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くまぷーの海外ドラマblog

海外ドラマを脇役チェックなどしつつ
あれこれ見ています。

CSI:マイアミ3 第11話「一族の汚点」

2005年12月14日 | CSI:マイアミ
グレンは第2シーズン11話「造られた女」に登場し、妻子を養うための無理な残業続きで仕事が雑になり、それを指摘したアレックスといざこざになったエピソードがあったが、その後追い詰められて酒に溺れていたわけだ。
最後に「パス持ち遺体」が出てきたときに、一瞬デレクかと思わせて、しかしはっきりとは映さないでおいてグレン・・・・というのはベタな手法だが、なかなか劇的だった。

今回もタイトルが「一族の汚点」だったので、あー身内の中に犯人がいるんだろうなーと見る前からわかっちゃったわけで。原題の「Addiction」=「中毒」をそのまま活かした方が、一貫したテーマがわかりやすくてよかったんじゃないかなぁ。
アルコール依存症のひとたち、デレク、グレン医師、そしてギャンブル依存症のケリーと、ケリー依存症のフレディ・・・・色んなものに依存して中毒になってる人たち。
では罪を犯したサルは?サルは・・・・コールマン家中毒なんだな、きっと。
「今度はお前の番だ。代償を払うがいい」
という侍の言葉は、実はサルを中毒から解放する癒しの一言だったりして。
しかし今回は、侍というよりはアレックスの情の深さを感じたエピソードだった。彼女は冷たくしても、とことん関わった相手に情を尽くすひとなのだな。

秘書ジュリーにあしらわれ、アレックスにおちょくられ、ウルフくんは今回もグレッグモード。
出だしがあまりにキレものだったから、だんだん「かわいい坊や」になっていく退化の過程を見るのは、あれあれ?という感じだが、でもかわいいからいいのだー。
・・・・そういや、今回もデルコいましたっけ?デルコ扱い悪過ぎないかなぁ。というか、私がウルフくんしか見てないからかもしれないが。

劣悪シャッターの話は、なんだか今話題のマンション設計書偽造の話にかぶった。
国会の証人喚問にホレイショ侍が登場して、
「あとは私が・・・・つきとめます」
とかキメてはもらえないだろうかと・・・・


【 脇俳優チェック 】

◆検死官グレン・モンロー .... Joseph Kell
「CSI:2」4話「犯罪と香り 鼻孔の記憶」で、被害者にいじめられていた生徒の父フラム役で登場していた。「ER Ⅸ」8話「初雪」では飲酒運転で一家をひいておきながら「雪ダルマにぶつけただけだー」と悪びれない運転手役など。
妻は「たどりつけばアラスカ」でイブ役や、「ER」でロス先生の退場の引き金になった患者リッキーの母ジョイ役のValerie Mahaffey。

◆サルの秘書ジュリー .... 
「CSI:2」11話「女が男を殺す理由」の冒頭、ホテルのエレベーターで男が死んでいるのを発見してしまうカップルの女性のほう。前回ホレイショに肩脱臼の言いがかりをつけたダグ・ラムジー役のDax Griffinがそのカップルの男性の方だった。素晴らしく使いまわしな感じ。
「名探偵モンク」20話「密室殺人と美女軍団」ではモデルのアンバー役。「フェリシティの青春」では第4シーズン18話「これから起きる過去」でフェリシティが過去に戻るきっかけとなる、ベンが付きあったクレアの役。
「ドーソンズクリーク」エディ役のOliver Hudsonと婚約中。

◆コールマン家の長男サル .... Dan Cortese
「ヴェロニカ‘s クローゼット」では一転モテ男のベリーであっかるい役。
「メルローズプレイス」第3シーズンに、ジェイクの父親違いの兄ジェスで8エピソードほど登場している。

◆モルグ職員フォスター .... Greg Dohanic
「CSI:3」4話「遺伝子への憎しみ」でゲームの取り合いで強盗の相方を殺めてしまう、CSIの犯人史上でも杜撰度でワースト3に入る犯人役。
マイアミではこのシーズンはこれだけだが、第4シーズンに2話ほど登場予定。

◆コールマン家次男フレディ .... Robert Knepper
「Carnivale」のトミー役でサブレギュラー。「スピーシーズ3」ではアボット教授役など。
「ER Ⅳ」16話「いとこの番人」で、異父弟に毒物を飲ませてしまった少年エリックの、継父キース役で登場していた。
「ザ・ホワイトハウス2」15話「リア王の娘」では、ホワイトハウス批判を自分の製作映画の宣伝に利用したことでCJに「あいつをつぶしてやる」と言われたモーガン・ロス役。

◆コールマン家三男モーガン .... Matthew Marsden
イギリスのソープオペラから人気が出て、歌手デビューをして全英20位内に入るヒットを出した後アメリカ進出。
アルバム「Say Who」からシングルカットされたホール&オーツのカバーの2枚目のシングル「She's Gone」は、98年にデビュー当時のディスティニーズチャイルドをフィーチャリングしている。
「ブラックホークダウン」のデイル・サイズモア役、「アナコンダ2」では悪役教授役。
以前WOWOWで「トロイ/TROY」というタイトルで放送した「トロイ・ザ・ウォーズ」でパリス役で出ているのを見たのだが、映画版「トロイ」のオーランド・ブルームより10倍くらいかっこよく設定されていた。オーリーファンの人ならそっちをオーリーで見たかっただろう。

◆依存症治療中のモルグ職員 .... Avery Waddell
「ボストンパブリック」にアメフトのスター選手ジェイソン・ハレルソン役で登場、他に「サード・ウォッチ」など。
「FBI~失踪者を追え2」17話に登場予定。

◆ギャンブル依存症の被害者ケイ .... Holly Valance
オフィシャルサイトあり。日本でも有名な歌手で何度か来日もしている。「KISS KISS」のPV見たときには結構びっくりしたもんでした。日本版の公式で曲の試聴ができるのでご確認ください。
実はベガス本家のほうの出演をするはずだったがビザとかの関係でできなくなって、条件が整ってからマイアミのほうに出ることになったらしい。他にも「NIP/TUCK」からオファーがあったのを断ったとか記事にある。
これから露出(もとから露出は多いがそういう意味でなく)はどんどん増えそうです。
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CSI:マイアミ3 第10話「悪夢の始まり」

2005年12月07日 | CSI:マイアミ
建物のベランダから男が落下するのが目撃され、下で男が亡くなっていた。
しかし遺体の様子から、男は上から落ちたのではなく、上から落ちてきた人物に当たって巻き添えで亡くなったとわかる。
落ちた男はなぜ逃げたのか。その部屋で何をしていたのか・・・・

今回のホレイショ侍はちょっと気弱な男であることを見せていた。
リックとグリーンヒル判事と、力に押しつぶされそうになりながらも闘っていたが、それをネヴィンズとカリーと、二人のウーマンパワーによって支えられ、癒されていた。
「俺は決して逃げも隠れもしない」
名刀レコーダー対決にはちょっと笑ってしまったが。
大見得を切りながらも、侍も時には脆さをさらけ出したくなるんだな。

カリーはともかく、ネヴィンズとの仲があんなにちゃんとしてたのに驚いた。
いや、ホレイショがいい加減な付き合いをするタイプではないとは思っていたが、ちゃんと自分の弱みを相談して癒されているとはちょっと意外だった。
そしてホレイショがいまだにスピードルのことで自分を責めていたことも。
目の前で部下が、しかも自分が気を配ってれば防げたかもしれないことが原因で殉職したら、それは大きなトラウマになるだろうけど。でもホレイショはそういう弱みを外に見せないから。
ネヴィンズといい付き合いができてることに、なんとなくほっとしたのは私だけではあるまい。もうこの調子で、イェリーナはいなくなってくれちゃっていいと思うのだが、そうはいかないんだろうなー・・・。

それにしてもアロマキャンドル何本使ってるんだネヴィンズ。マサカと思うが、ホレイショが来る前に廊下やベッドにバラをちぎって花びらふりまいて、「えっぶりたーーいむ」とか歌って踊ったりしてないだろうな。(萬田か!)

ウルフくん、なかなか順調。カリーとのからみもデルコとのからみも堂に入ったものだ。デルコの影が相当に薄くなってきてるのが心配だが。

それより気になるのは・・・・タイトルの「悪夢の始まり」だ。
「始まり」とは・・・・これからまだ何かあるということか?事件そのものがそんなにひねってなくて、周辺背景を丁寧に描いている時は要注意なんだよなー。
ネヴィンズが危ない仕事をしてるとにおわせ、そしてホレイショが心を開き、弱い部分まで見せているというこの展開。

・・・・これは、ネヴィンズにもしやデスフラグが・・・・


【 脇俳優チェック 】

◆落ちた男スタンリー・ヘミング .... Cameron Daddo
スペリングドラマで「メルローズ・プレイス」からさらに煮詰めたドロドロ部分をスピンオフさせた「モデル・エージェンシー~女たちの闘い」でブライアン・ピーターソン役。
「名探偵モンク」11話「大地震のち殺人」では、地震の取材と見せてシャローナに近づく記者役で登場していた。「CSI:3」16話「一攫千金の亡者達」で、バスケットボールのスター選手の息子が誘拐された現場のホテルのマネージャー役で、ウォリックとキャサリンを案内するとこにちょこっとだけ出てきていた。「ザ・ホワイトハウス2」8話「自由を求めて」にも補佐官役で。
他には「F/X ザ シリーズ」「赤毛のアン アンの結婚」「アンドロメダ」など。

◆屋上にいた脱臼男ダグ・ラムジー .... Dax Griffin
CSIにありがちなオープニングで「ストーリーと関係ないカップルがいちゃいちゃしていて被害者の死に遭遇する」というのがあるが、「CSI:2」11話「女が男を殺す理由」の冒頭、ホテルのエレベーターで男が死んでいるのを発見してしまうカップルの男で登場している。
この被害者の妻役で、「デスパレートな妻たち」のブリーことマーシァ・クロスが出演している回なので要チェックエピ。
他には「サンセットビーチ」「All my children」のレギュラー経験あり。

◆指輪売却を通報した質屋の店主 .... Galyn Gorg
「ツインピークス」のクラブ「片目のジャック」の女主人ブラッキーの妹ナンシー役を演じていた。

◆マゾ趣味のアイザック・グリーンヒル判事 .... Holmes Osborne
「ザ・ホワイトハウス」9話「問われた過去」で、下院議員リリエンフィールド役で登場している。リリエンフィールドはホワイトハウス職員の薬物汚染について暴露し、それは首席補佐官のスキャンダルに発展しかねない火種であったために、出演自体はほんの少しだったのにもかかわらず、リリエンフィールドという存在感は第1シーズンにおいて非常に大きかった。
「アリーmyラブ 5」6話「青春の落とし物」では、結婚詐欺を摘発するための覆面捜査官ジェラルド役で登場していた。その他映画「ドニー・ダーコ」など。

◆元事務官エドワード・マティス .... Josh Randall
「ジョーイ」6話「ジョーイの皿はデカい!?」で、ジョーイの姉ジーナがジョーイに隠れて付き合ってた恋人ロジャー役。ジョーイがジーナのベッドを借りて寝ていたら間違って寝込みを襲われてしまった。
「エド ~人生のスプリット」では主人公エドの親友マイク・バートン役でレギュラー。
「LOST2」7話にネイサン役、「コールドケース2」8話に登場予定。
Josh Randallという名前は、マックィーンの「拳銃無宿」での役名と同じだが、芸名だろうか。
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CSI:マイアミ3 第9話「危険な集団」

2005年11月30日 | CSI:マイアミ
漂流の学生たちを助けたヘリが降りてくる時、「ヘリとホレイショ」の、キレイな構図に大笑い。
んもぉ、マイアミのスタッフったらホレイショ侍のキメかたに命かけてますね。
今回は「後悔するがいい」とか「マイアミが深刻な危険地帯になった」とか、侍のキメ台詞は爆裂度合いが中規模だったので、あのヘリとホレイショのコラボレーションを堪能させていただいた。
もうひとつキメ台詞では「死人にも血があったのか」があったのだが、それを受けたアレックスの
まぁホレイショ、それって全然面白くないわ」みたいな、生暖かい微笑が物語っていたような気がする。ホレイショ、狙いすぎはよくない。

しかし演出が派手だ。多分ベガスと制作費はそんなに違わないのだろうが、明らかにハデだと感じる。ヘリにボートに爆破シーンに。
中古車ディーラーの車を全部調べる時、時間を短縮するためか、デルコが検知器を使っていたのも「マイアミデイド署は金あるなー」って感じ。もしベガスだったら、グレッグとかニックが「検知器つかったほうが早くありませんか?」とか言ったらグリッソムが「機械に頼ると見落としが出る」って却下しそう。

移民国家アメリカの病理が今回の話の根底に。フランスの暴動事件の例を挙げるまでもなく、あちこちで移民との軋轢は問題となっており、マイアミという南米と接する地域の抱える問題の一端を垣間見られた格好だ。
元々はアメリカ自体が移民から建国したわけで、白人のモーガンの「正統なアメリカ人」などという物言いはお笑いであり、何にも考えなければ「裕福な白人の差別ってひどいよなー仲良くやれればいいのにー」っていう結論になるのだろうが・・・・でもそんな簡単なものではないだろう。
ベガスでは、無知から差別発言をしてしまう役回りは、なぜか大抵ニックになっている。その損な立場が今回はトリップに割り振られていた。もしスピードルが生きていたら彼がやらされただろうか?とふと思った。普段プエルトリカンが犯人の時にはここまでわかりやすい構図で語ったりはしないだろうに、気を使うものなんだな。
確かに共存が理想だろうが、30年間も言葉を覚えようともしない彼らの対策に税金が使われ、なのに犯罪や麻薬を持ち込んで被差別者面、雇用は奪われる一方というのでは、健全な隣人関係を築けと言われても結構難しいものがあるだろう。だからと言って銃を手にするのは間違いだが、彼らの忌避感すら主人公たちを味方につけて否定するのでは、問題の根本的解決にはならないような気がする。
でも既に、許容か銃かみたいな選択肢しか残されていないのがマイアミの現状なのだろうか。そりゃアレックスが連続残業になるわけだわと。

「ザ・ホワイトハウス」のシーズン1パイロットで、バートレット大統領がキューバ人の難民ボートが到着したことについてこういう台詞がある。
 「背中に服をまきつけて彼らは嵐を超えてきた。
  生き延びてきた者はよりよい生活を求めている。
  なんと感動的だ。私が言いたいのは・・・・ さぁ、気を引き締めろ」
この時にバートレットが言った「気を引き締めろ」よりもさらに強い覚悟が、今アメリカに求められているんだろう。他から憧れられ、移民たちがこぞってアメリカを目指し、さらにアメリカを強くするという幻想はもうすでにない。
この間横浜で、「ひらがなや漢字でない看板」ばかりの通りを歩いて耳慣れない言葉ばかりが耳に飛び込んできて、「ここは日本?」と思った。日本もすでにそういったことから他人事ではないのかも。

ウルフくんは一番最初の勢いはどうした、という感じで、今回もちょっとグレッグ化していた。「目の液体」の採取は私も正視できないけれど。
それでもヒラメキが事件の解決に役立っていたようだし、ヴァレーラに案の定ちょっぴり冷たくされても、気にしない~といったマイペースがいい感じだ。
しかし今回はデルコファンが喜んだのではないだろうか。久々の「水を得たデルコ」だったし。

今回、湾岸警備隊の女性(Malaya Rivera Drew)がカワイイ感じだったので、調べてみたけど全然ひっかかりがなかった。まだ女優になって2年位みたいなので、これからに期待。
しかしマイアミでは、今回出てたラボ娘二人ヴァレーラとシンシア・ウェルズといい、キャスティングのひとの好みが一貫してるような気がしないでもない。黒っぽい髪の細身の、気が強そうな子。プエルトリカンなマイアミ美人てことなのかな。

ところで、今回珍しく食事の時間に放送がぶつかってしまった。どうしても見たかったのでテレビをつけて、最初のほうはグロなので「音声だけ聞いて、画面は見ないほうがいいよ」と注意したら、相方が「どうして?」と顔を上げて画面を注視。
・・・・ちょうど「」のシーンで・・・・。


【 脇俳優チェック 】

◆足を食べられた漂流学生チップ .... Will Collyer
オフィシャルサイトあり。祖父は50年代の映画プロデューサーRichard V. Heermanceで、その姉妹(June Collyer)や配偶者で芸能ファミリーになっていたが、Willの親は芸能界の道には進まなかった(父はソフトウェアエンジニア、母は教師)。しかし血は争えないのか、俳優の道に進むことに。
「チャームド」や「ボストンパブリック」などにゲスト出演あり。

◆中古車ディーラーでダリルの父のモーガン .... Mark Derwin
過去に何本かデイタイムソープのレギュラーをやっている。
「CSI:4」22話「潰れた手」に、サム・ブロウンの弁護士役で登場している。しかし第5シーズンには別の役で登場予定らしい。

◆海賊に襲われた船のオーナー .... Paul Dillon
「ザ・プリテンダー 仮面の逃亡者」のアンジェロ役。映画の「オースティン・パワーズ」シリーズ1作目でアイリッシュの殺し屋パティ・オブライエン役で登場。
「CSI:6」の2話に登場予定。

◆SWATの隊長 .... Teddy Lane Jr.
オフィシャルサイトあり。船への突入の時に合図したり、武器庫跡を発見してホレイショに報告していたひと。
「Nip/Tuck」「CSI:」「ザ・ホワイトハウス3」「ビバリーヒルズ青春白書」「メルローズプレイス」等々、数多くのドラマで「警官」の役で登場しているポリスアクター。

◆人種差別主義者ダリル・モーガン .... Dave Power
「ER Ⅸ」9話「独りぼっち」で、母親が恋人に虐待を受けている息子、ジェレミー役で登場。ジェレミーは二日後海軍に入隊するので、母メロディは恋人の虐待を息子に知られたくない。スーザンがその気持ちを汲んでメロディを拡大解釈な入院させた。
他「ボストンパブリック」など。「コールドケース3」3話、「CSI:NY」19話などにゲスト出演予定。

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CSI:マイアミ3 第8話「孤独な女」

2005年11月23日 | CSI:マイアミ
今回は割と犯人が誰でもありそうな感じがした。
役者の顔でいえば、メアリーの元夫に疑いがかかったところで「決まったかな」と思ったのだが、そこからさらにひとひねり。Scott William Wintersの使い方がなんて贅沢というか、もったいないことをするんだ。

冒頭の「スピード殺人だ」は若干スベった感じはしたものの、
お前の運命がどうなるか、祈ってろ
はビシッと決まっていた。侍は期待を裏切らない。
オープニングの「イェーイ」前のキメ台詞というのは、ベガスだと毎週主任の薀蓄からくる高尚な一発ギャグになっていて、すでに誰もついていけなくなっているのだが、ホレイショの空気を凍らせる一言はどこまでいくのだろうか。

アメリカでもねるとんパーティーってあるのだな。でもって短時間でシャッフルという形式がほとんど同じ。真剣なつきあいを求めるひとと、ただヤリたいだけのひととの温度差で殺人が起こってしまうなんて。
温度差といえば、もうひとつのほうの暴力事件も温度差から来た殺人かな。
ああいうファンのアツイ空気から暴力沙汰が起こるというのは、日本でも一触即発な空気を何度も見てるので、笑えないなぁと思ったりする。
そういえばベガスでも一度、ファン同士のいざこざで指輪をしたグーで殴って人が死んだ、という事件があったっけ。

ウルフくんはまだ新人の洗礼を受けている。
頭シチューとわかってて、一人でいかせるなんて新人イジメだ~と思ったら、デルコもスピードルにやられたのだという。スピードルはいつまでオチでつかわれるのだろう。
まぁ、そういうのを超えて一人前になるわけだから・・・・
しかしだ。カリーに「洗礼」を施したのは誰なのか、ちょっと気になったりして。カリーのことだからたっぷりとお返しをしたことだろう。
新人のブロンドの女の子だからと軽い気持ちでカリーに洗礼をやらせたそのひとは、呪いをかけられておそらく今無事ではあるまい・・・・あ、スピードルかも。


【 脇俳優チェック 】

◆お見合いバーのオーナー .... John Ales
「ナッティ・プロフェッサー」の1と2両方で、エディ・マーフィー演じるクランプ教授の助手ジェイソン役を演じている。

◆マーカスの母 .... Vanessa Bell Calloway
映画「クリムゾンタイド」でデンゼル・ワシントンの妻役。ティナ・ターナーの人生を描いた「ティナ」では、ティナを仏教カルトに引き入れた女友達ジャッキー役。

◆マーカスを殴ったジャック・ウェブスター .... Steve Cell
「CSI:4」14話「標的の死角」で、フロマンスキー巡査と撃ち合いになった強盗の一味トッド・ハリキー役で登場。「FBI~失踪者を追え2」17話に登場予定。
他に「チャームド」「ザ・シールド」などにゲスト出演あり。

◆被害者リチャード・ラーケン .... Mark Devine
「Sex and the City」第2シーズン1話「女と男の別れのルール」で、ヤンキースの試合を見に行ったキャリーが、ビッグを忘れるために付き合った新人選手ジョー役を演じていた。

◆最後にラーケンと話した美女 .... Debi Mazar
「L.A. LAW/7人の弁護士」の第8シーズンからデニス役でレギュラー。
「フレンズ 8」23話「ママにプロポーズを Part 1」で、レイチェルと同じ陣痛部屋に入院してきた女性役で登場している。夫がレイチェルのほうを見ていたからと怒鳴り、夫がロスに怒られたからと怒鳴る、かなりキレ芸なハードなカップル。

◆ラーケンと付き合ってたバツイチ女メアリー・キーナン .... Susan Walters
「メルローズプレイス」第6シーズンでカイルが湾岸戦争に従軍中につきあっていたクリスティン役で登場。戦死したはずが生きていたというMPらしい話だった。
私生活では、「メルローズプレイス」のクープことドクターブレッド・クーパー役のLinden Ashbyと結婚して二人の子供をもうけている。なんかMP内カップルって多くないですかね。

◆マーカスを介抱して逃げたスタントン・ヘイズ .... Bradley White
「アリーmyラブ4」14話「永遠の少年達」で、性的なものを排したいというパートナーによっていきなり法律事務所の男性陣が全員クビにされた件で訴訟を起こしたマッキー役で登場。
「あなたにムチュー」第4シーズンではダグ役で5話ほど出演。

◆メアリーの元夫 .... Scott William Winters
「Oz」のシリル・オライリー役でレギュラー出演。
兄のDean Winters は「OZ」でやはり兄弟のライアン・オライリー役で共演しているが、彼はマイアミに今シーズン最終話に登場予定・・・とさらっと流してみる。
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CSI:マイアミ3 第7話「津波大パニック 無法地帯」

2005年11月16日 | CSI:マイアミ
ラスト10分はマイアミをナマで見て、TWWを録画して、とか思ってたら・・・・
デコーダーオフになるんで見れないんでした(涙)。
なので、ラスト10分はわからないまま書きます。後で再放送を見て追加することがあれば追加。

マイアミに津波到来。カナリア諸島の火山噴火のせいで・・・って言われてもいまいちピンと来ないが、しかし津波というより最近のハリケーンの被害と映像がかぶって見える。
というか、あまりに現実の悲惨さが際立っていて、ドラマがそこに追いついていない感じ。
しかしあの被害映像は、ハリケーンの被害映像か何かだろうか。

こっちもいいことを教えてやろう・・・・
   有罪にしてやる
こういうキメ台詞のほうが、やり慣れないカーアクションを見せられるよりカッチョイイと思ってしまうわけですが・・・・ずいぶん今回色んなところが派手だったなぁ。
派手はいいけど出演者の人数は多いし、ムダにゴージャスに配置してる感じ。ウルフが助けたモナ役のベス・ブロデリックなんて、完全に要らないだろって感じがしてしまう蛇足なキャスティング。もうちょっとちゃんとした役で見たかったかも。
リディック役が「マイ・ビッグ・ファット」のおどおどニックかーとか、色々ゴージャスさを楽しめたことは楽しめたのでまぁいっかー。

そういえばモナとウルフがいつの間にか助かっていたが、あれは階数が高いために水が到達せず、ぼーっとしてるうちにやり過ごせたってことか?あまりに端折りすぎ。
金庫室の前に流されてきたブツが色々積み重なって、ホレイショとデルコが出られなくなって番組が終了したらどうするのかなーとか思ってしまった。

ウルフくんは・・・・ラボ娘に嫌われると痛い目見ると思うので、ナマイキもいいけどもうちょっと配慮したほうがいいと思う。その生意気さが今のところ彼の魅力でもあるが。
今回は一人で事件見つけて一人で解決していたが、いいのか?あんなんで。そして、この先ガンコなおじさんは登場してくるのだろうか。

イェリーナとリックの関係はどう転がっていくのかと思ったら、そんなオチですか・・・・
そりゃーレイがリックを嫌うわけだなー。しかしイェリーナも曲がりなりにも刑事なんだから、殴られてそれを隠蔽したりというのには違和感が。やはり当事者の立場となると隠すもんでしょうか?
でもって最後の方、なすすべなくじゃみじゃみの画面を見ていたら、どうもネヴィンズ検事じゃないかと思うような影がスクランブルの向こうに見えたのだが、ホレイショとネヴィンズに進展が?んなわけない?
もしそうなら・・・・どうせイェリーナに戻るんでしょ、とは思いながらも、そういう新しい展開があるなら、ホレイショそっちに行ったほうがいい、絶対。でもイェリーナにしてみたら「子供までいるのに、別の女に乗り換えるなんて不潔よ!」って思いそう。

あぁ、日曜までオチが見られないなんて・・・・


【 脇俳優チェック 】

◆墓に義父の遺体を埋めた男ポール・アボット .... Corbin Allred
映画ではスーザン・サランドンとナタリー・ポートマン共演「地上より何処かへ」でピーター役。
テレビの方の活躍が多く、14歳で「Josh Kirby... Time Warrior」シリーズの主役。
「CSI:2」6話「冤罪 兄弟へのレクイエム」では、冒頭で遺体を埋めて逮捕されたベン・ジェニングス役。兄の言いなりになってしまって証拠によってもその罪が晴らされなかった、ある意味、CSI史上最も悲惨な「容疑者」。
「ER Ⅹ」13話「百日咳」では、人間イカダで遊んでいて湖に落ちて凍ってしまった学生、ダグ役で登場。「名探偵モンク」14話(BS放送順による)「空からの水死体」では被害者の友人役。「ダーマ&グレッグ」や「サブリナ」などにも出演している。

◆スーパーで殺された巨漢レオン・コールドウェル .... Pedro Miguel Arce
オフィシャルサイトあり。この夏公開されたジョージ・A・ロメロ監督の「ランドオブザデッド」などに出演。

◆銀行の支配人スコット・ライリー .... Brian Bloom
デイタイムソープ「As The World Turns」でブレイク、85年にエミー賞のデイタイムアワードの最優秀若手男優賞を受賞。
「メルローズプレイス」第3シーズン9~12話ではアリソンを堕落させるギョーカイ男ザック役。「CSI:4」第1話「終末の淵まで」で、シーズン冒頭に出てくるカップルの夫ケント・リフキンとして登場。夫婦交換のためホテルの部屋に行ったが、途中で夫婦喧嘩を始めてしまったため命拾いした。
「OZ」第4シーズン10~11話に囚人ロニー役で登場。ソープでセクシー系な役柄から出発したせいもあって、セクシー路線の役が多いような。

◆ウルフが助けたおじの隣人モナ .... Beth Broderick
「サブリナ」でサブリナの二人のおばさんヒルダとゼルダのうちゼルダの役でレギュラー出演、演出も担当するなどしていたが、ヒルダ役の降板によりあわせて降板。
「たどりつけばアラスカ3」22話、「LOST」22話などゲスト出演も数多い。

◆埋められたポールの義父エド・ミラー .... David Allen Brooks
オフィシャルサイトあり。アート方面でも活躍している人らしい。
「ER Ⅸ」で1話と14話にDr. Gunnで登場。これはロマノが事故で片腕を失ったのに対応する専門医で出てきたひとだ。

◆火山専門のグリーズマン博士 .... Matt Champagne
「名探偵モンク2」20話「激突」でショッピングモールの建設に反対して殺された、環境保護団体のスティーブ役を演じていた。
他に「プロビデンス」第5シーズンでサブレギュラー、「ウィル&グレイス」にゲストなど。

◆手引きをした赤い靴の銀行員ファーリー・ウィラー .... John Kassir
「フレンズ 5」22話「ジョーイ悲願の大ブレイク!」で、ジョーイがいさんでラスベガスの撮影現場出かけて行ったところ、映画はポシャったよとジョーイに言うスタンリー役で登場している。
声優としての活躍が多く、アニメ「ポカホンタス」でポカホンタスと一緒にいる白い狸のミーコの声を担当しているのがこの人。アメリカ版「みんなのゴルフ」でもシリーズ通して声が入っているらしい。
今までもWAT、CC、CSIで俳優が同じ日にかぶるとか連続出演とかがあったのだが、今回はこの人。「コールドケース」20話にキップ・クロウリー役で登場していた。

◆銀行強盗の首謀者リディック .... Louis Mandylor
映画の「マイ・ビッグ・ファット・ウェディング」とそれのドラマ版「マイ・ビッグ・ファット・ライフ」の両方にヒロインの弟ニック役で出演している。
「フレンズ 6」17話「バレンタインは手作りギフトで」では、ジョーイがお金ほしさに医療実験の検体になろうとして偽双子を装う話の、その双子の相手カールで登場していた。動いてるのを見てると全然似てないのだが、これが写真だと結構微妙に似て見えるから不思議。
サモハン・キンポーが渡米してシリーズものとして製作した「L.A.大捜査線/マーシャル・ロー」にレギュラー出演し、彼自身はムエタイの達人なのでその技を発揮しているらしい。
またこのひとは菊川玲主演映画で相手役という、とても貴重な体験をしてる人でもある。

◆英語が不自由なブリーダー男マニー .... Manny Perez
オフィシャルサイトあり。現在WOWOWで放送中の「サードウォッチ6」の13話からマニー・サンチャゴ役でサブレギュラー出演。
なぜか映像デビュー作が仲村トオル主演のVシネマ「ニューヨークUコップ」。これって、ミラ・ソルヴィーノとか出てるというものなんですね・・・・

◆足を撃たれた支店長の妻 .... Laura Regan
「コールドケース」8話「蝶々」で幼い娘を亡くし一人生き残ってしまったシングルマザー、ロージー・マイルズ役で出演していた。詳細はそちらで。

◆ハリケーン専門でリディックの恋人ハリソン博士 .... Tamara Taylor
スティーブン・ボチコものの「City of Angels」(ニコラス・ケイジとメグ・ライアンの映画ではなく、黒人やラテン系の低所得層を専門に診察する病院ドラマ。低視聴率で打ち切りになったため日本では未上陸。試みとしては面白そうなんだけど)でDr. Ana Syphax役でサブレギュラー。
「サンフランシスコの空の下」ではチャーリーの恋人になるボランティアの女性グレイスでサブレギュラー。「LOST」では第1シーズン14話と第2シーズン2話にスーザン役で登場している。
「FBI~失踪者を追え」の第2シーズン8話に登場予定。

◆ラテン顔ラボ職員のピータース .... Armando Valdes-Kennedy
今回から第4シーズンまで散発的に出演予定。他には「ザ・ホワイトハウス」第6シーズン4話と6話に登場予定。
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