オーストラリア ヒロシのリタイヤ日記

1994年からメルボルン在住のヒロシです。留学後に現地で就職、国際結婚、2020年、55歳からリタイヤ生活。

避暑移住 その2 地下住宅

2023年08月24日 19時44分03秒 | 海外移住

先日は、避暑移住について、書いたのですが、、、今日は、その続きです。

ヤフーニュースで、北海道でも35度、軽井沢でも猛暑と書いてあったので、、日本では、1500メートル以上の山岳地帯か、知床半島や礼文島などの僻地でなければ、もう夏の酷暑からは逃げられない気がしてきました。

ただ、先日、書き忘れていたのですが、、、クーラーがなくても涼しい場所が、もう一つあります。それは、地下・地中です。

実は、南オーストラリア州のオパール鉱山の町として有名なクーバー ペディという町は、夏の暑さが45度にもなる所で有名で、人々は地下に穴を掘って、住んでいるのです。家を広くしようと思ったら、削岩機で壁を削るだけです。まるで、洞窟に住んでいる様なのです。僕はその町に泊ったことはありませんが、多くの観光客が地中生活の快適さを体験しに、その町を訪れるようです。

地中は、年間を通して、温度が18度ほどと、安定していて、冬は暖かく、夏は寒いくらいの非常に快適な温度に保たれています。

実は、ここメルボルンにも、多くの豪邸には地下室があって、それはセラーと言って、ワインなどを貯蔵しておく部屋です。地下室の温度がワインの貯蔵に最適な温度だからでしょう。

韓国には、半地下の住宅で生活している人々がいるそうですが、、、室温は地上の住宅よりも快適なのではないかと思われます。

地下住宅で有名なのは、トルコのカッパドキアという町でしょう。人々は敵から身を守る為に、山に横から穴を掘って、住んだのだそうです。室温は快適に保たれていますから、現在でも人気がある住居のようです。

勿論、地盤沈下が深刻な日本の大都市で、しかも、海抜がゼロメートルの場所で、地下住宅を作っても、洪水が起きたら浸水してしまうだけですから、現実的ではありませんが、、、山の側面にトンネルの様な物を作って、そこに住宅を作ることは、可能だと思います。

もう一つの、山がなくても実用可能な方法は、分厚いコンクリートで、強固な壁と天井をつくり、土を被せる方法です。土の厚さを2メートルほどに出来れば、地中にいるのと同じ効果があります。屋根や壁は土で、つまり、有名な映画、ホビットに出てくる家です。これなら、エアコンは要りませんし、僻地まで移動したり、南半球まで避暑に行く必要もありません。防水と水はけをしっかりできれば実現可能な未来の住居になる気がします。

中東やアフリカの伝統的な住居は、日干し煉瓦で作られた家が多く、夏でも家の中はひんやりとしていて、エアコンは要らないようです。土は、熱の伝導が遅く、冷え込みが厳しい夜に放熱し、朝までにレンガが冷たくなるようです。ただ、日本の田舎でも、昔からの地主の家には蔵がありますよね、蔵の中は真夏でも涼しいと聞きますが、実際はどうなのでしょうか。最近の日本では熱帯夜が続きますから、放熱は出来ず、ドンドン熱くなってきそうですね。

それでは、明日も、このブログでお会いしましょう。

 


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