4回生漕手の大槻です
宮澤崇史さんのロードバイクの本を立ち読みしていました。何回か立ち読みしたことがあったのですが、最近になってその素晴らしさに気づきました。
Rowingにも活かせるところがあったのでその一部を紹介したいと思います。記憶をもとに、僕自身の考えもちょっと含まれてしまっていますが…
本の前半は「骨で押す」ことをテーマに書いていました。
1,何か使って壁を押すとき、硬い棒かスポンジみたいな棒、どちらが強く押せるか?当然硬い棒です。
2,では体を使って直接壁を押すとき、人は自然と脚で踏ん張り「体を棒にして」体重で壁を押せる姿勢をとるでしょう。
3,「体を棒にする」とき収縮しなければ硬くならない筋肉よりは初めから硬い骨を使った方が効率的!!
4,空港での飛行機の「牽引」を思い出して欲しい。前進だけじゃなく後退、右折、左折もできる。つまり、関節は曲がっていても「骨で押す」ことは可能である。
これは僕の考えですが…
とは言いつつも真っ直ぐなのが効率的なのは間違いない。
腕肩が伸びたキャッチよりも曲がったフィニッシュの方がサスペンションは難しい。関節が曲がる分それを支えるために筋肉が収縮しなければいけない。
でも、フィニッシュでもストレッチャーを押す(=骨で押す)意識、曲がった関節を背中の大きな筋肉で支える意識でサスペンションは出来ます。
つまり…関節は真っ直ぐが一番骨で支えやすいけど、曲がっていても大きな筋肉で支えることでほとんど骨で支える感じになる…くらいにとらえてます。
「骨で押す」が理解できれば「体重を使う」のがどういうことか自ずと見えてきます。
5,ハンドルにもたれかからない
体重をペダルにのせるために、体幹をコアマッスルで支えハンドルにもたれかからない。
6,押していない方の脚を持ち上げる。
ペダルを押している方の脚で体重をかけれていてももう片方の脚の重さが負の方向に力をかけては非効率である。
これも僕の考えですが…
大腿を持ち上げるときは大腿直筋ではなく腸腰筋を意識する(根本から持ち上げる)とより良い。
また、しっかり持ち上げるという意識は負の力を減らすだけではなく、「次の踏み込みに向けて膝関節ではなく股関節中心に準備する」意味合いもあると思います。Rowingでいう、膝を曲げる前に前傾姿勢を作りましょう、的な。
漫然とペダルを回しているとどうしても膝中心になる。
7,こぎ始めは無理にスピードを出そうとせず自然と「スピードに乗るのを待つ」
個人的には5と6を意識したらスピードがめっちゃ上がりました。(街中でスピードを出しすぎると危険なので気を付けましょう 笑)ヒルクライムも多少軽くなりました。
「体重を使って骨で押す」ことを意識していれば大腿の前面より後面が自然と優位に使える感覚がありました。まだまだ再現性は低いですが…
やはり筋肉は使おうとするよりは正しい体の使い方を意識した結果使えるのかなぁ、と思います。
以上が本の内容です。
「骨で押す」「体重を使う」はほぼ一対一だと思っていて、骨で押す準備をして体重が使えることもあれば、体重を使おうとすれば自然と骨で押す姿勢になる場合もあると思います。後者は30min ergoの後半で自然といいフォームが得られたときの感覚、前者はその感覚をもとに元気なときでもリラックスして繋がるように意識する感覚だと思います。
これをまず、weightに適用してみましょう。
Weightの重力に抗してリラックスして骨で支える意識をもって、その感覚のままゆっくりとおろしていくといいでしょう。「重力に抗して」というのがポイントでバーの軌道は自分で決めずに重力あるいは筋繊維の方向が勝手に決めてくれます。スタート姿勢でまずリラックスして支えられている、骨が重力と同じ方向を向いているかをしつこく確認します。
スクワットやデッドリフトはおもりと体の重心が一直線にあるかも確認します。
さて、いよいよRowingへ適応してみましょう。
Rowingでは重力の方向ではなく、ボートの進む方向を意識します。「水平方向に体重をのせる」物理学的にはありえないのでこの表現は概念的なのかもしれないですが、イメージはこれで正しいと思います。
ハンドルの軌道は自分で決めずに、体重が乗っていればボートが決めてくれる。さらにそのスピードもボートが決めてくれる。それに合わせて体重を骨で支えるだけ。逆に骨で繋がる姿勢が出来ていれば体重が乗る。
自分で軌道を決めようとするとオールがすっぽぬけたり深くなったりする。
最低限の形ができていれば、細かいところは人それぞれ、「あとはボートの進む方向を意識して自分で感覚をつかめ」という感じです。
「体重を使う」「骨で押す」何回も聞いたことのある言葉ですがそれをあらゆる角度、特に他の競技も使うと理解が深まります。
Rowingはシンプルなスポーツだが、同じことを何度もときに形を少し変えて理解を深めていく、そこに面白さがある。
と改めて感じた体験でした。
宮澤崇史さんのロードバイクの本を立ち読みしていました。何回か立ち読みしたことがあったのですが、最近になってその素晴らしさに気づきました。
Rowingにも活かせるところがあったのでその一部を紹介したいと思います。記憶をもとに、僕自身の考えもちょっと含まれてしまっていますが…
本の前半は「骨で押す」ことをテーマに書いていました。
1,何か使って壁を押すとき、硬い棒かスポンジみたいな棒、どちらが強く押せるか?当然硬い棒です。
2,では体を使って直接壁を押すとき、人は自然と脚で踏ん張り「体を棒にして」体重で壁を押せる姿勢をとるでしょう。
3,「体を棒にする」とき収縮しなければ硬くならない筋肉よりは初めから硬い骨を使った方が効率的!!
4,空港での飛行機の「牽引」を思い出して欲しい。前進だけじゃなく後退、右折、左折もできる。つまり、関節は曲がっていても「骨で押す」ことは可能である。
これは僕の考えですが…
とは言いつつも真っ直ぐなのが効率的なのは間違いない。
腕肩が伸びたキャッチよりも曲がったフィニッシュの方がサスペンションは難しい。関節が曲がる分それを支えるために筋肉が収縮しなければいけない。
でも、フィニッシュでもストレッチャーを押す(=骨で押す)意識、曲がった関節を背中の大きな筋肉で支える意識でサスペンションは出来ます。
つまり…関節は真っ直ぐが一番骨で支えやすいけど、曲がっていても大きな筋肉で支えることでほとんど骨で支える感じになる…くらいにとらえてます。
「骨で押す」が理解できれば「体重を使う」のがどういうことか自ずと見えてきます。
5,ハンドルにもたれかからない
体重をペダルにのせるために、体幹をコアマッスルで支えハンドルにもたれかからない。
6,押していない方の脚を持ち上げる。
ペダルを押している方の脚で体重をかけれていてももう片方の脚の重さが負の方向に力をかけては非効率である。
これも僕の考えですが…
大腿を持ち上げるときは大腿直筋ではなく腸腰筋を意識する(根本から持ち上げる)とより良い。
また、しっかり持ち上げるという意識は負の力を減らすだけではなく、「次の踏み込みに向けて膝関節ではなく股関節中心に準備する」意味合いもあると思います。Rowingでいう、膝を曲げる前に前傾姿勢を作りましょう、的な。
漫然とペダルを回しているとどうしても膝中心になる。
7,こぎ始めは無理にスピードを出そうとせず自然と「スピードに乗るのを待つ」
個人的には5と6を意識したらスピードがめっちゃ上がりました。(街中でスピードを出しすぎると危険なので気を付けましょう 笑)ヒルクライムも多少軽くなりました。
「体重を使って骨で押す」ことを意識していれば大腿の前面より後面が自然と優位に使える感覚がありました。まだまだ再現性は低いですが…
やはり筋肉は使おうとするよりは正しい体の使い方を意識した結果使えるのかなぁ、と思います。
以上が本の内容です。
「骨で押す」「体重を使う」はほぼ一対一だと思っていて、骨で押す準備をして体重が使えることもあれば、体重を使おうとすれば自然と骨で押す姿勢になる場合もあると思います。後者は30min ergoの後半で自然といいフォームが得られたときの感覚、前者はその感覚をもとに元気なときでもリラックスして繋がるように意識する感覚だと思います。
これをまず、weightに適用してみましょう。
Weightの重力に抗してリラックスして骨で支える意識をもって、その感覚のままゆっくりとおろしていくといいでしょう。「重力に抗して」というのがポイントでバーの軌道は自分で決めずに重力あるいは筋繊維の方向が勝手に決めてくれます。スタート姿勢でまずリラックスして支えられている、骨が重力と同じ方向を向いているかをしつこく確認します。
スクワットやデッドリフトはおもりと体の重心が一直線にあるかも確認します。
さて、いよいよRowingへ適応してみましょう。
Rowingでは重力の方向ではなく、ボートの進む方向を意識します。「水平方向に体重をのせる」物理学的にはありえないのでこの表現は概念的なのかもしれないですが、イメージはこれで正しいと思います。
ハンドルの軌道は自分で決めずに、体重が乗っていればボートが決めてくれる。さらにそのスピードもボートが決めてくれる。それに合わせて体重を骨で支えるだけ。逆に骨で繋がる姿勢が出来ていれば体重が乗る。
自分で軌道を決めようとするとオールがすっぽぬけたり深くなったりする。
最低限の形ができていれば、細かいところは人それぞれ、「あとはボートの進む方向を意識して自分で感覚をつかめ」という感じです。
「体重を使う」「骨で押す」何回も聞いたことのある言葉ですがそれをあらゆる角度、特に他の競技も使うと理解が深まります。
Rowingはシンプルなスポーツだが、同じことを何度もときに形を少し変えて理解を深めていく、そこに面白さがある。
と改めて感じた体験でした。
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