京医ボート部ブログ

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【番外編】ニュージーランド留学🇳🇿 part4

2019-03-02 18:06:14 | 日記

日本では京医ボート部部員旅行が行われ、随分盛り上がっていたみたいですが、僕たちも今週末部員旅行に来ています。参加者は2人、行き先はクイーンズタウンですが。

クイーンズタウンの風景です 


日本では受験シーズン前半戦が終了し、花粉が舞い始めたようですね。後輩たちの安堵の声、同級生たちの目鼻の不調の訴えなどを耳にしながら、少し肌寒さを感じ始めているNZ遠征組、松本です。

 

3月に入るともうこちらは秋という認識なんだそうです。少しずつ夜も短くなってきていて、朝はベッドから抜け出したくない温度まで下がってきているんですね。夜が少し暑いだけに気温の変化が体に応えます。まぁ実際、朝は季節を問わずベッドから抜け出したくないんですが

 

ニュージーランド遠征も最後の週末を迎えてしまいました。この国でこのブログを書くのも最後になってしまうのですね、そう考えると少し寂しいような気分になります。実は入国直後は新しいことが多すぎて、いろいろ不安で日本に比べて不便なところばかり目立つし、11日を長く感じていたのです。今となってはすっかり慣れてしまって、NZの魅力を最大限楽しめる余裕が生まれました、NZを満喫できるのはこうなってからなんじゃないかなと思います。

 

慣れてしまうと本当に住みやすい国だというのがNZの印象です。広いお家がたくさんで、窓が広くて解放的。とにかく自然が豊かで、山々と川と湖と海、広大な大地の織りなす光景は、常に壮大で圧倒的です。トールキンの指輪物語を映像化する舞台になったことも、当為と納得させる風景に溢れています。点のような人口集中都市の周りには点をつなぐ線たる道路が敷かれていて、道路一帯には広大な穀牧草地帯と自然が広がります。自然に囲まれた都市には古い教会と美しい家々が立ち並び、さながら西洋の古い小説の世界に迷い込んだよう。広い窓から差し込む明るい陽光に照らされ、のどかに風が通る室内では時間がゆっくり流れていきます。あまりに広大な自然の中でポツンと佇む小屋を眺め、広がる穀倉地を見ていると、あたかも原始の自給自足の生活を垣間見るようで、かつてこの大自然の中で生を育んだ人々の生活に思いを馳せずにはいられません。

 

疎と密の緩急、自然と人間の生活の調和、静けさと荘厳さが織りなす世界がここにはあり、思わずこの地で営む生活に憧れを抱いてしまいます。ダニーデンに加え、トワイゼルやクイーンズタウンなどのNZ南島都市を見学し、これらに触れることで僕の価値観が大きく揺さぶられた気がしています。

 

例によってボートが疎かになるようです。

 

今週の頭までダブルを漕いでおり、最初に比べるとかなり改善された点が多いもののまだ足りていない部分も多いという状況だったのですが、僕が帰国するとフォアに乗るということもあり、グレンに頼んで今週中盤からスウィープの練習を始めてもらいました。具体的には遼太とペアに乗ると言うことです。

 

引き続きグレンが乗艇を見てくれています。今までの乗艇では大切なポイントを小出しで徐々に教えてくれるというスタイルだったのですが、僕たちの帰国が近いこともあって、タンクローの時に一気にポイントを大放出してくれました。

 

ポイントが多すぎて、メモを取っていたのですがここには書ききれません。本当に今までのスウィープの漕ぎを完全に見直さなければならないような内容でした。その中でも特に目立ったのはスカルとの共通点の多さです。同じボートを漕ぐという動作でも、両側にオールがあるのと片側にしかないのでは、まるで漕ぎが違うという認識があったのですが、ブレードの振る舞いだけでなく、フォワード姿勢から座り方、バランスの取り方まで全て共通していたんですね!グレンはある時、初心者にとってスカルからスウィープ転向は容易だがスウィープからスカル転向は大変だと言っていましたが、その意味が少しだけわかったような気がします。身体としては不均等な動きをするのに、体軸と体幹は均等に動かすスウィープは、後者をスカルで鍛えてこそ完成できるものみたいです。

 

色々新しく学ぶことが多すぎて、とてもじゃないが書ききれません。報告書にまとめて提出するつもりです。

 

今週は、ホームステイ先が艇庫から遠い関係で日中を艇庫でダラダラすごすようにしていたのですが、グレンがそれを見て僕たちがめちゃくちゃ暇なのだと判断し、たくさん仕事をくれます。トレーラーの組み立て、自転車の組み立て整備、シート点検の手伝いなどですが、気合いを入れてやりすぎて、最終的にはメカニックの称号を手にしました。rowingを学びに来た僕たちとしては極めて不本意ですが、実は僕たちも楽しんでいるんですね!

 

ここに来て触れ合う人たちはとっても陽気です。大阪人みたいに伝えたいことの3倍くらい喋って、残り2/3は冗談という人もいます。会話の中に冗談が織り交ぜられていて、当惑してしまうこともあるほどです。でも慣れてくるとすごく楽しくて、笑いが絶えません。言葉を積極的に使う人たちなのだと思います、日本にいると振る舞いと動作でコミュニケーションしていて、言葉を発さないことも多いですが、ここでは何をするにも言葉を発します。会釈の前に挨拶の言葉、見礼の代わりに謝辞、お辞儀の代わりに感謝の言葉、これがこの国の個性なのかなーと思うのも、面白いです。

 

言葉が違う国で、1ヶ月ボートを漕ぐ、という体験をしています。最初は難しそうで、練習もハードじゃないかと思って少し敬遠しながらも、まぁボートと英語の技術が上がったらいいなーと思いながら今回の遠征に参加しました。結果として得たものは、ボート技術や英語力だけではありません。というか英語力はそんなに向上してません、それも問題ですが。

異国の文化に触れ、普段自分がいる世界とは全く違う世界に入り込むという体験は僕の価値観を大きく揺るがし、多くを考えさせてくれました。ピュアで広大な自然に触れ、その中で暮らす人々に出会い、話すことはそれだけで価値がありました。

 

先述の通り、NZに来て最初の1週間はすごく長く感じました。新しいことをすることは楽なことだけではありませんでした。費用も決して安いものでもありません。それでもこの遠征に参加してよかったと思っています。未知のことに挑戦すると、思いがけないことに出会います、予想外だからこそ、その体験が自分の糧になっていくんですね。これからもこういう挑戦を積極的に続けていきたいと感じたNZ遠征でした。

 

例によって、今週のトレーニング内容

 

月曜日:

ダブル乗艇 10kmUT

重量トレーニング

火曜日

ダブル乗艇 10kmUT1minONOFF×15

エルゴ 40min

水曜日

ペア乗艇 12kmUT 

重量トレーニング

木曜日:

エルゴ 6km2minONOFF×42km1minONOFF×210min

タンクロー(技術指導)+エルゴ 40min 

金曜日:

ウォーキング 60min

 


部員旅行

2019-03-02 00:40:18 | 日記

もうすぐ二回生になる山本篤昌です。

 

この土日は部員旅行で小豆島まで行ってきました。景色は綺麗で、食べ物は美味しかったのでまんぞくしました。とてもたのしかったです。(文才がない人間にはこれが限界)

 

さて書くこともないので、近況を少し報告したいと思います。自分はこの春夏シーズンは土曜日だけ乗艇をしたりしなかったりすることになりました。周りで一生懸命頑張っている人たちには申し訳なく思いますが、自分のようなドロップアウトした人間にも居場所を与えてくれることに感謝しています。とりあえずは新歓大臣になったので新入生をたくさん入れたいです。