京医ボート部ブログ

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人生はウォーズや!

2021-04-28 16:59:00 | 日記

お久しぶりです。4回生の山本恭一郎です。ブログを後回しにしてきましたが、そろそろ書こうと思います。

現在、514日の朝日レガッタに向けて、エイトで練習しています。

漕手は2回生3人と、3回生1人、4回生が4人、そしてCOX3回生1人の計9人で構成されています。

2回生にとっては、はじめての専門授業が始まり多忙の日々だと思いますが、(最近解剖の授業がオンデマンドになったようで、暇はある反面、少し可哀想に思います。)目を見張る上達ぶりです。漕歴浅く、何が何かわからない状況の中でよく頑張っています。ご褒美に後でビッグポークフランクでもあげようと思います。

3回生は、少し余裕があるようです。漕手の人間は新歓でも主導してくれており、そのキャパの大きさには脱帽です。COXは自分の世界を作る人間でありながら、献身的にエイトのため頑張ってくれています。一度COXをやった身からすれば一番精神的にきついポジションだと思いますが大したものです。

4回生は、豊富な経験と元気の良さ、少しの気配りでクルーの雰囲気を引っ張っており、乗艇でも、艇を強く進める頼りがいのある仲間たちです。

一週間ぐらいコツコツ書いていました。

今、朝日レガッタが中止になりました。

この一ヶ月、2回生、3回生は一生懸命ついてきてくれました。2回生は本当に頑張って、名実ともにボート部員になりました。

4回生は、自分の気持ちをぶつけてたるんだ空気を直そうとして、でも優しいからそれでいいのかって苦しんだり、全体の完成度を上げようと持てる知識、経験を伝え続け、時には厳しい言葉がでたりもしました

乗艇後のビデオも4回生が1番見て研究して、家でも、動画を見て誰がどう修正すれば良いか、2回生はちゃんと練習について来れているのか、自分たちにできることはないかをたくさん考えました。

濃密に、努力を重ねてきました。

全ては、大会のためです。4回生にとっては集大成になるかもしれない。

残念ながら、大会は無くなってしまいました。今までの苦しみ、努力、流した汗はどこにぶつければいいのか。今までの頑張りはなんだったのか。なんの意味があったのか。

たかが一ヶ月ですが、クルーみんなの労力、時間を捧げてきました。金がもらえるわけでもないし、ボートだけやっていればいいわけでもない中で最大限工夫を重ねて、置かれた環境の中でできる精一杯をボートの練習に費やしました。

そして後は大会で練習の成果をぶつけるだけという所まで来ていました。終わったら、よく頑張ったと労いの意を込めて一週間オフにするつもりでした。こんな形のオフ、充実も何もしてない!

正直、最もダメージを食らう終わり方です。次に向けて頑張ろうともならないし、先があるかもわからない。部員に練習頑張れとも言えません。だって、頑張った先には何も無いんだから。

ただ、愚痴を言ってもなんの生産性もないのでつまらないです。やめます。

さて、これから先、部活として出来ることはなんでしょう。割り切ってエンジョイローイングをすることですか。

自分の好きな日に来てその場にいる人で楽しく漕いでしんどくならないうちにやめる。天気がいい日は気持ちいいですねえ。雨の日はもちろん無しです。西医体も、加古川も特に出なくてもいいです。

しかし、それでは刺激がないように思います。どうすれば艇が速くなるかを考えることもなく、それを話し合うこともない。筋力が上がったり、艇速が上がることもなく、自分の成長を感じて嬉しくなることもない。どうしたら改善するかという思考やチームの意気を上げるため、あるいは艇速が上がる効果的なコールとかも必要無くなります。技術が上達しなかったら、ボートなんて気持ちよく漕ぐことはできないですから、結局やらない。よってボート部は消滅します。

おっと、消滅してしまいました。じゃあ、この方針は無しですね。

一生懸命考えて練習して、また次こうしようと改善して艇速が上がって、成長を実感して嬉しくなる。そして辛い練習を乗り越えた先に最後にはレースで勝つ。そして終わりは打ち上げで、練習からの開放感と勝利の喜びを噛み締める。負けたとて、精一杯頑張ってやって、それをぶつけて、正々堂々跳ね返され、さあ次はどうしようかと目論む。それもまた心の芯から楽しいことです。ただの楽しいローイングではこれほどの充実感はないでしょう。

となると、大会は必要です。

どうか部員が出られる大会を作ってくれ。直前で中止とか1番やめてくれ。蔓延防止のやつ20日ぐらいには出てたやろ。

すみません。

このまま、自分たちの努力がクソのように扱われるようでは、部員にとってモチベーションを維持するのが難しくなります。

部員が可哀想でならない。

自分としては、これから幹部と話し合い、モチベーションが保てるような方針を決めます。インカレみんなで出たら非常に楽しいけど、豪華景品つき部内レースとかが現実的ですかね。

さて、前置きはこの辺にして本題に入ります。

将棋ウォーズ3分切れ負けで初段になれました。心の準備無しで新入生が入部宣言してくれた時の次ぐらいに嬉しかったです。

終わります。


ボート部4回生

山本恭一郎