廃校利用 山里の美術館「共星の里」

福岡県朝倉市黒川の「共星の里」のイベント情報や楽しい体験記を掲載。
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復興祈願『英彦山神宮 護摩焚き』斎行ご案内

2022-06-20 23:35:43 | 平成29年7月5日九州北部豪集中豪雨
 夏至の候、一日の長さがうれしく感じられ、田んぼに水が張られ蛙の合唱が元気よく
本格的な夏を前に生命力を感じる頃となりました。
皆さまはいかがお過ごしでしょうか?

 平成29年7月九州北部豪雨災害から今年でもうすぐ5年の月日。
この災害は朝倉市に歴史上、例を見ない多くの爪痕を残しました。
高木地区は全壊家屋や死傷者も出し、道路が寸断され孤立が生じるなど、過去にない大災害に見舞われました。
一日1000ミリ以上の雨が降り、共星の里も松尾川が氾濫し、流木や巨大なピンクの岩石が大量に権現様付近から流れ出し大惨事となりました。
一日にして日常が失われ、改めて自然の恐ろしさを感じた出来事でした。

まだまだ、高木地区は復興半ばですが、水害から五年の月日が経ち、
共星の里では、この地域においてなくてはならない風土や歴史を再度見つめ直し、
シンポジュウムや九州大学のソーシャルアートラボさんの御協力のもと、
多くの皆さんと共に東屋「泰庵」・「黒川復興ガーデン」を復興の再生のシンボルとして構築致しました。

 今回、この「黒川復興ガーデン」にて四季が織り成す自然豊かな山里、安らぎのある心豊かな社会を取り戻すことを願って
英彦山神宮さまによる護摩焚きを開催する運びとなりました。


✳︎(お写真は英彦山神宮での護摩焚きの様子です。

英彦山神宮の護摩行は、明治期の神仏分離令、修験宗廃止令の影響で約150年間英彦山神宮内では、
仏教に関する護摩行は行われておらず、
2016年より高千穂宮司様とご子息である高千穂有昭禰宜様によって復活されたもので、
今回英彦山神宮から不動明王像(鎌倉時代)をお持ち頂き、数名の行者様により執り行われます。

〇護摩焚き:日時  2022年7月10日(日)10時より 共星の里校庭にて


護摩とは供物(護摩木・五穀など)を炎に投じて神仏を供養する密教の修法のことです。
護摩の浄火を受けることは、厄難を除き災いを避け、より良い年を送るための信仰として古来より信仰されてきました。
英彦山神宮の護摩木をご用意しております。

  英彦山神宮護摩木 一本500円奉納となります。(各自の願い ご氏名をご記入ください)



英彦山神宮の高千穂宮司様のご子息である高千穂有昭禰宜様がお越し頂き7月10日の護摩焚きの打ち合わせをさせて頂きました。

 大宇宙の摂理のもと、地球上の生きとし生けるもの全ての幸福を願い、
過去の歴史の中やコロナ・戦争など幾度の困難に見舞われる中、
亡くなられた全ての御魂を弔い、
一日も早い復興を願い、この自然豊かな高木地区の平和と弥栄を祈願致します。

ぜひとも、たくさんの皆様のご参加をお願い申し上げます。共にお祈り致しましょう。



最後にご報告ですが、この度、共星の里は開館から様々な企画展や国際交流やこの地域の特性を生かした22年の文化交流活動が認められ、
今年、福岡県の文化賞を受賞しました。
これもひとえに、この高木地区の皆様をはじめ、多くの方々のご協力のたまものだと深く御礼申し上げます。
贈呈された賞金をこの費用に充てさせて頂き、
これからもこの黒川地域から多くのコミュニティーが生まれることを願って、ここから発信して参ります。
今後共にどうぞよろしくお願い申し上げます。

お問い合わせ 共星の里 TEL0946-29-0590

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