雲の上には宇宙(そら)

 雪国越後にて、30年ぶりに天体写真に再チャレンジ!

きりん座 NGC2403(只今 貯光5時間 )

2023年03月21日 | 天体写真(系外銀河)
今回からは3月14日夜に撮った春の系外銀河 3態になります。
この夜は真夜中に下弦の月が上って来るのですが、
これまでの経験から同じ半月でも上弦の月と違い 暗い”海”の部分の多い下弦の月明かりは
そんなに気にしなくていいのでは ・・ と思っていました。 
実際の撮影結果はどうだったのか? 気になるところです。

まず今回は薄明は終わったものの、まだ灯火で明るい空で撮った
きりん座NGC2403銀河 になります。

NGC2403 (きりん座)    
( 元画像の30% 縮小画像 )
( 上 が 北 になります )
撮影DATA : 2023/ 3/14 20:31’~ Vixen VC200L( fl= 1800mm F9)
露出 15分 × 枚 + 分 × 枚  ISO 6400 LPS-D1 EOS6D (HKIR改造)
タカハシ EM-200 Temma2M マイクロガイドスコープ 60 ToupCam 
ステラショット2(導入・自動ガイド) ステライメージ9(画像処理)

この渦巻銀河は明るくて見かけも大きいのですが、渦の外側の腕が暗く不明瞭で
わたしとしては撮影が難しい銀河の部類になります。
おまけに今回は背景の空が明るかったためか
オートガイドでの直線的なガイドずれがコンポジット後に線状ノイズとして残りました。
そこでコンポジット時にσクリッピングで処理したところ
線状のノイズが少し目立たなくなりました。

ところで その時間帯に何を撮るかについて
私の場合は見栄えのするものを優先するのは同じなのですが、
自宅裏口での「庭撮り」の制約から 南中前のものは撮れないものが多く
できるだけ南中直後の対象を優先しています。
更に10年以上撮影を続けた結果、メジャーな対象はかなり撮り終えてしまったため
最近は過去に撮影した光学系・カメラと同じものを使って撮影する事により
過去画像と合わせて総露光時間を増やす作戦を取っています。

NGC2403は3年前にも同じ鏡筒・カメラで撮影していました。
2020年に撮った画像も加えて処理した画像です。 ↓
( 撮影範囲がずれていたため少しトリミングしています )
2020年の 撮影DATA:2020/ 3/26 20:50~ 露光時間 15分 × 9枚 + 3分 × 5枚 ISO6400 *他は 今回と共通
これで総露光時間はちょうど2倍の5時間になりました

銀河部分を切り出したクローズアップ画像です。 ↓
外側の淡い渦の腕がかすかに見えてきたような・・
更にこの倍、総露光時間10時間ならどうなるのでしょうか?

恒例の 撮影時の『只今撮影中ショット』です。 ↓
( 四角枠が今回の撮影範囲です )
2023年 3月14日22時15分~ Tamron Zoom(fl17mm F2.8) 30秒×5枚 ISO1600 ソフトフィルター KissDX(SEO-SP2) 三脚固定撮影


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三大夜桜で有名な越後高田の桜の開花はの来週はじめの予報。
我が家の庭の桜もまだなのですが、
いまは裏庭で白梅が咲いています。
毎年豪雪に痛めつけられた老木ですが、わずかに生き残った枝に満開の梅の花

すごいぞ! WBC準決勝逆転サヨナラ勝ち!!


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コメント (2)
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