暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

手に入れる

2019年12月29日 | 古民家

 里山が削られ・・・昔遊んだ雑木林も姿を消し・・・

真新しい家屋が建ち並び・・・新しい家族が住み始め・・・新しい町が出来上がる・・・

急激に増え始めた人を収容する箱を作ろうと・・・便利な道具の揃った狭い部屋で・・・

憧れの生活が出来ると・・・アパートにマンションが建ち並び・・・

この先続くと思われた豊かな暮らしを夢見て・・・

自然と環境を引き換えに・・・この先、住み手が居なくなるであろう・・・

泡沫(うたかた)の町を作って行きました・・・。

どうして古い建物を残したいのか・・・?どうして、伝統建築が良いのか・・・?

二度と手に入らない素材が使われてる事・・・

技術のある職人が・・・自分の仕事に誇りを持ち、丁寧に造り上げた建物である事・・・

気候風土に合った・・・環境にやさしく、いずれ自然に帰る建物である事・・・

人それぞれの考え方はありますが・・・

限りある素材を、人の手で・・・循環出来るような仕組みを造り・・・

自然が浄化してくれる時間を超えないように・・・ゆっくりとした流れの暮らし・・・

そこには・・・古民家の教えがあり・・・古民家の中で流れゆく時間があります・・・。

自分が都会に中にぽつんと置き去りにされても・・・誰も気にせず・・・

おとがめも無く・・・影響も無いと思います・・・。

どこか片田舎に置き去りにされたら・・・村のニュースになります・・・?

得体の知らない輩がいる・・・誰それに似てるから親戚なのでは・・・?

受け入れられようが・・・受け入れられまいが・・・話題にはなるでしょう・・・。

その場所に生きる意味を求めて・・・どれだけ貢献出来るかを求める・・・

物を手に入れたいと思うよりも・・・事を手に入れたい・・・

それは・・・人との繋がり・・・地域との繋がりです・・・。

都会にいてお金を手に入れ・・・モノを手にする為に動くのでは無く・・・

・・・多くと関わり・・・たくさん動いて、繋がりを手にする暮らしが・・・

時間を生きる・・・そんな気がします。

 

 

 

 

 

 


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