暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

古くて新しい

2018年04月28日 | 古民家

 高度成長期・・・海外の精密で優秀な工作機械を輸入して日本で加工した製品は生まれてきました・・・

それは日本の技術の高さ、製品の良さを広めることになります・・・

時代は進み、もっと大量に、もっと安くと化学製品が生まれて・・・

もっと早く簡単に作れる工作機械が日本で作られて多くの人に使われるようになりました・・・

それは、高級品だった商品がお手ごろな値段で手に入るようになり・・・多くの人が豊かになったのだと思います・・・

無いものねだりはいつの世も変わらないもので・・手に入りにくい・・・貴重なもの・・・

昔から使い続けられている伝統的なもの・・・

あるドラマで取り上げられた足袋を縫製する機械など・・・熟練の方でないと使いこなせないけれど・・・

その製品には、手作りではの良さと魅力があります。

その機械はもう手に入りません・・・その他の生地を織る特殊な機械も海外製品で・・・

部品もすでに手には入りません・・・・

無骨な年代ものの機械とそれを操る熟練の技術が、当時の日本を支えていました・・・

懐古主義ではありません、それが新しいものとして求められています・・・

多くの人に、商品を平等に行き渡らせたい・・・そんな思いで作られた商品も大切な時期はありましたが・・・

本当に良いものを、長く使い続け・愛し続ける・・・高級ブランド品が名前だけでなく・・・

製品として愛され続ける意味は、そんな所にあると思います。

古民家ブーム・・・手に入らない部材を無骨な職人が伝統の技で造る住まいは・・・

今、新しいものとして見られているのでしょうか?物珍しさだけなのでしょうか?

 

 

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