暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

100年後

2021年01月27日 | 古民家
 寒雨かと思えば・・・うららかな日が並んで・・・
大寒が過ぎたばかりで・・・新暦のつじつま合わせに季節は追い付かず・・・
そうかと思えば・・・人の暮らしが季節を追い立てているように、せわしなく走っている・・・。

木の芽は、まだまだしっかり閉じて・・・それでも、何も見えなかった枝先にプクリと膨らむ蕾を見れば・・・
たくましく生きる自然の力強さに・・・人の弱さを感じます・・・。
自然から借りたもので・・・つつましく暮らしている間は・・・
道具も住まいも・・・大切に何度も使い続け・・・本当に消えてなくなるくらいまで・・・
ありがたく借り受けて来ました・・・。

仕口やホゾ・・・柱や梁には、木組みの加工がされ・・・移築や再生される時・・・
その加工された部分を利用したり・・・新しく加工をして、別の場所に利用したりします・・・。
築100年の住まい、蔵や納屋を見ると・・・材料の柱に、加工されて残された仕口やホゾを見掛ける時があります・・・。
その建物が建つ前に、どこか別の場所で暮らしを支えていた建物があって・・・
その一部を再利用したのです・・・。
100年以上も前に使われていたものが・・・今でも大切に繋がれる暮らし・・・
この先、100年後の未来の子供達に・・・自分達は何かを残せるのだろうか?

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