京の辻から   - 心ころころ好日

名残りを惜しみ、余韻をとどめつつ…

朝の友

2016年08月25日 | こんな本も読んでみた

【読書は朝にすべきです。「蛍雪の功」という言葉があるように、昔から本は蛍の光と雪あかりで、夜に読むとされてきましたが、私はこれを一種の迷信だと思う。1日仕事をした後の夜に、疲労と眠さをこらえて本を読んでも非効率】

こんなふうに外山滋比彦さんが語られたのを読んだことがあった。大きく大きくうなづいた。なのに以来ちっとも実行できずじまい。朝は忙しい、時間がない、第一、起きてすぐは頭が追いつかない等々言い訳ばかりだった。

冬なら暖房もいるが、今の時季ならエアコンはもちろん扇風機さえも不要とあって経済的にもよい。窓を開け風を通す。空気の軽いこの夏の早朝はとりわけ貴重な時間帯であること間違いない。ばたばた過ごすより、すべきことをさっさと片付けて7時のNHKニュースが始まるまで、1時間から1時間半を読書で過ごしている。この頃。

          

夏休みで孫たちがやって来ていると、すべてのペースが普段と異なってくる。読書どころではないのだが、今日から上の孫娘も新学期が始まった。となると、少なくとも平日はこのパターンでいける。「秋の夜長」を迎えるまでは朝時間の活用もいいのかしら。何事も気持ちの有る無しだったっけ…。

朝から『日本の悪霊』とはいかず、中断していた『空にみずうみ』を読み終えた。「悪霊」を読むのは日中か夜になる。
                                       梶の木に赤い実がたくさんついていた。
 
コメント (4)
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