今はアメリカで子育て

夫の転勤で、子連れで再度渡米。子どもがどう英語を獲得していくのか、記録します。

寛容なアメリカ人

2006-07-20 | Weblog
渡米する前に、アメリカに留学していた日本人から「アメリカのサービスは期待しちゃいけない。中南米やアフリカ並だから」と忠告を受けていた。確かに、移民や高等教育を受けていない人たちが低賃金のサービス業につく割合は多いと思う。それにしても、、、スーパーのレジの人たちの態度には最初閉口した。ジュースやお菓子を食べながらレジを打ったり、隣のレジの人とおしゃべりしていたり、どんなにお客さんが並んでいても、そんなの全く気にせずにマイペースにゆっくり仕事をしている。もっと驚いたのは、アメリカ人がそんな悪いサービスにも関わらず、ただじっと待って、黙っていることだ。まあ、イライラしたところで、結果が変わるわけでもないからだろうか。レジの人には、チップが払われないから、レジもやる気がないのだろうか。

私も、すっかりアメリカ人のように悪いサービスに寛容になり、どんなに時間がかかろうと黙って何事でもないように冷静さを保つことができるようになった。先日、フィラデルフィアで一番大きい郵便局に手紙を取りに行ったとき、窓口に30人ぐらいの人が並んでいた。今日はやめて帰ろうかとも思ったけれど、せっかく来たんだからと思い直し、並んでいた。2つ窓口が開いていたが、ひとつの窓口のスタッフは何をしているのか私が列に並んでから10分以上たっても作業が終わらない。。。お客さんも不必要に長い間待たされて疲れているようにみえる。やっとのことで、開放されたお客さんは、超スローなスタッフに"Thank you"と言って去って行った。まあ、Good-byの代わりの挨拶なんだろうが、「あー、さすが寛容なアメリカ人!」と思った瞬間だった。

自己批判の日本人と自己弁護のアメリカ人?

2006-07-20 | Weblog
たまたま今チューターしている2人のアメリカ人が似たような態度をとっている。それは、自己溺愛&自己弁護。ある悪い結果が自分のせいであっても(自分が悪いと思っていないのかもしれない)、決して非を認めず、自分を弁護する言葉をつらつら並べたてる。ときには、相手を批判までする。日本人なら、たとえば約束を破ったらすぐに謝るだろうに、どっこいこのアメリカ人はそうはいかない。それは一体どこからくるのかと考えると、やはり自分のことが大好きなんだなあ。自分の間違いや能力の低さを認めようとしない。日本人なら、「自分は○○が苦手だから、人一倍がんばる」というように、自分のネガティブな部分を認めてこそ、対策をたてて人並み、それ以上になるよう努力するのに。
逆に日本人は、自己批判が強い。自分の責任じゃないのに、自分のせいだと思ってしまうところがある。自殺率の高さは、そんな日本人の性格から来ているのかもしれない。リストラされた日本の中年男性の自殺率が高いという話を、スペイン人に話したら、非常に驚いていた。「スペインだったら、自分を殺すんじゃなくて、上司を殺しに行くよ!」