今年も2泊3日の秋の上高地に行って来ました。夫婦ともにく再訪できた喜びの旅です。 槍ケ岳と穂高連峰は家内の青春時代の思い出の山。モノクロ写真は当時(50年ぐらい前)の大正池と穂高連峰です。散策途中に挨拶を交わすシニア世代の方で昔登った山の懐かしさに上高地に来たと話す人が結構います。今は登れぬ山を見て昔を懐かしむ。きっと山から元気をもらうのでしょう。上高地がシニア世代のリピータが多い理由かもしれません。今年は残念ながら穂高に雪がなくカラマツの黄葉の色付きも良くありません。初日は雨模様、2日目曇りのち晴れ、3日目晴天。
12時に五千尺ホテルにチエックイン。昨年昇進したソムリエ兼ダイニングルームのフロアマネージャのSさんが喫茶ルームで忙しそうに働いています。ホテルの傘 を借りて梓川の右岸(下流方向)を15分ほど歩いて上高地温泉ホテルの天然温泉へ立ち寄り湯に行くのがいつもの初日のコースです。朝早く自宅を出て鉄道とバスを乗り継いで5時間半。疲れが取れます。写真の落ち葉は露天風呂に浮いていた落葉をなんとなく拾って撮った写真です。
湯上りにビン牛乳を飲んで川沿いを歩いて穂高橋と田代橋を渡ると今度は梓川の左岸(上流方向)から戻ります。橋の下を流れる梓川はいつ見ても心安らぐ流れです。 田代橋の下の水辺は15年ぐらい前に初めて娘と来た時に昼食タイムをとったところです。その娘も結婚して6歳の女の子がいます。元気な孫との上高地旅行が実現したら家内は大喜び。楽しみです。あいにく山は雲に隠れて見えませんがカラマツ林の落ち葉の道を河童橋まで戻りました。
晴れていればお気に入りの小梨平のキャンプ場に行きますが今日は取り止めてホテルに帰ると部屋ではいつものように家内が絵葉書を書いていました。写真は二日目の早朝の焼岳(2455m)です。朝5時起きて洗顔を兼ねた風呂に入り夜が明けるのを待ちます。この日の最低気温はマイナス10度。湯冷めしそうなので横着して4階の部屋のベランダから撮りました。ご存知のように大正4年に爆発して大正池をつくり今も噴煙を上げている活火山です。河原と河童橋の上で写真を撮る人がいます。上高地の1日が始まります (写真はクリックすると拡大します)