BONES２ 第3話 「ジュリエットの悲劇」

ゴミ収集車にトレーラーが突っ込み、中から腐乱死体が発見された。遺体の状況から高いところから転落して死亡したものと見られた。
遺体が包まれていた布に顔の痕が残っていたため、そこから復元したところ17歳の少年ディラン・クレインと判明する。ディランは両親に愛され何不自由なく育ったいい子だったが、ケリー・モリスという少女と一緒に家出していた。
ディランの両親はケリーの素行が悪く里子であったために、二人の交際に反対していた。
カミールは遺体が路上生活者だと決め付けたり、ケリーが里子だから犯罪傾向があると、捜査の対象を安易に絞ろうとする。テンペランスは自分が里子であったこともあり、カミールの捜査手法に反発して二人の対立は次第に深刻になる。
しかしケリーがディランの事件のカギになることは間違いなく、テンペランスたちはケリーの行方を追うことに。そこでストリートの少年たちにサンドイッチを配るダンカン夫妻から、現場の心当たりの倉庫を教えてもらうが・・・

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最大のライバルは最高の友人たりえるか？

カミールとテンペランスのハブとマングース対決は、一応停戦協定が結ばれることになったようだ。
そりゃ、テンペランスを追い出したらスタッフがみんな辞めるというし、ブースにまであっちにつかれてしまってはカミール四面楚歌。
どっちかというとカミールが大人で合理的に見えるが、捜査能力に関してはテンペランスに実績があったということで・・・カミールのほうが多めに折れて歩み寄った、って感じかな。
両雄が互いを認め合って、お互いの手法を学んだ時、きっといい仕事ができるようになるだろう。

それにしてもブース・・・
「俺は最後まで彼女の味方」だなんて・・・
何という殺し文句。
それをテンペランスの前で言ってごらん？言えるのか～？
最初の頃はどうなるかと思ったテンペランスとブースのコンビだが、テンペランスが一人でしょってる世界を、ブースが後ろからひょいと支えてあげることでずいぶんうまいこと回るようになったという感じがする。
ほんとになかなかいい感じのコンビにかみ合ってきたと思う。というか、私はこの二人の魅力がわかるまで、相当時間かかりすぎだったのか？

ナイスなでこぼこコンビといえばジャックとブースもだが、「俺の引き立て役」には笑ってしまった。あの二人の掛け合い漫才も最高だ。
軽妙なドツキ漫才をもっと見ていたいように思う。
しかし・・・ジャックはなにやら不穏なというか・・・
アンジェラと何か、ハートが舞っていたような。
それは・・・ありなのか？第２シーズンになって、そろそろアンジェラに恋ネタが出るかと思っていたら、それは・・・ありえねぇ～～～！！！
・・・まぁ、ザック相手よりはリアリティあるかもしれないけど。

「骨」だからグロ遺体が当然のこのドラマだが、今回のはひとしおグロかった・・・
顔がくっついていた布からの複顔だなんて。ＣＳＩでもなかなか出てこないすごい技術だ。技術的な面でも新鮮さが出てきて、ますます楽しみになってきた。
どこに向かうかな、このドラマ。

【　脇俳優チェック　】

◆里子少女ケリー・モリス　....　Leah Pipes
15才からティーン子役としてデビュー、「女の子どうしって、ややこしい！」をテレビ映画化した「Odd Girl Out」や「彼女はホログラム・スター」などに出演。

◆ケリーの弟アレックス　....　Dylan McLaughlin
「5人の女刑事たち ザ・ディヴィジョン」「堕ちた弁護士～ニック・フォーリン」などのゲスト出演（日本未放映エピ）のほか、フェリシティ・ハフマンとリンジー・ローハン、ジェイン・フォンダの共演で話題の「Georgia Rule」に出演している。

◆サンドイッチガイのケビン・ダンカン　....　Jon Sklaroff
「ＮＩＰ／ＴＵＣＫ」第3シーズン9話「ハンナ・テデスコ」では、公園の男子トイレで出会ったことで、ショーンに殴り倒されてしまう怪しい男として登場していた。
「ミディアム」第1シーズン3話「死の婚礼」では、スキャンロンの妹夫婦をはじめ数件のカップルを殺害した結婚カメラマンのロンデル役で登場していた。
「ＣＳＩ：マイアミ２」12話「全てを見ていた男」で、宝石ディーラーのベッカムを襲ったところをユージーンに目撃された「コルトン」こと製薬会社の元服役囚掃除夫ピート・トルソン役。ホレイショとパートナーシップが芽生えていたユージーンを口封じのために殺し、さらにあざけったためにホレイショを本気で怒らせることに。
「ＣＳＩ：３」5話「父と子と精霊と」では、マジシャンゼファーの舞台装置係パーキン・デリンジャー役で登場。パーキンは実はゼファーの息子だったのに、ゼファーの身代わりに殺されてしまう。
「堕ちた弁護士　ニック・フォーリン」では、麻薬の売人コリン役で1～2シーズンの3エピソードに登場。
「ＮＣＩＳ」第2シーズン18話、「ボストンリーガル」第2シーズン7話に登場予定。

◆被害者ディランの父　....　William Bumiller
「コールドケース」第1シーズン20話「取引」では、80年代バブル期の投資界の寵児で、若手証券マンたちのカリスマだったが、詐欺的手法で売り抜けを繰り返し最後には殺害されてしまったチャーリー・ダンヴィル役で東欧師弟タ。
「オルセン姉妹の１６だもんね！」で双子のパパ役を演じている。これが、16歳のバースデーに赤のムスタングを買ってあげるという、ありえねーだろという設定。そこがオルセンものの魅力といえば魅力だが。
「ＥＲ」第5シーズン12話「違反」では、グリーン先生がかつて応募していたＮＡＳＡのリクルートの担当官で登場していた。

◆被害者ディランの母　....　 Kathleen Gati
「２４」第5～6シーズンでは、ロシア大統領夫人アーニャ・スヴァロフ役を演じている。
「コールドケース」第1シーズン8話「蝶々」では被害者の少女トーヤの学校の先生役で登場。ヴェラとジェフリーズに「蝶々のダンス」を発表会で踊った話をしていた。
「ＥＲ」第11シーズン5話「インターンの苦悩」では、水上スキーの事故で夫がＥＲに運ばれた果てに死亡したコールマン夫人役。手抜きをしたレイが、コールマン夫人の意志をしっかり確認しないまま臓器提供のＯＫのサインをしたため、学生たちの前でカーターに怒鳴られてしまったのだった。
「デスパレートな妻たち３」7話に登場予定。

◆ケリーの弁護士　....　Tara Karsian
「ＣＳＩ：５」16話「潰された誇り」では、「太目の人の会」で参加者のメッセージのやり取りを行う、メッセージボードの係をしていたジル役。
「ＥＲ」第12シーズン以降には、ウェンデルの後任のソーシャルワーカー役で登場している。
「デスパレートな妻たち」第1シーズン11話「本当の気持」で、ガブリエルが隠れてバイトをはじめたがショッピングモールの新車発表のモデルの仕事しかなく、しかもその最中にリネットが通りかかってしまう。そこでとっさにリネットに「買い物友達よ」と嘘をついて紹介した、キャンペーンスタッフのサラ役で登場していた。
彼女の母はアニメ「リトル・マーメイド」で海の魔女アースラの声を担当しているPat Carroll。
「ＦＢＩ～失踪者を追え４」10話に登場予定。

◆ストリートの少年カーター　....　Scotty Leavenworth
ディランのパーカーを着ていてブースに追いかけられた少年。
映画「エリン・ブロコビッチ」では、エリンの二番目の子マシュー役を演じていた。こんなに大きくなっちゃって。
「ＥＲ」第6シーズン18話「天国への通知」では、大家族希望のパーカー夫妻の息子役で登場していた。
日本では未放送だがファミリードラマ「7th heaven」に第8シーズンからレギュラー出演。