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急行特急は行く…

急行特急THが、気のみ気のままに形創るブログ

午後は暖かく、花も華やぐ150304

2015年03月04日 23時28分48秒 | 急行特急TH発2007年→2019年5月1日AM11:59
これが昨日の雛祭りの天候だったら良かったのに――と思える午後であった。天気予報よりも天候回復遅れぎみな感じであり気温の上昇もそうだったが、暖かい時にはなった。

↑今日一番最初に見つけた小さな黄色い花。名前は知らないがよくこんな所で、咲いたなと思えた瞬間であった。

↑梅の花の咲き具合は抜群であったし、夜も比較的暖かで、夜桜見物には良いかもなと思えた。夜の梅も綺麗だったりするのだろうか?

私にも人生に春が来てほしい~なんて思ってみたり。

木田麻衣子のMorning on 【150304】

2015年03月04日 08時02分53秒 | 急行特急TH発2007年→2019年5月1日AM11:59
木田麻衣子「おはようございます、モーニングオン第2幕、担当は私、木田麻衣子です」
隔駅停車塚村尚人「おはようございます、隔駅停車塚村尚人です」
布団|∵=) ̄博士「博士兎も来た兎ひゃー」
木田麻衣子「はい、何時ものメンバーでやって参りました。あら?このボタンは何でしょ?押してみましょう」
カチと音がする
冥王星猫⌒|壁
布団|∵=) ̄博士!!→食いつく→冥王星猫のほっぺた
冥王星猫「にやあ゛っ!」
隔駅停車塚村尚人「博士兎さんの幸せが105上がりまして、猫と共に消えて参りました」
壁|Express密偵団1)「隔駅停車塚村尚人とExpress塚村尚人が似せ芸名を騙ることで、東町奉行向島伝七朗――」
――強制的にCMが入る――
木田麻衣子「はい。不可笑い・理解不可時代劇は、隔駅停車塚村尚人さんとと共に本日は幕を下ろしました。本日は強制的にCMを入れまして、対処となりましたが、次は一体どうするおつもりなのでしょうか?毎度のマンネリに私も疲れがたまって参りました。では、ここで、今日の動き、天気予報、交通情報は――略――。それでは、本日もどうぞ御幸せに御過ごし下さい。以上、モーニングオンでした」

Morning on Wednesday【150304】

2015年03月04日 07時07分07秒 | 急行特急TH発2007年→2019年5月1日AM11:59
涼風鈴子「はい、おはよざいー、涼風鈴子だよー、モーニングオンだよー」
布団|=) ̄博士⌒バナナの皮
涼風鈴子「今日も、博士兎か」
布団|∵=) ̄博士「出てきた兎ひゃー」
涼風鈴子「まあつ、ネタギレだな。さてえ、番組には何故か、肉食の佳人と年齢様々を名乗る沢山の方々、番組には物凄い数のメールとファックスが来ておりますな」
布団|∵=) ̄博士「おぢいちゃんに用は無い兎ひゃー」
涼風鈴子「昨日の木田さんの番組での臨時ニュースに伴う話の問合せばかり、ファイヤァ~言わんばかりに来とりますが、あだしは白馬のマネジャじゃないんだっつの!誰だよ、白馬の王子様のマネジャなんて言ったのはよ」
布団|∵=) ̄博士「りんりんこっこが、白馬の以下3組15名のおぢいち ゃん達の介護に熱心だから兎ひゃー」
涼風鈴子「やかましいや、兎。何考えてんだよ、白馬・プラチナ・白羊の王子様、公務員、若丸、若様、殿様の嫁はお前だろがっ!」
布団|-=) ̄ZZZ、ZZZ、ZZZ
涼風鈴子「都合が悪くなったからって眠るなぁっ!(落雷)まあ、いい、うるさいのが寝た所で、番組は今日もネタギレにだ。以上、やまなし、かちなし、いみなし、ヲチナシ、ろくでなし、かいしょうなし、のモーニングオンでした」

ライブアイドル1

2015年03月04日 00時24分00秒 | 物語・小説
――登場人物――
私 大学2年 性別:男
“KUKKIE”こと紅黄田 現(くきだ あらた) 大学2年

それは去年の事。
私がライブアイドルと言われるカテゴリーに属する“KUKKIE”と呼ばれる人物を知った。
たまたま私が、よく観る動画サイトで、好きなアニメソングを聴いている時に、何故か、そのアニメソングを歌ってみた、と言うのが目に入り、観てみたら、高目の美声な声が良いなと思い始め、調べていったら、そのアニメソングを歌っていたのが“KUKKIE”で、その素性を知る事になった。だが、その歌声、どこかで聴いた事があることに気づいたのは、“KUKKIE”を知ってから1ヶ月くらいしてからだった。
私は大学付属の私立高校に通っていた口で、7から8割がそのままエスカレーターで大学へ――と言う感じだった。その所為もあってか、秋の半ばに行われた文化祭の後の後夜祭にも高校3年の姿が普通に観る事が出来た上に、執り行われるイベントに参加する数もそれなりにあった。そのイベントの物真似か何かの企画に出てきて歌を歌った奴の歌声に似ていてかつしゃべり声も似ている事に気づいたが、名前も顔も覚えておらずな上に学年も覚えてなかった。
まさかそんな筈はない、私の勘違いだろう、そう結論づけていた。

ライブアイドル2

2015年03月04日 00時23分00秒 | 物語・小説
大学1年から2年への短い休みの時、私は、“KUKKIE”のライブを観覧する事にした。
“KUKKIE”の性別は男。よって会場はほぼ女性であり、性別男である私は浮いた存在になったのは言うまでもない。

「あの人、そっち(同性愛)系?」

と言う目線が痛かったが、そんなものは微塵もなく、ただ、歌声が単純によくて、話も私の好きなアニメ系の事をよく話すので良いかなと思っていたし、どんな雰囲気の人なのか気になったので、今回初めて観覧してみた。
やがて開演時間になりステージに“KUKKIE”の姿が出てくると歓声が上がった。小さな会場なので、後ろの方でみても何とか生の“KUKKIE”の姿を観る事が出来た。その姿は特に飾らなくて、微風を身にまとい、幼さと大人さの両方を兼ね備えた感じの雰囲気で、顔立ちがそれに似合う感じだった。もとから美男系なのは羨ましいな、と思えた。見知らぬ女性観客から慕われるのは、男なら悪い気はしないと私は思う。
MCにオリジナルやカバー(やはりアニメソング中心)曲を歌う。女性アーティストのカバーであっても抵抗なくしかも違和感も少なくやってのけ、凄い、流石は歌手の素質も十分と感じ、歌が終わる度に私は歓声に交じって、賞賛の拍手を送っていた。

ライブアイドル3

2015年03月04日 00時22分00秒 | 物語・小説
大学2年は、音もなく始まった。
春先の陽気な象徴の桜の花が見事に咲き誇ったのは一瞬の事で、新鮮な気持ちはすぐにその風に散っていった。

そんなある日の講義前の講義室でのこと。
何とはなしにスマートフォンをいじっていた私の隣に気配を感じたので、見てみると、彼氏・彼女の関係なのだろうか、2人組が座った。
(へー、いいもんだな)
彼女なんて存在は縁はないので羨ましいことこの上なかった。それにお似合いて雰囲気だった。
(あの漫画の二人もこんな雰囲気なんだろうな)
いつかに読んだ恋愛漫画を私は思い出していた。
(しかし、彼氏なんか“KUKKIE”に似てるな)
他人の空似なんて良くある話である。
似ている顔がある――と言うことはどこにでもいる様な人なんだろう、素の姿は、と思っていた私だったが、彼女との会話する“KUKKIE”似の彼氏の声を聞いていると、あの日のライブのMCで喋っていた声にそっくりだった。
「“KUKKIE”?」
私はいつしかその疑問を声にしてまっていた。
「えっ?」
私の声に反応したのは彼女側だった。
「何に?どうしたの?」
“KUKKIE”似の彼氏が彼女に訊いていた。
「もう1つの顔を知ってる人が居るみたいよ。そこに」
どうする?と彼女はイタズラっぽく笑った時、講義が始まった。


ライブアイドル4

2015年03月04日 00時21分00秒 | 物語・小説
“KUKKIE”似のその人はもしかしなくても本人だった。講義が終わった後にご丁寧に名乗ってくれた。
「紅黄田 現(くきだ ひかる)こと“KUKKIE”です。この間のライヴに居た人ですね」
“KUKKIE”は、右手を差し出したので、私は握手した。こんな講義室でさぞかし変に見えたことだろう。
「やっぱり、このガッコの人だったか。どっかでみたと思ったのよね、何、そっち(同性愛)系なの?」
“KUKKIE”の彼女が、つまらなさそーに訊いて来たので、私は否定した。
「男性で俺を知る人が友達以外で知る人1号になりました」
やはりどこか抵抗ありそうな感じの表情を“KUKKIE”は浮かべた。

(凄い日になったな)
春の半ばの出会いはありふれている。
マイナーの。しかも、本当にコアの男性ライブアイドルに会うなんてことがあるなんて、ベタな言い方になるけれどサプライズ。
(あれで彼女もちなんて良いよな)
一生ライブアイドルで食ってくのはきついだろうけど、と私は過ぎ行く景色に思う。
(「紅黄田 現こと“KUKKIE”です」、か。でも良いよななんか)
本当に一部にしか知らない存在であったとしても、1つの、何の役にも立たないかも知れないけれど、ステイタスを手にしていることは素敵な事に私は思えた。

ライブアイドル5

2015年03月04日 00時20分00秒 | 物語・小説
そんな出会いの翌日の事。講義を1つ終えた私は、次の講義場所へと移動していると、また“KUKKIE”とその彼女を校内で見かけた。すると、そこに“KUKKIE”の知り合いと見える数人がやって来て、何処かへ連れていかれた。
(名前は知られていないとは言え人気者は人気者なんだなあ)
そんな様子を遠目で見ていることに、“KUKKIE”の彼女が気づいたようで、手をふって、私の所にやって来た。
「それ、あんたもとってんだ。実はアタシも。あっ、アタシ、花崎カンナね」
男なれしてる感じだな、と私は思った。
「で、あんたは?」
と花崎は私の名前を訊いて来たので、応えた。
「聞かない苗字だねえ」
「ちょっと珍しいかな?」
私の名前は、曳舟恭一(ひきふねきょういち)と言った。
どこかの地名みたいだな、と思われた方、御名答、そこから作者が苗字をとった。本編とその話は関係ないが。
「あいつは、アタシにノート取らせてサボりなんてあり得ないよね」
花崎が溜め息混じりに言う。
「友達の家でゲームだってさ。良いよね」
怒りの中に淋しさを見せた花崎だった。

ライブアイドル6

2015年03月04日 00時19分00秒 | 物語・小説
講義の教室に、花崎は、友人か彼氏と思われる人を見つけると「やあ」も声をかけた。花崎のどちらかと思われる人の近くには私の友人がいて、どうも会話していたようだった。
「その人は?」
花崎の友人か彼氏と思われる人が訊いてきたので、花崎が耳打ちで事情を話した。
「えっ?マジ?そっち系?」
初めて花崎と出会った時と同じ質問が私に飛んできたところで、講義が始まった。

講義が終わった後、さっきの話の続きになるかと思ったが、花崎はその友人だが彼氏だか解らない人と姿を消した。
「さっきの話はなんだったんだよ?」
私は友人から質問を受ける事になったが、
「あの女(ヒト)は、彼女?」
話はそっちになった。
「違うよ。全然。むしろ、一緒に出ていった方ののなんじゃないの?」」
まだ会って2回目で、そんな事になれるのは、物語の世界の話である。
「ああ、そうだな。アイツなら釣り合うな」
お前には勿体ない、と友人はトンと私の肩を叩いた。

その日はそれっきり、友人から花崎に関係する話は出ず、私は、ほっとした。
花崎の話の先にある、“KUKKIE”。男性のライブアイドルが歌う歌が良いと言っても信じてもらえない上にどうしたって、同性愛なんじゃないか、と疑われるのが現実として正しい。

ライブアイドル7

2015年03月04日 00時18分00秒 | 物語・小説
その翌日の事。
私は、“KUKKIE”を再びキャンパスで出会った。
毎度の様に、講義室で。
今日はひとりの様で、私をみると、つつっと寄って来た。
「おはようございます。昨日、花崎怒ってました?」
と“KUKKIE”が訊いて来た。
「まあ多少は。でも、何かそんなでもなかったのかな――いや、そんなでもなかったですよ」
昨日の様子では、もう毎度の事で慣れた、くらいな感じだった。
「本当に?昨日の仕返しなのでしょうか、今日はアイツがサボりで。大学には来てるんですけど、どうもカフェテリアで話が盛り上がってるらしくて」
良いよなぁ~と“KUKKIE”は溜め息をついた。
「えっ?彼女なんじゃないの?
私は、思っていた疑問をぶつけてみた。
「ああ、花崎は違いますよ。従妹です。同い年の。それと、親からの監視役でもありますね。私が不真面目な学生にならないように。花崎ならとっくに彼氏が居ますし、今頃、一緒だと思いますよ」
「そうなんだ。てっきり彼女かと」
花崎がそうであってもなくても、ありがちな話だな、と私は思った。
「私は、彼女は要らない――って言う以前に、いても、副業がバレたら消えて来そうなので、しばらくは居ないままで良いかなと思ってます」
「そっか」
そのルックスなら十分行けると思う上に、割りと女子からの目線は受けているように私には思えた。