京医ボート部ブログ

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腰腰腰

2015-01-31 07:44:35 | 日記

数日前、少し暖かくなったかなと思ったのですが、やっぱり寒いですね。今日の石山は雪が降っていました。

1回生の木下です。

さて、残す後期試験もあと3つとなりました。
1回生後期もそろそろ終わり。
そして、ボート部の冬シーズンもそろそろ終わりです!


この冬シーズン、同回生や先輩方あるいは家村先生がエルゴルームでトレーニングを頑張ってやられているのを横目に、僕は長い長いお休みをいただいていました。

というのも、去年の10月の末、目前に加古川レガッタを控えていた時に、エルゴで腰を痛めてしまい、それ以来ボートを休むことになってしまったのです。

今回は、僕がこの冬シーズン中どのようにして腰痛と向き合ってきたのかを紹介していきたいと思います。

 

腰を痛めてからすぐ整形外科で見てもらいました。診断は広背筋筋挫傷。安静3週間とのことでした。

それほど大した痛みではなく、また単に筋肉の問題だったので、加古川レガッタまでは普通に乗艇することにして、加古川レガッタが終わってからしっかり3週間ボート部は休ませてもらうことにしました。ところが、3週間休ませてもらっても、痛みが取れることはなく、少し治ってはまた再発し、少し治ってはまた再発し…、の繰り返しでした。

誤診か?と思い、OBの杉本先生のご紹介で別の病院でMRIを撮って診察していただきましたが、特に椎間板や骨に異常はありません。やはり、安静しかないとのことでした。

でもどれだけ安静にしても痛みは取れません。整形の先生に紹介してもらった腰痛体操を同じく腰を痛めていた岡垣君と一緒にやってもみましたが、それでも特に効果はありませんでした。むしろ、それで変に筋肉を使ってしまって悪化してしまうこともありました。

いつまで安静にしとけば治るねん、治る気せえへんのやけど…、他のみんなはどんどんエルゴタイムを更新していく中で、僕だけ何もしないまま冬シーズン終わってしまうんとちゃうか?と思い不安になりました。募る焦燥感、無力感、虚脱感。


そうこうしているうちに、腰を痛めてから1か月半が経ちました。腰は依然として痛いままです。しかしそんな中、整形の先生に紹介してもらった理学療法士にかかったところ、根本的な解決策を提示してもらいました。

療法士の先生は、この慢性的な腰痛の原因が「体の硬さ」「姿勢の悪さ」にあり、そして、この慢性的な腰痛から治すためには、それらの原因を克服しなければならないと言いました。


少し、このことについて述べていきたいと思います。
まず、体の硬さについてですが、体が硬いということは、筋肉の可動域が小さいということです。筋肉の可動域が小さいと、何か特定の運動をした時にその可動域の不足分を補うために、それ以外の筋肉を可動適正範囲を越えて伸ばさなければならなくなります。そうすることで、その筋肉に負担をかけることになり、それが痛みの原因になるのです。
僕の場合は、腰回りの筋肉の可動域が狭く、そのせいで広背筋支部に負担をかけてしまっていたようです。

そのため、まずは腰回りの体の硬さを改善しなければなりませんでした。そこで、療法士の先生にストレッチメニューを考えていただき、12月中旬から1月の上旬までひたすらそれをやり続けました。

当初はそれで腰痛も緩和されるだろうとのことでした。確かに痛みの再発頻度は下がっていましたが、それでも慢性的に少し痛い状態が続いていました。


そこで、体の硬さがかなり改善されたところで、1月の上旬から次のステップへと進みました。次は「姿勢の悪さ」を治すということを目標にしました。

ここで「姿勢の悪さ」についてですが、まず姿勢の悪さには2つの原因があります。
それは「部分的な筋肉量の不足」と「姿勢維持の際の誤った筋肉使用」です。

体を動かしている時、あるいは体を静止させている時でもそうですが、どんな時でも体の姿勢を維持するためには、体の前の筋肉(腹筋など)と体の後ろの筋肉(背筋など)、あるいはその姿勢に応じたその他の筋肉(ハムストなど)のバランスの良い統一的な使用が必要です。例えば、立っているときには背筋と腹筋を、ボートでドライブをしているときには、背筋や腹筋だけでなく広背筋や臀筋、ハムストリングスをバランスよく緊張させなければなりません。そして、その緊張適正量を生み出すためには、それを生み出すために十分な筋肉量も必要になってきます。

しかし、その療法士の先生が言うことには、僕はその姿勢維持のためのバランスの良い筋肉の使い方ができておらず、またそれに十分な筋肉量が足りていないとのことでした。具体的には、腹筋や足の筋肉が弱く、姿勢維持に体の後ろの筋肉を過剰に使ってしまっているとのことでした。それにより、広背筋支部が大きな負担を負うことになり、腰痛の原因になったのです。

そこで、腹筋や足の筋肉などの筋肉量を補いつつ、バランスの良い筋肉の使い方をできるようにするためのリハビリメニューを先生に立てていただいて、1月の上旬からそれをやり始め、段階的にそのメニューの強度を高めていきました。

このリハビリメニューは腰痛改善にかなり有意義で、今では日常生活では腰痛を感じることはほとんどなくなりました。確かに腰を折り曲げて、無理に悪い姿勢を取ろうとすると痛みは感じますが、そんなことをしない限りでは、普段生活していて痛みを感じることはなくなりました。姿勢を治すリハビリメニューのおかげで姿勢が良くなったおかげです。


そして、腰痛を引き起こさない体づくりがある程度できたことから、療法士の先生から先週エルゴの許可を出していただきました。今週から少しずつエルゴを再開していっています。ただ、今週1回やったところ、強度が強すぎたのか、やはりその後少し痛みました。痛いときは無理をしないことを第一に、今後すこしずつ通常のメニューに戻していきたいと思います。できれば2週間後の計測週にはタイムはどうであれ、とりあえず1000t.t.をやっても良いような体に戻したいです。



長々と書いてしまいましたが、以上が、僕の冬シーズン~腰痛との戦い~の一部始終です。最後まで読んでくださった方は、ありがとうございました。最後に1つだけ言いたいことがあります。

それは、この長いoffは僕のボート部活動において決して無駄ではなかったということです。確かに、練習はしていなかったので、目に見える形でボート部活動におけるプラス面はありませんでした。しかし、このoffを通じて、腰を痛めない体づくりはある程度できたという点で、今後のボート部活動においてプラスの面になったと確信しています。その点で、「怪我しない体づくり」という冬シーズンの目標は、練習はしていないながらにも、まあまあ達成しているのではないかと思います。

まだまだ完全復帰には至らないですが、リハビリメニューをこなしながら、すこしずつ通常練習に戻していきたいと思います。廣部さんと玉城さんにはエルゴのフォームチェックなどいろいろと復帰に向けて指導お願いします。


あと、付け足しになりましたが、6回生の方は国試頑張ってください!!


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