暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

2018年04月05日 | 古民家

 部屋と部屋は壁で仕切られています・・・

和室は襖で仕切られていて、隣にいる人の息遣いや、その存在が感じられます・・・

外と内を仕切るものは・・・壁であったり、扉ですが・・・

古くは、障子のように仕切りとは言えない様なものもありました・・・

プライバシーや住環境の改善が望まれるようになって・・・・

高気密高断熱が政策として進められて・・・

仕切りがいろいろな所に作られてしまって・・・人と人がいつの間にか別けられてしまった気がします。

高温多湿な住環境の日本では、外に向けて開かれた住まい造りでした・・・

和室で田の字の間取りで・・・行事があれば襖を外して一部屋に出来る暮らし方・・・

家族みんなで過ごす事で助け合ってきたのですが・・・

時代の流れで、そんな暮らしも変わってきました・・・

それでも、土間を取り入れた造りだったり・・・子供が居間で宿題を出来るような間取りにしたり・・・

息遣いが聞こえるような吹き抜けを作ったり・・・

新しい感覚の、開かれた暮らし方もたくさん提案されてきています。

良い距離感・・・空気感・・・・とても難しいとは思いますが・・・

人は、人と関わりあう事で、自分の立ち位置が解って・・・自分も自分の事を理解して・・・

廻りと接する大切さを理解していけるのだと思います・・・

古い文化・歴史と思うかもしれませんが・・・まだまだ教えられる事ばかりです。

 

 

 

 

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