京の辻から   - 心ころころ好日

名残りを惜しみ、余韻をとどめつつ…

「三月の声のかかりし」

2017年03月01日 | 日々の暮らしの中で

2月末をもってとりあえず課題を仕上げ、長く途絶えたブログを開く余裕が生まれました。
時間は絶え間なく経過、たちまち締切日は来てしまいました。
「何歳になっても学び続けること、磨き続けること。生まれ持った才能は問わない。ひたすら素直に、まじめに、一つのことをやり続けること。これが何の道においても成就のコツなんですね」。91歳でも育ちざかりだった清川妙さんの、優しい言葉での語りかけに力づけられて。

解放されて、気が抜けてしまったような一日。
とり散らかした机の周辺を片付けて、取り出しては積み重ねたままにした本も元に戻して…で、気持ちの切り替えです。今日から三月。

飢餓地獄がこの世に起きている一方で、美食やグルメ雑誌が氾濫。そんなに美味しいものを食べて、みんな幸せになれたのか。「うまい~」「おいしいィ~~」などとぱくつく姿を見るのは好きではありませんが、あっちでもこっちでも。

新書の帯に書かれた「グルメ自慢はおよしなさい」の言葉と、品のある優しそうな表情をした岩下尚文さんの写真に惹かれ、思わず手に取りました。かつて木内昇の『漂砂のうたう』を読んで、登場人物の一人、ポン太のイメージがテレビ画面を通して見知った氏に重なってなりませんでした。ふらりと入った書店で、『大人のお作法』(インターナショナル新書)と題した一冊を購入して帰りました。

コメント (2)
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