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雲の上には宇宙(そら)
雪国越後にて、30年ぶりに天体写真に再チャレンジ!
これだから 冬に来る彗星はキライだ!!
2023年02月01日
|
天体写真(月・惑星・彗星)
今年は1月早々(12日)に初撮りができたのですが、次は何と言っても
話題の
ズィーティーエフ彗星 (C/2022 E3)
を撮る事。
昨日 たびたびコメントをよせてくれる”さすけ”さんから
「上越市で彗星を撮った人がいてローカル新聞に載っていたよ」との情報が。
今冬の上越市は新潟県内でもなぜか小雪だったのですが、
「10年に一度の大寒波」が過ぎた直後に連日除雪車がやってくるいつもの冬になりました。
そんな昨夜、テレビの予報では一晩中 ★ マークとなっていたのですが そんなものはあてにならず
いつもの
SCW予報
で雲予報をみたら 案の定 雲まみれの予報。
それも見るたびにだんだん悪化して、雪も降ってくるかも。
おまけに上弦を過ぎた明るい月が早朝3時半ころまで空を照らしています。
それでも夕方5時前には機材の設置をすませたのは
予報では早朝3時から4時ころにかけて雲が薄くなる時間帯があるということから。
(
この時期に そもそも一晩中快晴なんてことがあるわけがない
)
30分ほど除雪をしてから機材を設置しました
今回の作戦としては 月明かり
と
うす雲で 淡い尾など写らないと決めつけて、
短焦点の
R200SS反射鏡筒
で彗星核をクローズアップで撮るというもの。
うまくいけば、1分露光×60枚コンポジットなんて考えていました。
それでどうなったかですが ・・・
予報通り北極星も見えないまま時間が経過して2時近くになって気が付きました。
この夜のズィーティーエフ彗星の位置は天の北極近くにあり、
一晩中見える周極星だから薄明までに晴れれば撮影ができると勘違いしていました。
確かに三脚にカメラを載せて固定撮影するならその通りですが、
赤道儀でのガイドとなるとそうはいきません。
日周運動に合わせて赤道儀が極軸の周りを回転し
やがて鏡筒とバランスウェイトの軸が水平となり、更に鏡筒は下がり続けていつか三脚にあたります。
この夜は4時過ぎには鏡筒とバランスウェイトの軸が水平になることがわかります
冷静に考えれば多少鏡筒側が下がっても ガイドが可能な事は経験からわかっていたのですが、
曇ったままの空をみてあきらめて撤収することにしました。
撤収前の2時ころの北天の様子 ↓(まだこの夜は北極星を見ていません)
北極星が見えないので極軸設定ほか機材の設定はなにも終えていません。
機材の撤収を終えた2時半過ぎになるとこころなしか雲が薄くなってきたみたいです。
さすがにもう一度設営する気力が無かったので、ダメ元で三脚にカメラを載せて固定撮影をやってみました。
肉眼では北極星は見えなかったのですが20秒露光で撮影。 ↓
2023年 2月 1日 2時36分~
Tamron Zoom(fl35mm F2.8) 20秒×5枚 ISO1600 ソフトフィルター KissDX(SEO-SP2) 三脚固定撮影
えいやー で撮ったのですが、存在を写すだけならこんな空でもOKということです。
雲が無ければ上の画像の20倍以上に拡大された彗星核のクローズアップだったのに。(グスッ)
= = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = =
同じ徹夜でも成果が無かったときはどっと疲れが残ります。
雪国につき たしかに冬は厳しいのですが、
30日の朝は雪景色がバラ色に染まって、つい近くの林泉寺まで撮影に行ってきました。
ほんとは車庫前の除雪をする予定だったのですが、足を延ばしすぎました
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