雲の上には宇宙(そら)

 雪国越後にて、30年ぶりに天体写真に再チャレンジ!

月齢10(北部) 動画処理で「月の地形100選」巡り

2020年04月07日 | 天体写真(月・惑星・彗星)
3日夜の月の静止画撮影はステラショット2(体験版)ミラーアップ撮影機能を使って
撮影・写野決めのほとんどを室内から実施。
4モザイク合計で128枚の撮影を20分余で完了することができました。
( 従来のミラーアップ手押しシャッターでは1時間以上かかると思います )

おかげで21時頃にはCMOSカメラでの動画撮影の準備を開始。

ステラショット2になっても動画撮影はできないようですが、
従来から 動画撮影用のFirecaptureと同時に立ち上げて
赤道儀の遠隔操作で撮影範囲の導入・微調整に使っています。 ↓
ステラショット は導入制御ボタンの表示部分だけが見えるよう狭めています


今回は Lunar100 月の地形100選 の中から選んで動画撮影を行う対象を決めました。
全部で17カットを1分録画で22時半までに終了することができました。
Lunar100は昨年12月にも動画撮影していますが、今回は・・
➀ エクステンダーをx1.4からx2.0とより長焦点に
➁ 撮影終了時でも月の高度が53°と高かった・・・・・・
③ シィーング・透明度とも恵まれた・・・・・・・・・・
ことから
これまでで一番の解像度の処理画像が得られました。

今回は(北部)、次回から(中部)(南部)の3回にわけてお見せします。

月齢 10 動画撮影エリア(北部


動画撮影データ(北部)
2020/ 4/ 3 21:33~21:52 Vixen VC200L+canon EF2.0x(合成f=3600㎜)ASI 224MC タカハシEM200Temma2M
(録画)Firecapture 60秒 Gain250 or 300 シャッター速度10mS
(画像処理)AutoStakkert(600フレーム/約2000フレーム) AViStack(Wavelet処理)
- A -
L26 Mare Frigoris(氷の海)  ■ L76 W. Bond(W.ボンド)
L83 Plato craterlets( プラトーの小クレーター )
* 元画像ではプラトークレーター内に5個の小クレーターが確認できるのですが・・

- B -
L19 Alpine Valley(アルプス谷)  ■ L23 Pico(ピコ山)
*細いアルプス谷の中にさらに極細の谷があるのですが、今回は確認できないようです

- C -
L27 Archimedes( アルキメデス )
* アルキメデスは プラトーと同様に大量の溶岩で埋められており、底には明暗の縞模様が見える

- D -
L4 Apennins(アペニン山脈)  ■ L66 Hadley Rille(ハドリー谷)
* ハドリー谷は1971年アポロ15号の着陸地点です

- E -
L98 Imbrium lava flows( 雨の海の溶岩流 )
*溶岩流は広大な雨の海の広い範囲に分布しています

- F -
L78 ILambert R( ランバートR )
* この画像ではクレーターの形はわかりませんが、欠け際の時は埋もれたような姿を見ることができます

次回はコペルニクスクレーターが見ごろの(中部)です。

= = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = =
月面静止画から動画まで効率的に撮影できるようになりました。
撮影より、画像処理およびブログ記事作成に時間がかかっています。

にほんブログ村 写真ブログ 天体写真へにほんブログ村
いつもポチッとありがとうございます。
= = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = =
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ランキング参加してます

にほんブログ村 写真ブログ 天体写真へ
にほんブログ村

応援(クリック)してね


天体写真 ブログランキングへ