指の腹、懸口が抜いた方向に切るのでやや斜め上の軌道をとって残身に至る槌打ちの離れです。
腕中と言いましたが、撓骨と尺骨を水 . . . 本文を読む
「牧童が牛を探し捕らえるまでの過程を描く十牛図は、代表的な禅宗的画題のひとつで、牛は、心理、本来の自己、仏教における悟りを象徴している。牛を得ようとする十牛図は、すなわち本来の自己を探し求める旅、悟りへの道程である。」とありました。
阿波研造先生の遺稿の中にも十牛図がありました。弓道の修業は禅の修業を同じと考えられたのでしょうか。
禅の修業の方法の一つとして弓道が採用されている所もありま . . . 本文を読む
前稿で「縦線の伸びが横線を伸ばす」と縦線の伸びが横線を伸ばすと書きました。また、前前稿で「腕中の上段の離れ」と言うことを書いています。
これらを道場で試行しましたが、思ったようには行きません。今後練習を重ねことで良くなるものと考えます。
練習していて「腕中の上段の離れ」も問題がありました。残身で肘が下がることがあるのです。
いろいろ試行していて気づいたことは、腕中で引き分け、会も腕中 . . . 本文を読む
2009.10.27
木の生長と同じように木の幹が上に伸びるから枝が横に張る。これが堂々とした大樹となるのです。(そのように教わりました)
そのイメージを傘に例えて、傘を開くのを傘の先の方を押すと開く、そんな感じと思っています。傘の向きは流派で異なるようで、印西流では胸辺りあって脇正面を向く感じと推定しています。背中の肩胛骨の下辺りに傘の先があってここを押すと前面が開くのです。ですからこの . . . 本文を読む
2009年10月26日
前稿で離れを「懸口を後ろ的(仮想の的)に向けて懸口を転がすような、レールの上を滑らせるような離れをさせる」と書きました。
このことを、もう少し詳しく述べますと、イメージとしては前の的とその反対方向にある残身の位置までに軌道があって、その軌道の右手の取懸けする位置に2センチほどの突起が有るのです。
この突起に懸口を当て、懸口を内に捻るように会まで引分け、離れはその . . . 本文を読む
弽の帽子の先の中指を載せているところがすり減って中の木が少し見えるようになってちょっと滑るようになっていましたが、弓具店に行くのも面倒なので、ぎり粉を沢山つけて使っていましたが、しかしちょっと調子が悪かったのです。
そこで、帽子の先を中指で押さえる取懸けにしました。これで絶対に弦は外れないと思っていましたが、この取懸けは良くないと「弓道」誌に書かれていましたけれど、どの様に悪い . . . 本文を読む
昨日は背伸びする射を考えて、
「 胴造り;足を踏み腰を入れ背伸びする(足は地軸を貫き、頭は天に沖す)
打起し:背伸びをする、背伸びをする、大きく大きく
大三へ:背伸びをする、背伸びをする、大きく、大きく
引分け:背伸びをする、背伸びをする、大きく、大きく、肩を回して、肘を回し、矢束、口割れ
会:背を・伸ばす、背を・伸ばす、背を・伸ばす、背を・伸ばす、と背を伸ばすことを繰り返す
離れ:上段の離れ」
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会が全然持てませんでした。「肩に・重ねる」だけに集中しようとしたのですが出来ませんでした。 会でも「背伸びする」ように指導を受けましたので、これ一点を実行する射に変えることにしました。 胴造り;足を踏み腰を入れ背伸びする(足は地軸を貫き、頭は天に沖す)打起し:背伸びをする、背伸びをする、と上に背伸びしながら 大きく大きくと大きく打起す大三へ:背伸びをする、背伸びをする背伸びしつつ右肘を張 . . . 本文を読む
ロボットの研究が盛んに行われています。人間と同じ動きをさせるのにどの様に機械を作製しその機械をどの様に動かすか、プログラムの作成が行われています。
だんだん人間に少しずつ近づいてきているように思います。
しかし、人間の域にはなかなか達するのは難しいことでしょう。
私は信号がないところの道を自転車で横断しますが、左右を一瞬見て安全を確かめられます。進んできている車のスピードと私が渡るスピ . . . 本文を読む
会から離れにはギアチェンジが必要でそれをどうすべきか考えています。
「肩に、重ねる、肩に、重ねる」とゆっくり矢を肩に接近させた後、どの様な離れをし、そこにどう結びつけるのか、最後の詰めの所です。そこがなかなか難しい。
ギアチェンジの為に「懸口」とか」「捻って」と懸口を捻りもしてみました。ここまではどうやら到達できますが離れにつなげるのが難しい。
「一気に残身」と言うことは、会の「懸口」 . . . 本文を読む
私は理想の残身、それを「基本体形」と考えています。この基本体形は四っつの三角から構成されていると以前の記事「私が考えた弓道の基本体形ー縦長の星形」で書いています。
「①足踏みで両足と丹田の正三角形、
②胴造りで両足と頭の二等辺三角形、
③引分けで丹田と両手の逆三角形、
しかし、一般的な残身は右腕が肘から曲がっている状態で残身となっています。これで右腕が伸びれば縦長の星形になり、それが基本体形です . . . 本文を読む
前稿で、上段、中段、下段の離れを考えました。
今日道場で中段の離れを試行しました。まあまあでした。
次に上段の離れを試行しました。
前稿で上段の離れを、「腕・拳を上に回し上に向けた太鼓を打つイメージ、或いは杭を打つイメージを考えました。これにはもう一つ拳で後ろ的をストレートで突くイメージも考えています。」と書きました。
そこで、太鼓を上から打つことをイメージて離しましたが、肘が角度の . . . 本文を読む
私は離れは大きく3つに分けられると考えています。
①左前腕を内に捻って捻りつつ水平に離す離れで、これを下段の離れと言うことにします。残身では掌が下を向きます。
②左前腕を内に捻っているが、離れでは捻りが戻りつつ水平に離れる離れで、これを中段の離れと言うことにします。一般的な離れで、残身で掌は脇正面を向きます。
③左前腕を内に捻る所は変わりませんが上に向かって親指を跳ね上げ上に回転する離れで . . . 本文を読む
今日の打起し、大三、引分け、会、離れ
①胴造り:足を踏み、腰を入れ、背伸びをする、やや前傾で、腹に気を置く
②打起し:吸う息で「肩を回し、肩を回し、大きく、大きく」と伸びやかにユッタリと打起し、息を丹田の吐く
③大三へ:吸う息で、「肩を回し、肩を回し」と右肘を上になるように肩を回し、「大きく、大きく」で肩胛骨を入れ、肩前の胸の両端(カム)を張り大三になる。
④引分け:「背伸びをして、背伸びをして」 . . . 本文を読む