くるりんしっぽ隊

『ちばわん』で保護犬の一時預かりボランティアをしています。
預かり犬のいぬ親さん探しの日記です。

わさび便り

2023年04月18日 | わさび 2018.3.4卒業
卒業犬わさびのお家からお便りをいただいています。

ブログには書いていなかったのですが、
昨年2月、わさびが緑内障で右目の視力を失ってしまったとご家族からうかがっていました。
わさびのご家族は残っている左目の視力を守るため眼科専門病院に定期的に通院し、
検査を受け、予防のための点眼をずっと継続していらっしゃいました。

先月わさびのご家族からメールをいただきました。

辛いご報告をしなければなりません
わさびはすでに右目の視力を緑内障で失っていましたが ついに左目の視力も失ってしまいました
左目も緑内障になる可能性が高いとの事でずっと予防の目薬は使っていましたが
3月3日に元気がなくなり散歩に行きたがらなかったので
翌日獣医にみせたところ眼圧がとても高く(75)ですぐ眼圧を下げるため半日入院しました
その後目薬で眼圧がさがり今は正常値になりましたが視力は全くないようです
わさびも急に見えなくなってしまってしきりに上を向いてキョロキョロするばかりで
その姿を見て私達夫婦は可愛そうで二人で泣いてしまいました
幸せにしてあげるつもりでわさびを引き取ったものの
またしても厳しい試練に襲われてしまって可哀想でなりません


1週間が過ぎ わさびは暗闇の世界に慣れてきたのか
近くの公園まで朝夕の散歩に出かけ しっかり排泄を済ませ
帰って来れば迷わずごはんの場所に行きペロっとたいらげお水も沢山のみます
その後は壁にコツンコツンしながら自分のベットに戻り寝ています すごい生命力です
私達がメソメソしていてはいけないとわさびが教えてくれました
これからもわさびを支えながら 引き続きわんことの暮らしに癒されたいと思っています




わさびのご家族からいただいたメールを読み涙が止まりませんでした。
もう片方の視力だけはどうかなくならないようにとずっと願っていました。
ずっとがんばって来られたわさびのご家族のお気持ちを想うと悔しくてなりません。

でも、動物の生きる力って本当にすごいですね。
メールにあったその後のわさびの様子にとても安堵しました。
視力を失ってもしっかり立ち上がり、今までご家族と暮らしてきた5年間の記憶を辿りながら、
聴覚や嗅覚を使ってちゃんと生活しているのですね。
わさびは本当に賢くて強い子です。

わさびが光を失い、大好きなご家族のお顔を見ることができなくなってしまったことは
とても悲しく厳しい試練で、
ご家族も今までよりもっともっとわさびの日常生活に配慮しなければいけなくなると思います。
でも今、わさびが日常生活を元気に送れていること、
そして何より、大好きなご家族のもとで今までと変わらない優しい声や生活音を聴き、
ご家族の温もりを感じ、いつもそばにいて守っていただいていること。
それはわさびにとってとても幸せなことです。
見えないことでいろいろ大変なこともあると思いますが、
ご家族とわさびの間にはこれまで紡いできた強い強い絆があります。
これからもわさびの耳と鼻と全身の感覚を使って、
元気に日常生活を送り、大好きなご家族とのコミュニケーションが取れるといいなと思っています。


わさび♪
13歳のお誕生日、本当におめでとう!
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