雲の上には宇宙(そら)

 雪国越後にて、30年ぶりに天体写真に再チャレンジ!

くじら座 M77付近 (初ショット)

2016年12月12日 | 天体写真(系外銀河)
前回は上弦過ぎの月を掲載したため中断しましたが、
3日夜に撮った残り3タイトルの内の一つです。
実はくじら座の対象を撮影したのは今回が初めてです。

M77 (NGC 1068) 付近  (くじら座) 
( 画像クリックで元画像の25%で表示 )
( M 77は下、右上の銀河はNGC1055  が北の方角 ) 
撮影DATA: 2016/12/ 3 22:37’~  Vixen VC200L+レデューサー(合成f=1,278mm F6.4 )
露出 15分×9枚 ISO 1600 LPS-P2FIL Cooled 60D (冷却 オフ 10℃)  タカハシ EM-200 Temma2M
マイクロガイドスコープ 60 ToupCam PHD2Guiding ステライメージ7
系外銀河M77は今回初めて撮ったものですが、
淡い外周部を無理に出そうとして画像の背景が荒れてしまいました。
右上のNGC1055付近が顔に見えてきませんか?(明るい星 右が6等星、左が7等星)

M77銀河中心部を等倍まで拡大しても細部までは解像できてません

撮影時の風景(おりおんショット)です。 
( 画像クリックで星座線入りで表示します )
うお座、くじら座はやはり寂しい秋の領域ですね

残りの2タイトルはおなじみの対象なのですが、途中から薄雲が出て
とても期待できそうにありません。
それでもお見せするのはいうまでもありません。

================================================
10月に生まれた孫娘 あみちゃんが来週里帰りの予定。
ただし大雪だとむずかしくなるのですが、
今日の予報では来週は異常な高温だとの事。
そんな異常、大歓迎です。
11日朝 これが我が家の初雪になるのかな

雲上くもがみ
ブログランキング参加しています。
にほんブログ村 写真ブログ 天体写真へ ←いつもポチッとありがとうございます。
にほんブログ村

==========================================
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

コペルニクス 夜明け前 (月齢 8.9)

2016年12月09日 | 天体写真(月・惑星・彗星)
まだ3日夜に撮ったお見せしてない画像が残っているのですが、
昨夜は上弦過ぎの月が見えていたので夕食前にちょこちょこ と撮りました。

月齢 8.9  
( 画像クリック個所に応じて、北側・南側を元画像の 40%で拡大表示できます )
撮影DATA: 2016/12/ 8 18:54’~  Vixen VC200L+canon1.4x(合成f=2,520mm F12.6 )
露出 1/100秒 x36枚 x2モザイク(北側・南側) ISO 400 Cooled60D(冷却オフ) タカハシ EM-200 Temma2M AviStackでコンポジット
ガイド不要とは言え、機材の設営はちょこちょことはいきません。
撮影自体は正味5分程度なのですが、機材設営・撤収に2時間くらいかかっています。

記事タイトルのコペルニクスクレーター付近のトリミング画像です。
( 元画像の75%でのトリミング画像です )
タイトル通りクレーター西壁には太陽があたり始めていますが、クレーター内部はまだ真っ暗です。
もう数日たつと・・
2015/ 3/30 同じ撮影機材ですが、違うのは EOS C.M.R で動画処理しています

夕食後撤収したのですが、その後まもなく雲に覆われたようです。(GPV予報どおり)

================================================
3日夜に撮った画像があと3タイトル残っているのですが、
とても次の下弦過ぎのころまで持ちそうにありません。
今回の月は時間稼ぎだったのですが、
次の新月期になっても雪国につきまず晴れないでしょう。

雲上くもがみ
ブログランキング参加しています。
にほんブログ村 写真ブログ 天体写真へ ←いつもポチッとありがとうございます。
にほんブログ村

==========================================
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

二年ぶりのNGC 253(ちょうこくしつ座)

2016年12月07日 | 天体写真(系外銀河)
前回に続き3日夜の早い時間帯に撮った南天の系外銀河です。

NGC 253  (ちょうこくしつ座) 
( 画像クリックで元画像の25%で表示 )
(  が北の方角 ) 
撮影DATA: 2016/12/ 3 20:21’~  Vixen VC200L+レデューサー(合成f=1,278mm F6.4 )
露出 10分×10枚 ISO 1600 LPS-P2FIL Cooled 60D (冷却 オフ 11℃)  タカハシ EM-200 Temma2M
マイクロガイドスコープ 60 ToupCam PHD2Guiding ステライメージ7

銀河部分の拡大トリミング画像です。
( 画像クリックで元画像の50%で表示 )
見た目から「銀貨銀河」という別名もあるようですが、あまりなじみがありません

南天低い上に、早い時間だったのでまだ灯火で空が明るかったです。
( 画像クリックで星座線入りで表示 )

調べてみたら同じ鏡筒+レデューサーで2年前にも撮っていました。
総露光時間は同じですが、撮影時期が10月で今回より遅い時間帯に撮影しているため
コントラストのある画像が得られています。

それでも処理前の撮影画像を拡大してみると2年間の進歩を見る事ができます。
( いずれも10分露光 )
露光時間はどちらも10分ですが、東西方向の星像の流れがほとんど目立たくなりました。
これはまぐれでは無く、10枚すべての画像で2画素以内のガイドエラーに収まっていました。
ガイドが大きく改善された最大の要因は、
昨年赤道儀をEM-200Temma2Mに更改したためでしょう。
(2014年は中古のEM-200USD赤道儀で、モーターの回転精度が低かった。)

まったく状況が改善していないものもあります。
撮影中に撮った東側と南東側
東側 は市街地で明るい上に、自宅の家屋が邪魔をしています ↑
南東~南側 も市街地および高速ICで空が明るく、敷地内に樹木と防犯灯もあります ↑

次回は このあと撮ったくじら座の系外銀河で初ショットになります。

================================================
昨日(6日)の朝方すごい雷とあられのような音で目がさめました。
ついに「雪降ろし」の雷が鳴ったのですが、
起きてみたらどうってことはなくて、
一部にあられがたまっていただけでした。
こんな調子で孫娘の里帰りまで天気がもってくれないかなぁ。

雲上くもがみ
ブログランキング参加しています。
にほんブログ村 写真ブログ 天体写真へ ←いつもポチッとありがとうございます。
にほんブログ村

==========================================
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

三日月と、らせん星雲。

2016年12月05日 | 天体写真(星雲・星団)
今年は東京に初雪を先取りされ、「この下に高田あり」 という雪国の名前返上せねば。
(今日現在わが上越市はいまだ初雪がありません。 ずっとこのまま・・)

それでもこの時期 星が見えない事には変わりありません。
娘の退院祝いで千葉から戻った翌日の3日、久しぶりに撮影する事ができました。
前回アンドロメダ銀河を撮ったのが先月24日ですのでほぼ10日ぶりになります。

GPV予報 では23時頃には雲が出るという事だったので、最低でも月だけはと・・
月齢 3.8  
( 画像クリックで元画像の 50%で表示 )
撮影DATA: 2016/12/ 3 17:42’~  Vixen VC200L(f=1,800mm F9 )
露出 1/50秒 x20枚 ISO 800 LPS-P2FIL kiss X2 タカハシ EM-200 Temma2M AviStackでコンポジット
月の高度がある内にと薄明が終わる前に撮り始めたのですが、すでに木の枝にかかっていました。

この日夕方の薄明が終わるのは18時02分。暗くなるのが早くなっても人の生活は変わらず。
VC200Lにレデューサーを取り付けて南天のらせん星雲の撮影を始めたのは19時前。
まだご近所が仕事帰りの時間帯に撮影を開始しました。

NGC7293 らせん星雲  (みずがめ座) 
( 画像クリックで元画像の25%で表示 )
(  が北の方角 ) 
撮影DATA: 2016/12/ 3 18:42’~  Vixen VC200L+レデューサー(合成f=1,278mm F6.4 )
露出 10分×5枚 ISO 1600 LPS-P2FIL Cooled 60D (冷却 オフ 11℃)  タカハシ EM-200 Temma2M
マイクロガイドスコープ 60 ToupCam PHD2Guiding ステライメージ7
タイマーリモコンのトラブルで9枚撮ったつもりが5枚だけに
撮影終了時の高度は約20度と低く、まだ夕食の時間帯では空も明るくこれが限界。

南天低いのが悪条件ですが、らせん星雲の見かけの大きさは案外大きいのです。
撮影機材の焦点距離とカメラの画素数から演算して合成してみました。
ステラナビゲータのデータでは、この夜の月の視直径が30.3’ らせん星雲が12.8’ となっていました。

この夜はGPV予報が良い方に外れ、薄雲はあったものの朝まで撮影する事ができました。

================================================
おかげさまで娘は退院してあみちゃんの育児を開始。
これからは娘夫婦で頑張るということで、ばぁばも帰ってきました。
これまでの何度かの外泊で ばぁばの特訓の成果ありやなしや
この年末始は里帰りの予定なので、このまま雪が降らないでほしいのですが・・

雲上くもがみ
ブログランキング参加しています。
にほんブログ村 写真ブログ 天体写真へ ←いつもポチッとありがとうございます。
にほんブログ村

==========================================
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ランキング参加してます

にほんブログ村 写真ブログ 天体写真へ
にほんブログ村

応援(クリック)してね


天体写真 ブログランキングへ