砂場にブランコ・・・小さな鉄棒でもあれば天国で・・・
野原に小高い丘が連なって・・・ドングリが散らばる木立でもあれば・・・
止まる事を忘れて過ごせる・・・幸せの居場所になる・・・。
溢れかえる暮らしに嫉妬して・・・探し求める暮らしと夢を見失う・・・。
成り立たない居場所を後に・・・ごちゃ混ぜの住処を求めると・・・
一つ所に人は集まり・・・人も住まいも寄り合えば、豊かな暮らしは育つけれど・・・
目の行き届かない場所では・・・カタカタと掛け違いは訪れて・・・
大きく些細な出来事は・・・知らないフリで遠くに向けられている・・・。
静かに過ごす時間が増えるこの先は・・・大きく分かれ道が増えてゆき・・・
迷える場所といくつかの頑張る若者と・・・都市や地方の想いが重なり迷って・・・
いくつもの担い手が減り続ける今は・・・小さく声を上げても・・・
数十年後・・・数百年後には、探し物に並べられ・・・お店の片隅置かれていそうな気がする・・・。
郷愁や思い出に包まれてしまえば楽になっても・・・歴史や文化を知れば、そのままでいられるほど素直に振り向いて・・・
唇を嚙みしめ、大きくため息よりも・・・高い空を見上げれば・・・
変わりの無い入道雲が・・・新緑の間に光っている。