京医ボート部ブログ

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崖っぷち、だーい好き!

2015-10-24 10:07:48 | 日記
お久しぶりです。
2回生の大槻です。


先日、新人戦が終わりました。
僕が乗っていたエイトは8位入賞という結果に終わりました。メダルを取れなかったのと、順位決定戦はバテてしまって勝負できなかったのは非常に無念でした。
しかしながら、準決勝では、一橋に残り500mで2秒も差をつけられていたのをさしました!最高のスパートでした!これ、見てる側はハラハラしますね(笑)
↓準決勝の動画です↓
https://m.youtube.com/watch?list=LLYfE2JB73lwbNtRLhrai30w&v=e1rlNSM-rUY


全学への留学は8月末から始まり、初めはしんどくて1か月半長いなぁ、と思っていたのですが、慣れると楽しすぎて非常に短かったように感じます。


この期間で学んだこととして、もちろん技術的なことも色々ありますが、それよりも練習への姿勢や勝利へのこだわりが圧倒的に大きかったように思います。

羅列的になってしまい少し味気ないですが是非最後まで読んでください(笑)



1,アップの工夫
エイトのクルーを組んでから2週間ほど経ち、気温も下がってきた時のことです。朝乗艇のパフォーマンスが一本目から思うように出せず、後半になってようやく出るということが続きました。
普通なら「最後これだけ出せるなら初めから集中して…」と反省で言って終わりがちです。しかし、それで本当に次の練習は良くなるのか?と疑問に思い皆でどうすべきか相談しました。

対策としては次の2点になりました。
・ランアップの際、龍谷艇庫から七郎広場までダッシュをすることで体を暖める
・アップの低レートをノーワーク→4分の3プレッシャー→低レートと徐々に上げることで体を段階的に慣れさせる(個人的には4分の3プレッシャーのおかげで腕肩のリラックスがアップという元気な状態からも出来た)

また、このときに限らずテク練は常にその時の課題に応じて変えました。

次の日、メニューの一本目から体の切れはよくなり、練習効率は格段に上がりました。


○医学部で変えられると思うところ
・ランからのダイナミックストレッチは一度案が出たこともありましたが、いまいちどうしていいか分からず廃止になってしまった。しかし、実際はこれをやると体がかなり動きやすくなるのでもう一度復活させる。
・水上アップのテク練は目標に応じて変える。必要なものは増やし、不要なものは減らす。



2,練習のテンポ
練習は常にテンポよく行うべきです。練習中に変な間があると、いい休憩になるということはほとんどなく集中力が散漫になるからです。
アップ、ミーティング、出艇までの流れはスムーズに!(トイレいくくらいはいいと思います笑)
キャッチ練をSペアでやったら、すぐに抵抗をかけてBペアに移る。
回艇もスムーズに!
レストはコックスなどが管理(これについてはもう少し詳しく)


3,レストの管理
メニューを組んだときにレストもしっかり定めて、コックスなどが管理すべきです。
エルゴではいつもやっていることですが、艇上だとどうしてもレストが長くなりがちです。
これは、練習効率の低下や、先に述べたテンポの乱れに繋がります。



4,艇上のコミュニケーション
漕いでるときになにか感じた場合、その時にすぐにいうべきです。
あとで言われても、いまいちどうだったか思い出せないときもあるし、なにより悪いところがあれば出来るだけ早く直せた方が効率がいいに決まっているからです。

陸に上がってからよりもレスト中、レスト中よりも漕いでいるときに直ぐに言うようにしましょう!
また、医学部では反省は一人ずついうのが一般的ですが、回艇中などに好きなように意見を出していいと思います。そちらの方が、レストも管理しやすいし、一方通行ではなく言い返したりして“コミュニケーション”が取れます。

一回生が意見出しにくいのでは…という不安もありますが、何でも言いやすい雰囲気作りによって解消できるし、自分の意見にたいして先輩からの返答があった方がむしろ自信へと繋がる気がします。




5,しんどいときこそ元気に!
朝起きた直後やメニューの中盤、上手く行かないときはどうしてもしんどさから無口になりがちです。
でも、そこで受け身になっていてはどんどん悪くなっていくだけなので、しんどいときこそ皆で声をかけて盛り上げていきましょう!

しんどいときに何とかやり過ごそうとするのではなく「ここで強くなる」と頑張れると漕ぐのが楽しくなるし確実に速くなります。





1~5と分類しましたが、すべて繋がっているのがわかっていただけると思います。
ボートはどうやってもしんどいスポーツです。しんどいときに楽をしようとしても楽にはならず、むしろ艇との繋がりが感じられなくなってどんどんしんどくなります。また、レストの所でも言いましたが、一度気が抜けると一気にしんどくなります。


朝起きた直後は眠いからアップはてきとうに…(←眠いからこそ良く動いて目を覚ます!)
メニューの重さがどんなものか分からんから一本目は控えめに…(←分からないからこそ一本目から全力!)
三本あるうちの一本でこんなしんどかったし、二本も漕ぐの嫌やなぁ…(←二本目終わったら多分しんどさ麻痺してるから大丈夫!笑)
2000m長いし、1000m、いや1500mは軽くやりすごして残り500mは頑張れたら頑張ろう…(←こんな考えでは最後の500mさえ頑張れない)
しんどい…早く終わりたい…(←毎ストローク良くしようとすればすぐ終わる!)

こんなこと思ったことありませんか?
僕はめっちゃあります(笑)
でも、これってしんどいのから逃れようとして寧ろしんどくなってるし、良くするための練習とはかけ離れていると思いませんか?



しんどいときにこそいい雰囲気作りが出来れば、しんどいながらも気持ち良く漕ぐことが出来、練習後の達成感もあり、ボートが楽しくなる、というのが僕がこの期間に得た一番の成果だと思っています。


松岡修造的に言えば
>崖っぷち、だぁ~い好き!
ってやつですね(笑)




しんどいときこそ楽しんで強くなれる、ボートが好きで仕方ないtoughな部にしていきましょう!



松岡修造、一橋といえば…
ということで↓おまけ動画↓です
https://m.youtube.com/watch?list=LLYfE2JB73lwbNtRLhrai30w&v=SpDioMoXlZc


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