KYOKUKENZO'S WORKSHOP 2024

「道」は自ら切り開くもの。
他人の後追いは「道」にあらず。

涙の酒。

2022年03月27日 | 歳時記
母の三回忌
社内居酒屋
弔い酒を飲っていると

弟がふるい写真を
持ってきて私に見せた。

若き日の母。

こんなに品が良くて
こんなにキレイなひとが

さっき田舎から
出てきたような父と
よくぞめぐり逢い
よくぞ結ばれたものだ思う。

その運命と情熱に感謝する。

楽な道と
苦労の道があったら
苦労の道を選びなさい。


大学を卒業して
東京へ発つ日の朝
母は私にそうはなむけた。

人生は分かれ道の連続。
でも私は迷ったことはない。
母が教えた道しるべがある。

苦労の道を歩んで来た人
私は遺影に手を合わせた。

いいだけ飲んで
帰宅したら娘がカレーを
用意していてくれていた。

例によって
玉子を焼いてのせたが


手を滑らせて
黄身が割れてしまった。

涙の酒が効いている。kyokukenzo

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