美妙 房子の世界 第Ⅱ章

美妙（びみょう）房子の世界 第Ⅱ章

２００８年８月６日[水]～９月２８日[日]


昨年三月に開催され好評を博した、
「美妙(びみょう)房子の世界」展。
その後、駆り立てられるように創作意欲を燃やし、
次々に新作を制作した作家の熱意と、
前作品展での多方面よりの反響に支えられ、
早くも「第Ⅱ章」が開催される運びとなりました。
さらに深まる魅惑の不思議ワールド。
「房子の世界」へ、知らず知らずの内に引き込まれてゆく
快感を、あなたも味わいにいらっしゃいませんか。

黒川ＩＮＮトリエンナーレ 有難うございました

黒川ＩＮＮトリエンナーレは、２００８年７月２７日にて
会期終了となっておりますが、
作家によって作品の撤収日が異なる為、来週いっぱい位までは
何名かの作家の作品を楽しむことが出来ると思います。

今企画では、たくさんの方にご来館頂き、有難うございました。
今回の反省点を十分に活かし、３年後の次回には
更に充実したものにしていく所存です。

皆様のまたのお越しをお待ち致しております。
それでは、次回展示のお知らせです！

吉原 みずゑ その２

室内の作品その２。

ここの豊かな水資源をも思わせる、キレイなブルー。
光や風で変化する表情をいくつも楽しめる作品。
目に入った瞬間に皆さん声を上げられます。

吉原 みずゑ その１

室内の作品その１。

さわやかな色合いで染められた生地を使ったインスタレーション。
お人柄を想像させるような女性らしい、
フェミニンな雰囲気の作品です。
窓越しに光が差して透けた作品からは、ここの豊かな緑を思わせます。

柳 和暢 その２

室内の作品。

廃校になったこの黒川小学校に残された様々なものを利用し、
眠っていたものたちを甦らせました。
当時、雨や風・日光から生徒達を守っていた窓が
こうして今教室内で作品となって展示されていると、
とても温かい気持ちになります。

柳 和暢 その１

野外の作品。

先日のライブインスタレーション2008“結ぶ”にて
ライブペインティングした作品。
ふすま３枚分ほどのキャンバスで、約１０分で
描き上げました。
躍動感が出ていると思います。

村上 勝 その２

野外の作品。

藤棚やグランドのフェンスの上に高々と掲げられた、
大きな白い羽の作品。
根元の部分からつたが絡み、緑の中に同化しているその姿は、
アートと自然の共存・融合を感じます。

村上 勝 その１

室内の作品。

廃校になった学校にまた新たなエネルギーを
注いでくれました。
展示の教室から飛び出した真っ赤な羽が
躍動を感じさせてくれます。

南 たえ子 その２

室内の作品。

トーンの違う３つの青で塗られた貝殻を壁いっぱいに
散りばめた作品。
よーく観ると、何かを模したものだとお分かりになると思います。
子供から大人まで、とても喜びながら観てらっしゃいます。
小学校にとても似合いますね。

南 たえ子 その１

野外の作品。

グラウンドに残された、全ての遊具を鮮やかな青で塗り、
新たに息を吹き込んだもの。
今まで風景のようになっていた遊具たちが、
一気に存在を主張し始め、自然の緑の中に浮かびあがっています。

ヒグマ 春夫

室内の作品。

サウンドルームにて、映像の作品。
「水」を使ったインスタレーションを多く発表し、
念じる瞬間の写真も組み込まれています。
今回は透けるスクリーンを３枚並べていて、
とても広がりのある効果がなされています。

はやし 史 その２

室内の作品。

長谷川さんの部屋でのコラボ。
オレンジに染められた先っぽが白の母体と対比して、
まるで踊っているような、今にも動き出しそうで、
作品が生きてる感じがします。

はやし 史 その１

廊下での作品。

２階に上がる階段から２階の端から端まで、
ぎっしりと詰め込まれた和紙の中央線。
この黒川小学校で過ごした生徒達の、
色んな体験や歴史を想いながら制作されたそうです。
制作期間約３ヶ月の大作です。

長谷川 治胤

写真作品。

パッと見た目、写真とは思えない風合いをした写真。
自分の中にあった、写真というものの固定観念を
いい意味で崩してくれる作品。
今回は、和のイメージを感じました。

首藤 マヤ その２

室内の作品。

この色合いを出すのに、何度も何度も塗り重ねてらっしゃいました。
前にも少し紹介させて頂きましたが、
その時よりもはるかに、スケール感が広がり、
更に奥深さが表現されているように思います。