シーズンインです。
新歓も始まります。
そういえば、今日は桃の節句。季節のふしめですね。
とりわけ何かが変わるわけでもありませんが、今いる場所に立ち返る機会というものは必要です。
3回生にならんとしている西崎は、ぼんやりと考えます。
最近の生活は分厚い教科書を読むばかりで、娯楽小説の類を読む余裕がありません。下宿にはテレビもないので、芸能関連の情報には疎くなるばかりです。むしろ古典芸能ばかり楽しんでいるというおかしなことになっております。
今の時代は、様々な娯楽にあふれ、本屋へ行ってもテレビをみてもインターネットをみても音楽を探しにいっても、膨大なコンテンツの量に辟易してしまいます。この中から自分が気に入ったものを探すということは骨が折れるなあと思ってしまいます。
勿論、面白いと思えるものは沢山あるでしょうし、大衆に受け入れられ一世を風靡するものもあります。しかしながら、すぐに飽きられてしまったり廃れてしまうものが少なくありません。人々を靡かせ続けるため、社会にはコンテンツが流れ続けます。これはこれで一つの在り方だろうと思いますが、僕にとって繰り返し楽しむことができるもの、それも繰り返すたびに異なる景色が見えるものに触れると、心の底からえもいわれぬ感情が湧き上がってきます。今残っている古典芸能などはそういう意味では、“古くならない”のではないでしょうか。
一方、ボートは娯楽とはいいきれませんが、艇をうまく進めることが出来た時の気持ちよさは格別です。乗艇ごと、メニューごと、oneストロークごとに艇のバランスや速度は異なります。練習ではうまくいかないことも多々あり、嫌になってしまうときもあります。でも、執念深く漕ぎを洗練させることは、勝つ喜びだけでなく漕ぐ悦びにもつながるのだろうと思います。だからこそ、自分の漕ぎを見失わず、冷静に分析して目標を設定するといった、練習に対する基本的な姿勢を大事にしたいです。
もちろん、全てはレースで勝つため。試合中のクルーのひたむきさは勿論のこと、練習でのひたむきさも含めて、ボートという競技の美しさがあるのだと僕は思っています。
練習ができるのも試合に出られるのも、今という本当に短い期間だけです。学生生活の充実は人それぞれですが、僕は今の生活を精一杯たのしもうと思います。
以上が僕の現在地点です。
相変わらず、変なブログになってしまいました。
とにかく、生活のなかで僕が追い求めているのは“感動”です。
そしてその仲間を募るべく、新歓も頑張らねばと思っております。
来週は合格発表!!緊張の瞬間です。
僕は息が詰まりました。
合格した人には僕が持てる全ての積極性を振り絞って突撃するので覚悟してください。
宜しくお願いします。
それでは。