グレイズ・アナトミー２ 第1話「男と女の嘘とタテマエ」

デレクの妻アディソンは医師で、同じ病院に勤務すると聞いてメレディスだけではなくデレクもショックを受ける。
しかしメレディスはクリスティナから妊娠してると聞かされてショックも吹っ飛びそうになる。いつ？誰と？・・・ところが問いただそうとしたところでバーテンダーのジョーが倒れてしまう。
翌日やってきたアディソンはなぜかメレディスをご指名。アディソンの夫の不倫相手だと聞いて、メレディスは患者からまでも冷たくされてしまう。
クリスティナは妊娠のことでバークとまともに向き合うことが出来ず、その意味がわからずに、バークもクリスティナとどう接していいかわからない。バークは一方、部長の手術によりデレクとのポジション争いにも頭を悩ませていた。
ジョージはいまだに梅毒のことでアレックスが許せないでいるが、アレックスは意に介さない。そんな冷血漢ぶりを見ているので、イジーはアレックスからいくら誘われてもつれなく拒絶してしまう。

そんな中、バーテンダーのジョーのためにバークとデレクによって高度な手術が行われようとしていた。部長はそんな病院内の動きを把握しておくために、ジョージにスポンジとなってスパイしてくるようにと命じるが・・・

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待望の新シーズンスタート。１ｓｔは９話というミニだったが、２ｎｄは２７話！とロングバージョン。アメリカでも人気が高かった２ｎｄだが、さてどんな風に展開していくのやら。

まず、別にどうでもいいやと思っている主役の三角関係だが・・・・アディソンが圧倒的な存在感というか、デレクもアディソンもなんでお互いに結婚しようと思ったんだろうか、激しくつりあわない気がする。非常に謎だ。
アディソン、嫌いではないかも。ちょっと前に「ＣＳＩ：５」で彼女がトランスジェンダーを演っていたのを見たせいか、ロッセリーニ風の迫力美女なのにもかかわらず、あまり女性を感じないというか、怨念しょってないところがいいかも。かえってメレディスが女臭くてなぁ・・・。
あれでアディソンが不倫してるという話がなければ、全面的に応援できたのだろうが、そんな単純なことでは済まさないのだな。アディソンはまだ未練があるということなんだろうか、やめとけばいいのに。
彼女の登場によって、実は一番出番が減って割を食ってるのはナチだったりするような。二人ともさっぱり系で、メレディスを育てる鬼教官的なところをもってかれてしまうから。
こう見ると、ナチとアディソン、キャラかぶり？？（違違違）

「それじゃ足りない！」・・・メレディスうざいなぁ。
デレクが必死に言い訳してるところがなーんかちっせぇなーと思ってしまうし。神よなぜこのカップルが主役なのでしょう、一番感情移入できないのに、というのを初回から再確認してしまった。

クリスティーナのカミングアウトにはびっくりした。でも相手は言わないんだ・・・と思ったら、思わぬルートから露見。ジョージが気をつけて探ってればバレる程度って、相当にバレバレだと思うんですが・・・まさに「壁に耳ありジョージの目あり」って感じで。
それでこのままクリスティーナは、バークに知られないままに手術してしまうのだろうか。あまりにすれ違いカップルで弱気になってるクリスティーナがかわいく思えてきたりして。
クリスティーナは毒舌キレキレじゃないとつまらないので、早く復活して欲しいな。

逆にジョージは、なんか男前があがったような・・・つもりなんだろうな、自分では。
メレディスに傘を差し出してエスコート気取ってしまうあたりとか。おおお、ジョージが男だよ！とかびっくりしてしまった。
部長のスポンジとしては不出来だし（なんで部長がジョージを選んだのかがそもそもの謎かも）、アレックスにもからかわれ通しだけど、でもジョーを救ったところは今までで一番かっこよかったよジョージ！
・・・でも、イジーは何もしなかったアレックスによろめいちゃったわけだが。
いいのかイジー！引き返せ！あいつだけはやめとけー！
イジーは「医は心」のひとだから、情に流されやすいのだな。でもやめとけ、アレックスだけはー！イジーには幸せになってほしいのだがなぁ・・・

医療ドラマというよりラブコメ的な見方をしてしまうこのドラマだが、今回のバークとデレクがジョーに施した手術はすごかった。人間をいったん死なせて手術して、解凍するだなんて。
アディソンのＴＴＴＳの手術もさらっとやってるわりに高度だし。そういうところでのバランスのとり方が絶妙だと思う。

で、今回のポイントはこれ。
「私が色男先生！」
ナチ様・・・２ｎｄもあなたについていきます。

ところで・・・ＷＯＷＯＷもなかなか気の利いたことをなさるというか、使用楽曲をiTuneリンクありで紹介するページを作っている。これはすばらしい。
同じことをコールドケースでやってはくれまいかとか思ったりするが・・・無理？


【　脇俳優チェック　】

◆メレディスが担当した妊婦　....　 Wendy Gazelle
「ＨＯＵＳＥ」第1シーズン2話「血縁関係」で、ラクロスの試合中に倒れたダンの母親役で登場していた。「ＣＳＩ：４」13話「牙を持つ人々」では、廃屋でヴァンパイアごっこをしていて殺害された少女アンジェラ・サマヴィルの母親役。ひきこもって現実世界から逃避する娘をもてあまして悩んでいた。
映画「ザ・インターネット」では、個人データが崩壊してしまったサンドラ・ブロックに名前を借りられてしまうルース・マークス役。

◆バーテンダーのジョー　....　 Steven W. Bailey
オフィシャルサイトあり。
第1シーズンには麻酔専門ドクター？ジェレミーとして（手術中に寝た彼ではなく）手術中の画面の片隅にひっそり、しかし4エピほど登場していた彼だが、第2シーズンはサブレギュラー的立場で、「バーテンダーのジョー」役で出演するようだ。
「ジョーのブログ」が作られ、サブキャラとして愛される存在になっているらしい。

◆パトリシア　....　Robin Pearson Rose
第1シーズン9話「彼の秘密」で、性病の院内感染についての講習会を開いてバナナを使って説明していた。第2シーズンでは7エピソードに出演している。白衣を着ていないので管理職なのだろうか。
「ＦＢＩ～失踪者を追え２」14話「ジェシカの真実」では、元警官の失踪者ジェシカ（ジェシー）・プリンスの母親役で登場していた。母の病気を名目に警官を辞めたジェシカは、母と一緒に保釈保証人の仕事をしていたのだった。
他に「ボストンパブリック３」「ＥＲ」「サンフランシスコの空の下」などにゲスト出演している。