ウツウツ記

毎日の生活で感じたことを書いています。

バベル。

2007-05-04 11:02:52 | 映画
バベルを見てきました。
私はとっても酔い易いたちなので
勿論要注意のシーンは目をつぶると宣言。
その間のストーリーはちゃんと教えてね、と友人に言ってから
見ました。

ストーリーは、モロッコで幼い兄弟が試し撃ちした銃弾が
旅行中のアメリカ人夫婦の奥さんに当たってしまって
留守番をしていた夫婦の子供達は仕方なく
子守のおばさんと一緒にメキシコに行く羽目になって
銃をモロッコ人に渡したのは日本人で・・
と全てがリンクしてるよ、というお話。
風が吹けば桶屋が儲かる、みたいな。
(それは言いすぎかも・・)
モロッコ人兄弟には彼らなりの背景や言い分があって
旅行中の夫婦にもそれなりの事情があって
メキシコ人のおばさんにも生きてきた年月があって
銃を渡した日本人にも忘れられない過去があって。
皆がそれぞれの、その場では必死な事情からの
止む無い思いからの行動が
連鎖を止まらなくしている。
初めは何だったの?と。

ん~、いろんな風に読めるんでしょうね。
人間っていつまでたっても愚か、とか。
連鎖は止められるはず、とか。
短気は損気ですよ、とか。
憲法記念日と照らし合わせてだって、いろいろ考えられるしね。

メキシコ人のおばさんの
「私たちは悪い人じゃない。愚かだっただけよ」
というセリフが印象に残りましたね。

話題の菊池凛子さんは、上手だったけれど
やっぱり高校生というのは無理があったんじゃないでしょうか。
所々、すごく大人っぽかったし。
でも外人が見たら十分、若いのかな。

なかなか見応えのある、面白い映画でした。満足なり~。
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