京の辻から   - 心ころころ好日

名残りを惜しみ、余韻をとどめつつ…

東本願寺報恩講

2016年11月25日 | 催しごと

東本願寺では21日~28日まで報恩講が勤められています。
親鸞聖人は1162年11月28日、90年の生涯を終えられました。御祥月命日に勤められる法要を報恩講というのです。

阿弥陀堂、御影堂、そして御影堂門と、2003年から12年間にわたっての修復が終わって、再建(1895 明治28年)当時の姿を取り戻したとされます。
なんとも壮大な甍。午後のお勤めのお逮夜の準備が進んでいましたが、その間に御影堂の親鸞聖人の御真影に、この一年を物語りしていました。娘家族が日本に住むことになったこと、孫たちの健やかな成長の様子、そしてもう間もなくに第三子が誕生予定であることなど…。日本にやってきた当初の複雑だった心境も、祖父母としての役回りが与えられて行き来を繰り返すうちに、すべては賜りもの、授かったこの機会を大切にしようと思うようになっていったのです。家族であっても、生き方の違いなどは認めなくてはなりません。

                                    御影堂から御影堂門を

そして今日25日は母の祥月命日でした。母の命の先を生かさせてもらっていることを思うと、何やら深い思いに満たされてきて…。
60人を超えると思われる僧侶による正信偈、念仏讃、和讃、回向。ありがたい、心やすらぐひと時になりました。
コメント (4)
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