雲の上には宇宙(そら)

 雪国越後にて、30年ぶりに天体写真に再チャレンジ!

もくろみ外れた NGC2403(きりん座)

2017年03月09日 | 天体写真(系外銀河)
2月も終わろうという27日・28日の2晩連続で撮影する事ができました。

今回お見せするのは徹夜2夜目に撮ったものです。
雲量20%から5%というGPV予報があたり、透明度の悪い空でした。
それでも撮影を決行したのは、月に2日も晴れればラッキー!という雪国事情もあるのですが、
昨年も撮った対象を同じ構図で撮れば、重ねて画にできるだろうというもくろみがありました。

時間も早く 透明度2 (5段階評価)という空で撮った系外銀河きりん座NGC 2403です。

NGC 2403  (きりん座) 
(  画像クリックで 元画像の25%まで拡大表示できます  )
(  が北の方角 )
撮影DATA: 2017/2/28 21:01’~  Vixen VC200L+レデューサー(合成f=1,278mm F6.4 )
露出 20分 × 10枚 ISO 2500 LPS-P2FIL Cooled 60D (冷却 オフ 4℃)  タカハシ EM-200 Temma2M
マイクロガイドスコープ 60 ToupCam PHD2Guiding ステライメージ7
ほんとは前夜に引き続き 高感度・長時間露光の検証を行いたかったのですが、
試写で前夜より背景が明るかったため感度を一段下げて、代わりに撮影枚数を増やしました。
総露光は3時間以上になったのですが期待はずれで背景が荒れ荒れでした。

そこで昨年撮ったものを重ねてやれば・・ だったのですが、
画像処理を始めようとしたら、保存してあったポータブルHDの修復をうながすメッセージ発生。
いつもは無視するのですが、徹夜明けの頭でついポチッとしたところ
昨年保存した画像やダーク・フラットライブラリーが消えてしまいました。

残ったのはブログ掲載用の縮小画像だけ。 
重ねれば総露光時間360分(6時間)になったのに。
他にすでにブログ掲載した前夜に撮った銀河の去年の撮影画像もすべて消えていました。 
 
どちらも重ねれば4時間前後の総露光時間になるはずでした。

撮影中の風景(おりおんショット)です。
( 画像クリックで星座線を表示します )
肉眼では北極星が見えるか見えないかの夜でした

データ復旧 やってみました
前回記事でポータブルHDの深刻なトラブルを報告したところ、
コメント欄で 道端小石さんから「データ復旧」のアドバイスをいただきました。
そこで検索してみたところ、
以下の手順で見えなくなったフォルダやファイルの一部を復元できました。
.破損したと判断されたフォルダ・ファイルが格納されている
found.00n という隠しフォルダが見えるようにする。
.「found.00n」フォルダの「アクセス許可」に「Everyone」を追加する。
上記についてわたしは、下記の2つのネット記事を参考にしました。
http://webfeelfree.com/windows-vanished-folders/
http://plaza.rakuten.co.jp/mscrtf/diary/201403180000/

結局、5個ほどのfoundフォルダを見つけたのですが、
中身にはわずかなフォルダ・ファイルしか入っていませんでした。
私にとって貴重なものは残っていませんでした。
復旧できた数少ない画像です。 
( 去年4月にVC200L鏡筒を落下させて、光軸が変わったのか完全に重なりませんでした )
これは去年の画像と重ね合わせできた唯一のものです。
一日目の徹夜のあと試しに重ね合わせたもので、HDトラブルで消えていました。

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今年も冬物をまともに撮らないうちに早い時間帯に
オリオンが西に傾くようになりました。
家の裏口で NGC 2403 撮影中の21時半頃の西空
新月期に撮れたのはいいのですが、もう満月期なんですね。

雲上くもがみ
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コメント (2)
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