蔵くら日記

人生最後の数年を田舎暮らしで。2004年4月、実現のための行動開始!それは思わぬ展開でスタート・・。今では安曇野三昧

安曇野にチターの音色がよく似合う

2007年03月15日 | 安曇野とその周辺
内藤敏子さんのチター演奏を”ビレッジ安曇野”で聴いた。鳥肌が立つほどの感動だ。
表題は内藤さん自身の演奏会でのことば-----------同感
当日はまったくもって青い空、白い雲、白い山々でした

実は昨年第三の男をチターの生演奏でを急用のため聴き逃しているので、待ちに待った機会だった。
チターといえば「第三の男」という認識くらいで、国内での奏者が少なく内藤さんはその普及と後進育成にも尽力されています



では教養講座を・・・
○2000年の歴史をもち、ドイツ語圏の人々には大変親しまれている楽器である。
○教会ではオルガンの代わりに賛美歌の伴奏もする。ではなぜ日本では馴染みがうすいのか?
○ヨーロッパからクラシック音楽が日本に伝わって来たとき、チターがオーケストラに所属していなかったのが大きな原因である。
○楽器の構成は伴奏部分とメロディー部分の弦があり、まるで数人が合奏しているように聴こえます。
○プログラムの『我、夢の街ウィーン』の作曲家R・ジジンスキーは、この曲1作品のみ残したが、ドイツでは大人も子供も親しんでいる曲です(いかにもドイツ人らしいと思った)
もっと詳しくは内藤さんが会長である日本チター協会
立派な肩書きですが、面立ちも話し方も実に柔和な方で演奏にもお話にも引きずり込まれました

10分の休憩をはさんで全13曲、そのうちエーデルワイスには会場の雰囲気を汲み取り3曲を加えたメドレーに・・と2時間はあっという間でした。
●映画「第三の男」鑑賞の知恵
 100分の映像にハリーはわずか7分の登場、オーソン・ウエールズの存在感
 ハリーが登場するときはハリー・ライムテーマが流れる
 ジープに同乗の警察官が米、仏、露、英の4人。制服がそれぞれのお国のデザイン
 ハンナを連行する部屋での4カ国の警察官の対応を見比べると面白い
 映画「第三の男」でのチター演奏は、日本の弦楽器・津軽三味線の奏法に近い
よしもう一度見直してみよう

安曇野でのコンサートのしめくくりには『早春賦』と『ふるさと』がよく似合う
小ぶりな会場に100名ばかりの聴衆が春を待つ2時間でした

おまけ
11日のテレビ「題名のない音楽会」で映画音楽30のなかで第三の男はたしか18位でした。18日に後編がありますよ
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ピックアップトラック | トップ | 花の目覚めは »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

安曇野とその周辺」カテゴリの最新記事