くまぷーの海外ドラマblog

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あれこれ見ています。

コールドケース5 第4話 「ロックンロール」

2009年08月12日 | コールドケース
未解決班にジャンキーの老人がやってきて、53年にあったことを告白したいという。
彼は少年時代に白人地域で血だらけの財布を拾ったのだが、その財布の持ち主のビンゴ・ゾーハーが53年に殺害されていた現場は、黒人街のブルースバーとされていたのだ。ビンゴが殺害された別の場所を見つけることで事件の真相が明らかになるのではと、リリーたちは捜査を開始する。
財布が落ちていたのは、当時ビンゴが働いていたバラエティショップの裏だった。そのバラエティショップはビンゴのおじエドが経営しており、店にレコーディングスタジオが併設されていて、エドの息子JPらがコーラスグループを結成してレコーディングにいそしんでいた。
バラエティショップを殺害1週間前にクビになっていた黒人青年エイセスによると、ビンゴはエイセスと音楽を通じて理解しあい、ロックンロールを愛していたのだという。
当時ビンゴにはGFのミランダがいて、「ロックと愛があれば」と二人で夢を見ていたが、ビンゴは次第にロックで女の子に人気が出て、二人の関係も変化していた・・・

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53年は、プレスリーが最初の録音を行った年、らしい。
ビンゴ役を演じている人が、まるで早すぎたプレスリーのようで、セクシーでキュートで、でもそんなにスレてなくてピュアな感じという、毎度のことだがよくあんな子を見つけてくるものだ。

ロックが「悪魔の音楽」と呼ばれて大人と保守派から忌み嫌われていた時代。
結局そういう眉をひそめて「今の若い者は」という世代間闘争的な感覚は、過去も未来も永遠に続いていくんじゃないかと思う。今回のエピから10年くらいたった60年代を描いた「マッドメン」を見ていてもそうだが、ディテールが違っていても結局のところ現在と変わらないことで悩み、憎しみ、愛することの種はまったく変わっていないような気がするのだ。
50年どころか100年、200年たっても、人間は早々成長しないものらしい。

JPの「お前のせいで平和だったうちが不幸になった」とか、ただの八つ当たりだよなぁ。バラバラだった家族が、「気ままに生きるよそ者」の登場で動揺して、本性をさらけ出してしまうようになっただけだもの。
もともと不幸だったことを見ないふりしてただけだもの。
おじの奥さんみたいな旧時代の価値観の押し付けも、意外と今の時代も変わらずやっていることのように思われる。あの「自分だって苦労したんだから、荒廃に楽させてたまるか」的発想。彼女と、彼女に説得されたくらいで転んでしまったミランダに同性としてのいやらしさを見せ付けられてしまったせいか、ちょっとイラっとするような展開になってしまった。
おじの奥さん、あれだけミランダを説得してたのに!「私だって」って?ひと一人の人生を動かしたっていう自覚はあるのかー!
・・・うーん、多分このエピはしばらく寝かしておいて見たら、違った感想が出てくるかもしれない。

相変わらずスコッティは突っ張っていて、とうとうジェフリーズと怒鳴りあいのケンカを起こしてしまった。なんだかなぁ・・・
スコッティが最近、一人で「マイアミ化」してるような感じがして。一人で空回りして、空気をぎすぎすさせるのが得意っていう。デルコの暴走とウルフの性悪を足して2で割ったような、非常にウザキャラ化しているのがとても心配。
そんな彼に、どうも来週春の予感?・・・え、相手がブロンドって、いやそんな。まさか・・・ないないないない。
しかしヴェラは・・・事情聴取に行った先々で何かもらって帰ってきてるのか?
クコの実は、「肌の色つやがよくなる」らしい。それと、「精力減退」とか「性的不能」にも効くそうだが・・・あんなに袋いっぱい食べたらヤバいのでは?


【 脇俳優チェック 】

◆被害者ビンゴ・ゾーハー .... James Snyder
「FBI~失踪者を追え」第4シーズン20話「見つけた居場所」では、失踪者のブレック・マリガン役。裕福な家の子弟だが麻薬に手を染め、逮捕された後ボランティア活動で改心していたが、昔の仲間たちにさらわれた後行方がわからなくなっていた。
ブロードウェイで、ジョン・ウォーターズ監督の映画「クライベイビー」のミュージカル化に出演、映画ではジョニー・デップが演じている主人公クライベイビー役を演じていた。

◆ビンゴのおじの妻53年版 ....  Danielle Bisutti
オフィシャルサイトあり。
「OC」第1~2シーズンでは、キルスティンのカントリークラブマダム仲間役で時々登場。ルーク父のゲイ疑惑を言いふらして盛り上がったり、パーティで整形美女を品定めしてみたり。
「Shark」第1シーズン16話「シャーク 資格剥奪の危機」では、スタークの親友クリス・チャンバーズの妻役。クリスはスターク娘ジュリーの名付け親で、スタークは彼の家を訪ねて「君と結ばれたかった」とクリスの妻に軽口を叩くほど家族ぐるみの深い付き合いだった。しかし女性の遺体を発見したクリスがスタークを呼び出してもみ消しの共犯にさせたため、事件を調べるにつれスタークの立場は追い込まれていくのだった。
「ボストンリーガル」第1シーズン6話「秘密と嘘」では、ボストン市長候補フレミングの秘書役で登場。エレベーターの箱の中で饒舌に予定を指示する様子をアランに揶揄される。フレミングの妻サマンサはアランが昔ひそかに思いを寄せていた女性だったが、フレミングと秘書が不倫していたため、サマンサはアランに相談を持ちかけるのだった。
「ダーマ&グレッグ」第4シーズン15話「華麗なる一族」では、グレッグの従兄弟ブレントの妻だが、実は従姉妹のステファニーとレズビアンの関係にある(っていう話で多分いいんだと思うんだけど)ジョイ役。
「FBI~失踪者を追え」第5シーズン24話以降に何エピか登場予定。

◆ビンゴのおじの妻現在版 ....  Diana Douglas
カーク・ダグラスの最初の妻で、マイケル・ダグラスの母・・・ということは、キャサリン・ゼタ・ジョーンズの姑。カークとは2人の息子をもうけたが離婚。その後再婚したが死別、2002年に3回目の結婚をしている。
40年代から活躍しており、映画「グロムバーグ家の人々」では、元夫カークと息子マイケルと孫キャメロンと、マコーレー・カルキンの弟で家族を演じるという奇妙な形で共演している。
「ザ・ホワイトハウス」第5シーズン10話「過去と現在」では、前大統領ラシターの夫人役で登場。ラシター前大統領の葬儀のためにバートレットは夫人と顔をあわせるが、生前ラシターの進言を無視したことで恨み言を言われてしまう。
他に「続・男と女」「赤ちゃん泥棒 ナイトクライズ」「ROOTS ルーツ2」など。

◆ビンゴの恋人ミランダ現在版 .... Jennifer Rhodes
http://www.jennifer-rhodes.com/
「チャームド 魔女三姉妹」では、三姉妹の祖母ペニー役で時々出演している。
「アリーmyラブ」第2シーズン20話「傷つきたくない症候群」では、エレインのおばのグラディス役。「フェイスブラ」が順調に注文を伸ばしていたところに、それは亡き従姉妹のアイディアを盗用したものだとエレインを訴えてきたのだった。
「フレンズ」第4シーズン9話「モニカは夢の料理長!?」では、ブルーミングデール内部でジュニア部門にステップアップしようとしたレイチェルが面接を受けた上司のリンチ役。面接はジョアンナに邪魔されて散々だったが、その後和解して昇格の約束を取り付けたところ、ジョアンナは事故で急死。その死をジョアンナのデスクを片付けながらレイチェルに知らせたのも彼女。

◆黒人店員エイセス53年版 ....  Brandon Scott
「グレイズアナトミー」第5シーズンでは5話以降にサブレギュラー出演の模様。バーク枠?
「BONES」第4シーズン19話に登場予定。

◆ビンゴのいとこJP現在版 ....  Peter White
「アリーmyラブ」第2シーズン16話「キスの代償」では、誹謗中傷で書店を閉店に追い込んでしまった上院議員のワトキンス役。和解寸前だったが突然態度を豹変させてしまい、ジョンは裁判に行き詰る。
「ザ・ホワイトハウス」第2シーズン1話「正義は死なない(前編)」では、前回選挙の前までサムが勤めていた法律事務所のパートナーのゲイジ役。サムは当時現状に飽き飽きしていたが、ジョシュが「本物を見つけた」と聞いて、ゲイジの事務所を辞めるのだった。

◆エイセス現在版 .... Cal Gibson
「ER」第6シーズン16話「安らかな最期を」では、アビーが腹水穿刺でミスをして大腸を傷つけてしまったために、死期が近かったものをさらに早めることになってしまって、アビーが悩むことになる末期がん患者役。

◆今はジャンキーになった財布を拾った男 .... James Otis
「クリミナルマインド」第3シーズン8話「悪魔の囁き」では、犯人が自己管理できず再発すると知りながら、世に解き放つことに賛成したヘイゼルウッド精神病院の医師役。ホッチらが訪ねていった時、退院に反対した医師が命を賭して火災から持ち出したノートを出してきたことで、犯人の氏名が明らかに。
「ER」第11シーズン21話「愛の決意」では、アビーが受け持った呼吸促迫の患者アーノルド・ブリクストン役。「5年前にタバコをやめた」と申告して、アビーに「お利口さん」とほめられている。アビーが低酸素症を見逃したために突然悪化する。
「スタートレック DS9」第7シーズンでは、ランジェンのソルボー役で3エピソードに出演している。

◆ビンゴの恋人ミランダ53年版 ....  Alexis Wolfe
オフィシャルサイトあり。
まだキャリアが浅く、目立った活動はない。

◆エイセスの店の歌手 .... Denetria Champ
my spaceあり。
ゴスペルやR&B系の歌手として活躍している。
I Really Love You

◆ビンゴの父 .... Wiley Pickett
「CSI:マイアミ3」14話「妻たちの危険な情事」では、印刷業者のジェイムソンの娘を人質にとって、偽札を製造させようとした一味の男役で登場。ジェイムソンの自宅に踏み込んだホレイショによって射殺される。
「クリミナルマインド」第2シーズン10話「テロリストの尋問」では、イスラム原理主義者のテロリストを拷問で吐かせようとして、何も引き出せなかったCIAエージェントの一人で登場。
「CSI:3」18話「機械じかけの殺意」で、CSI史上ベスト(ワースト?)5に入るんじゃないかというグロイ「屍蝋化した死体」の被害者で元軍人クリスチャン・カトラー役。ロボットファイトでめっぽう強いが、相手のマシンを壊してイヤミをたれるというキャラで対戦相手には嫌われまくって挙句殺される役だった。
「FBI~失踪者を追え5」24話に登場予定。

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1 コメント

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Unknown (Nora)
2009-08-13 11:33:25
ビンゴ役の子はこれからもっと活躍してほしいですね★

海外ドラマのキャスティングの力は最強ですね!!
とくにコールドケースは過去と現在の役の合わせ方には毎回驚かされますよね!!
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