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くまぷーの海外ドラマblog

海外ドラマを脇役チェックなどしつつ
あれこれ見ています。

ミディアム2 第7話「審判のとき」

2007年05月31日 | ミディアム
ジョーは仕事が忙しいというのに陪審員に召喚され、何とか回避しようとするが不運にも選ばれてしまう。
ところがジョーが担当することになった事件の被告ガーナーは、アリソンの夢の中に出てきた男だった。しかしジョーが陪審を担当するために、アリソン自身も事件からはずされてしまうことになる。
裁判は遺体が見つからず、決定的な殺害の証拠がなかったためにデヴァロス不利に進もうとしていた。毎晩のように悪夢にうなされるアリソンだったが、その内容をジョーに言うこともできず、悩ましい日々を送ることになる。
そんな中アリソンは、ガーナーの裁判を傍聴していた女性に、ガーナーと深い仲にあるというビジョンを見る・・・

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以前、アリソンが事件のことではない夢を見てしまうので、アリソンの力が使えなかったということはあった。
しかし、アリソンが夢を見ているのに事件に使えないというパターンもあるというバージョンもあるわけだ。なるほど、ジョーを陪審員にしてしまえば策が封じられてしまうのだな。
デヴァロスはジョーが「勝ち」のカードだと思って切ったわけだけど、かえってアリソンというカードが使えなくなってしまって手づまりになってしまったのだ。

冒頭の夢をアリソンに見せたのが、ジェシカなのか他の守護霊なのかはわからないけど、後から考えるとなかなか説得力のある導入だと思う。
普通に面談してしまうと、ガーナーは人当たりが良くて、よき夫、よき婿、よき仕事人間に見え、話していてごまかされてしまう可能性がある。しかしアリソンはあの夢を見ていたせいで、彼は「人の心を巧みに操って追い込むことを楽しむという最低人間」なのだという印象をぬぐえなかったわけだ。
しかしあまりに唐突な夢だったせいでそれが事件に結びつくのに時間がかかってしまったのが残念。

それにしても・・・あの「年収倍にするから服を脱ぐか」っていうのは相当にイヤラシイ質問だと思う。しかも決して人前では体をさらす自信のないだろう太めの女性を選んでの誘導尋問。最後には夫にまで追い込まれてしまって・・・おそらく被害者ジェシカはあれと同じような状況にあったのではないだろうか。
最初はおだてられて気分よくなって、しかし気付いた時には自分は逃げられない袋小路に追い込まれ、味方のはずの身内まで敵にまわっていたという。父親に彼への不信を訴えていたとしても、おそらく耳を貸してもらえることはなかっただろう。ジェシカがどんな絶望の中で死を迎えたか、想像するに余りある。

ジョーにとってはかなり苦い陪審員体験になってしまった。もしちゃんとアリソンの夢が使えていたら、ジョーが強硬に有罪を主張して説得できていたら、ハモンド氏が手を下して新たな血を流すことはなかっただろうに。
日本でも裁判員制度が始まるようで、かなり興味津津だったりする私なのだが・・・普通はジョーのように「仕事がぁ~」と思って嫌がるものなのだろうなー。
ところで、陪審員は普通に「家に帰れないで缶詰」っていうイメージがあったのだが、ジョーはちゃんと帰宅して、家から裁判所に通っていた。「裁判が終わるまでホテルに缶詰めで外界と接触一切禁止」っていうのが前提だと思っていたのに、あれは話題の裁判だけとかそういうことなんだろうか?
今回のジェシカ・ガーナー事件は殺人という凶悪事件だし、報道もされていたから注目の事件でもあったわけで、なぜ帰れるんだろうと不思議に思ってしまった。ちょうど「FBI~失踪者を追え3」でも9話「陪審員の過去」で陪審の話が出てきたのだが、その中でも「自宅に事件のメモを持ち帰っている」というセリフが出てきていた。
その辺の差は一体なんなんだろう。モンクやCSIでも、陪審員の密室状態で起こる殺人、っていうのがネタになっていたわけで、非常に気になってしまった。

ブリジーがアリエルの服を勝手に着て怒られていたが、サイズ違うだろうになぁ。
天然ボケなブリジーも、そろそろ女の子らしく身だしなみに興味が出てきたお年頃なようで、アリエルに髪をとかしてもらってわくわく、というシーンにほっこりしてしまった。
ブリジーもそうやって大人の階段登っていくんだねぇ。
「パパは今日もいっしょ?」とかまだまだおちびちゃんではあるんだけどね。
今、本物のアリソンが書いた本「愛する人の霊はいつもあなたのそばにいる」を読んでいるところなのだが、ブリジーにあたるアリソンの次女(名前が違う)は、ほんとにまんまブリジーっぽいらしい。
キャラ造形はかなり実物に忠実なのだそうだ。はたして本物のブリジーはドラマのブリジーを見てどう思っているのだろう・・・


【 脇俳優チェック 】

◆陪審長 .... James T. Callahan
評決を出すための多数決を取ろうとしていた白髪の男性。
「ER」第7シーズン1話「学園祭」では、ERに運び込まれ死亡した妻に付き添ってきた男性として登場していた。彼は妻の死にうまく対処できなかったのを悔い、さらに奥さんの遺体は放りっぱなしにされてしまう。しかしERスタッフは誰も彼を気にかけてあげる余裕がないうちに、彼は奥さんの薬を飲んで亡くなってしまうのだった。
60年代からテレビや映画に多数出演しているベテラン俳優。映画ではダイアナ・ロス主演の「ビリー・ホリデイ物語 奇妙な果実」など。「かもめのジョナサン」でアニマルトレーナーだったというデータも出てきたのだけど、ほんとかなぁ。同姓同名の別人じゃないかと不安。

◆ジェシカの父ハモンド氏 .... Ronny Cox
オフィシャルサイトあり
「デスパレートな妻たち2」19話「恥と外聞」では、ブリーの実父ヘンリー・メイソン役で登場している。突然やってきてはブリーとアンドリューを事情も知らずに仲直りさせようとしたり、それが無理と見るやブリーをダメ母扱いしてアンドリューを連れて帰ろうとする。しかしアンドリューがゲイと知るとガチガチな保守派ぶりを発揮して切り捨てるという暴挙に出るのだった。
「ビバリーヒルズコップ」シリーズではビバリーヒルズ警察のボゴミル刑事部長役を演じている。1ではアクセルの越権行為に怒っていたが事件を通して友情を結び、2ではボゴミルが撃たれた事件でアクセルが駆け付けるのだった。(3には出演していない)
「トータル・リコール」では火星の支配者コーヘイゲン役、「ロボコップ」では強盗一味と手を組んでいた上司のジョーンズ役、「ホワイトハウスの陰謀」では大統領役と、「やっぱり悪いやつだった」みたいな映画のキーマンを演じていることが多い。
ドラマでは「スターゲイト SG-1」でキンゼイ上院議員(後に副大統領)役でシリーズン全般に登場し、政治的な裏工作によりSG-1を危機に陥れるイヤーな存在。
「CIA:ザ・エージェンシー」では第1シーズン途中までCIA長官アレックス・ピアス役を演じている。ピアスは失脚して途中退場。

◆ジョーと仲良くなった陪審仲間の女性 .... Octavia Spencer
「CSI:NY」第1シーズン21話「疑惑の任務」では、ステラが担当したベビーシッター殺害事件で、赤ちゃんの両親が帰ってこないために預けられた児童保護局の担当官として登場していた。
AXNで放送のヘザー・ロックリアー主演の「LAX」に、フライトアテンダント役で6エピソードほど登場。

◆被告スティーブン・ガーナー .... James Patrick Stuart
「CSI:科学捜査班」に、第4シーズン7話「24時間の猶予」以来弁護士役で時々出演しており、最近では第6シーズン6話「神の子」でジョアンナ事件の被告側弁護士として登場していた。
「宇宙空母ギャラクティカ」では天才少年ドクタージーの2代目役として4話目から登場している。当時は「Patrick Stuart」とクレジットされていて、こんなにかわいらしかった
「クローザー」第2シーズンでは地方検事役で2エピ登場予定。

◆オープニングの「夫」 .... John Harnagel
スタンダップコメディの場面で、「服を脱いだら年収を倍」と持ちかけられた妻が拒否したので、無理やり脱がせた夫の役。
「デスパレートな妻たち」第3シーズン18~19話に登場予定だが、役名が「ギルバート・マクラスキー」なので、マクラスキーさんの息子役かな?

◆ガーナーの妻ジェシカ .... Bellamy Young
「CSI:マイアミ4」ではシークレットサービスのエリオット捜査官のフィアンセで、検事のモニカ・ウェスト役で登場していた。カリーはエリオットといいムードだったのにもかかわらず彼女の出現でおじゃんに。しかしモニカの裏工作のせいでCSIラボが危険にさらされたことが発覚してしまうのだった。
「ER」第8シーズン7話「もし神の慈悲に背いたら」では、親の期待と自分の意志の、法学部と医学部の志望のはざまでプレッシャーに押しつぶされて自傷癖に走ってしまっていた大学生、グレース役を演じていた。
現在、「CSI:NY」の若手三人衆(ダニー、ホークス、フラック)の中の人たちがそろって出演している映画「This Is Not a Test」に出演で撮影中。
「グレイズアナトミー3」22~23話に登場予定。
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ミディアム2 第6話「新たな霊能者」

2007年05月23日 | ミディアム
デヴァロスはフットボールのスター選手デイモン・ホッジスが女子学生をレイプ殺害した事件を担当していたが、相手側弁護士はデヴァロスとアリソンを目の敵にするワット弁護士だった。
ワットは法廷でデヴァロスたちが知らない奥の手を出してきては、検察側の証言を崩す戦略をとってきた。アリソンはワットのそばにいて情報を提供しているらしい女性を不審に思う。
その頃アリソンは、検事局で発砲事件が起こり、デヴァロスたちが射殺される夢に悩まされていた。そしてちょうど検事局にいる時に、夢と同じ光景が目の前に広がろうとしていた・・・

ジョーは新しいマイクロプロセッサの開発で上司から追い立てられていた。ところが、会社に連れて行ったブリジットが「パパの仕事は爆弾をつくること」と言い出したので驚くが・・・

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毎回、俳優さんの名前の確認のためにIMDbとTV.comを突き合わせてるのだけど、今回「あれ?」となった。
IMDbではこのエピ(原題「Dead Aim」)は第8話で、TV.comはWOWOWと同じ第6話。6話と8話のエピが逆になってる。どっちやねんと。
IMDbだけ見てたら、「あぁ、ストーリーの整合のために順番入れ替えたのねー。昔はよくあったけど、最近は珍しいな」としか思わなかったのだが・・・
うーむ、ただのIMDbのポカだったりして。

ワット弁護士も懲りない人だ。
もしかしてアレかな、彼の脳内ではアリソンのことは「俺に恥をかかせだけじゃなくて、息子をムショに送ったアバズレ」くらいに記憶されてるのだろうか。それは違うだろ。明らかに息子は自業自得だし、アリソン以前に親の顔が見てみたいっていうゆがみ方してたわけで・・・
息子が殺人犯、っていうだけでも充分弁護士としてはヤバいと思うのに、その後「犯人は幽霊だ~」とかやってたわけで。そんな札付きの弁護士なのに、なぜ地元のヒーローはワットに頼んでしまったのだろうか。謎だ。
ただ、よーく考えてみると・・・彼もいつも騙される側ではあるよなぁ。息子に騙され、依頼人に騙され、偽霊能力者に騙され・・・最も正面からぶつかってきてくれてるのがデヴァロスとアリソンのような気がする。でもそれはワットにとっては望まない対決なのだろう。
騙されてもいい、甘美な嘘で現実から目をそらしてた方が都合がいいのだ。現実を直視してしまったら、不正で弁護士免許を取ったダメな惨めな自分と向き合わないといけないわけだから。
でもそろそろ懲りたほうがいいと思う・・・なのにヤツはまだ出てくるようなんだな(今シーズン22話の予定)。ほんっっっとに懲りない人だ・・・。

結局「新たな霊能者」はいなかった、ということで。
そりゃそんなにぽこぽこ出現してきたら、とんでもないことですよ。
オルガはそれでも、ここまでうまくだましとおしてきたのだから、違った意味で才能はあるんだと思う。霊能者は廃業しても、探偵としてやってけるんじゃないだろうか。それでも詐欺師のサガに生まれついてしまった人のようなので、地道に探偵業をやっていくなんてことはないだろうけど。
その彼女の詐欺を打ち破ることになったスパイ発見の尋問で、デヴァロスが「私は霊能者なんだ」と言い出したのには笑ってしまった。あれはなかなかナイスな追い詰め方だった。

むしろ「新た」ではなかったけど、霊能者として威力を発揮したのはブリジーだった、という。
いいなーブリジーは。
「天然」という言葉はキミのためにあるよ、ブリジー。
責めるでもなく、イヤミでもなく、「パパのおしごとはばくだんつくってるのぉ」って・・・これがアリエルならもう知恵がついてしまってるので、言うに言えなくて心にためて泣いてしまうところだろう。
ブリジーはなんのてらいもなく、学校に持って行って友達に見せよう(あ、そういえばブリジーお友達できたんだね。よかったよかった)というのだからなぁ。いやー、ブリジーのガウン姿?あれは浴衣着た子供が寝起きで着崩れた、みたいな。あまりにかわいくてニヤニヤして何度も繰り返して見てしまった~。

しかしジョーも・・・毎度毎度言ってるが、サイキックに囲まれた生活ってほんと大変。爆弾作ってるとわかったからといって、それで仕事を辞めるわけにはいかない、というのがリアルだ。
普通ドラマの展開としては「やっぱり辞めた~」っていう展開になるのにね。実話はそうはいかない・・・ってどこまで実話なんだこれは。
今日、本物のほうのアリソンの本を注文したので、読んだらレポートします。
6月に来日する時、本を持って行ったらサインしてもらえないだろうか・・・そういうイベントやらないかな?無理?
「DVDお買い上げの方にサイン」って言われたら困るしなー。いやいや、そういう邪念を持って会いに行ったら、全部アリソンにはお見通しだ・・・


【 脇俳優チェック 】

◆デヴァロスの部下の検事エリオット ....  Troy Blendell
「CSI:NY2」8話「悪い賭け」では、被害者のお天気おねえさんタラと組んでいたカメラマンレナード・カーソン役。エロビデオを売り出す約束を反故にされて、激高してタラを殴って放置、死にいたらしめる。
「バフィ 恋する十字架」では、グローリーの配下の悪魔僧侶ジンクス役で6エピに登場している。

◆被害者のルームメイトステイリー .... Jeanette Brox
「CSI:4」3話「喪失 傷だらけの屍」では、一家が連続強盗犯の被害にあい、犯人によってレイプされた被害者のスザンナ・カークウッド役を演じていた。スザンナだけが見ていた犯人を面通しで確認しようとするがおびえて確証を得られず、容疑者は釈放されてしまう。そのためCSI歴代の中でもかなりもやもやの残る事件として記憶に残る苦い結末に至る。
「ER」第8シーズン13話「深い傷」には、交通事故で母子で運ばれてきた娘の方のステイシー役。母親のレスリーはいつも飲んだくれているため、14歳のステイシーが運転しないといけなかったのだ。
「FBI~失踪者を追え4」23話、「コールドケース4」1話に登場予定他、多くの作品に出演している。

◆ジョーのボス .... Harry Groener
ジョーのボス役としては9話に再び登場予定。
「BONES」第1シーズン10話「自分を消し去った女」では、新技術を開発して患者を使って実験していた、超腕のいい整形外科医ヘンリー・アトラズ役。
「ザ・ホワイトハウス」第1シーズン12話「明かされた秘密」では、一般教書演説の時の慣例として、何かことが起こった場合の「保険」として内閣の中でひとりだけ出席しない人間を選定するのだが、それに選ばれた農務長官ロジャー・トリビー役を演じていた。第4シーズン23話「孤高のリーダー」でも同じ役で、憲法修正第25条の発動のために召集された閣議に出席していた。
「バフィ 恋する十字架」では、サニーデール市の市長リチャード・ウィルキンズ役でサブレギュラー。実は100歳を超える謎の人物。
映画では「パッチ・アダムズ」「アバウトシュミット」などに出演している。

◆最後に証言したジェームズ .... Dempsey Pappion
「コールドケース2」1話「バッドランズ」では、チキンリブの店の従業員で被害者のひとりデレクの兄トレー役を演じていた。デレクは未成年だったので店のお節介ママのデラがひきとっていたが、自分は見捨てられたという孤独感にいつもさいなまれ、弱い心でドラッグからも切れることができない。そのために陰惨な悲劇を引き起こすことに。
「FBI~失踪者を追え」第1シーズン8話「爪をかむ少年」で、里子ホームに育ちながらもまっとうな道を歩み始めていたが、兄のトラブルに巻き込まれて失踪してしまう少年ウィリアム・ホープ役を演じていた。

◆消防署長 .... Eric Pierpoint
アリソンが火災報知機を鳴らしてしまったので、事情聴取をしたひと。
「アリーmyラブ」第1シーズン11話「銀の鐘」では、妻と愛人それぞれが納得しているので3人の結婚を認めてほしいと申し立てた、弁護士のジェームズ・ホートン役を演じていた。
「CSI:マイアミ3」16話でも
「エイリアン・ネイション」のテレビシリーズとテレビ映画で、エイリアン刑事ジョージ・フランシスコ役を演じている。
他に「スタートレック エンタープライズ」のハリス役など、あちこちの作品にゲスト出演している。

◆被告側弁護士ワット .... Conor O'Farrell
初登場は第1シーズン5話「訪れた危機」で、アリソンを証人席に呼び、霊能力者だとカミングアウトさせようとする。7話「リワインド・ドリーム」では息子が起こした事件をかばおうとして見破られる。そういう恨みがあって、以来12話「蘇った死刑囚」などデヴァロスとアリソンを目の敵にして絡んでくる役柄。
「FBI~失踪者を追え」では、ジャック・マローンの天敵で少年愛のド変態野郎スポルディング校長役で、第1シーズンと第2シーズンにそれぞれインパクトの強い存在感を示している。「NIP/TUCK」第2~3シーズンでも刑事役。第3シーズン1話「ママ・ブーン」では肥満で動けないママ・ブーンの切り離しのためにショーンとクリスチャンを呼び出して依頼してたり。正直それ整形外科を呼ぶ仕事か?と誰しもがツッコむ登場をしていた。
「ダークスカイ」のアルバノ役、「24 Ⅲ」で大統領の恋人アン・パッカード医師の元夫テッド・パッカード役。「CSI:マイアミ」2話「戦慄の首輪爆弾」では、元爆弾処理班のチャールズ・ベレンジャー役、「デスパレートな妻たち」ではフーバーさん殺害事件の担当刑事コープランド役で登場していた。
「CSI:6」6話からは副保安官としてたびたび登場している。
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ミディアム2 第5話「旅立ちの日」

2007年05月17日 | ミディアム
アリソンは学生時代の友人たちと一緒に遊んでいた頃の夢を見る。
その中のひとりライラは、カリフォルニアに行って芸能界入りしたいという夢を語っていた。しかし夢の中に出てきた幽霊がライラに対して警告を発してきた。
その後、大災害で街が壊滅的な被害を受けている夢を立て続けに見たため、アリソンはライラの行方を調べようと思い立つが、89年に溺死していたことがわかる。
検事局には、マカリスター市議会議員の娘シンシアが行方不明になったという事件が持ち込まれていた。アリソンはなぜか、議員がシンシアのポルノビデオを見てしまうというビジョンを見る。
やがてシンシアの車が発見されるが、4リットルもの血液にまみれていたためシンシアは死亡と確定される。しかしアリソンは、シンシアからのメッセージが全く感じられないことを不審に思う。

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「どうしてシンシアは何も言わないのかしら?」
そりゃ生きてるからだろな、というのは途中でわかったのだけれども。
でもライラとシンシアの事件があんな風にリンクされてるとは。だんだん夢の難易度が上がってきてるような気がする。

あの霊の男性のように、守護霊的に見守ってる人がいて、手助けをしてくれる霊能者にヘルプさせるために一生懸命念を送ってくるのだろうか。でも、アリソンの能力をしても断片的にしか理解できないのだから、なかなか大変そう。
最後のウェイターを見て誰?と一瞬思考が停止したが・・・あぁ、幽霊の人か・・・と気づくまでちょっと間があいてしまった。
特殊メイクで顔がわからなかったのに、なかなか難しいことを。

ライラやシンシアみたいな「人生のリセット」は、よく「証人保護プログラム」で使われる話だが、すべて捨て去るリスクよりも一から築き上げる方がまだマシと思えるほどの現状というのは、なかなか想像がつかないものだ。
ライラの場合は選択の失敗だから、転がり方一つで誰でも陥るかもしれない転落のルートだが、シンシアの場合は・・・
マカリスター議員がデュヴァロスに「妻が亡くなって、どう慰めていいか分からなくて」と言い訳してるところで、「おいおい、そこからどう性的虐待を正当化する言い訳にウルトラCで着地するつもりだ?」と思ってしまった。途中で言い訳が終わったからいいものの、そのウルトラCをフルで聞かされたら吐き気がしたんじゃなかろうか。
親のために自分自身の今までのすべてをリセットしなければいけないなんて。リセットさせるべきはむしろ議員の方だろうに。
いや、リセットじゃなくてデリートというかイレイズというか・・・
同じ娘を持つ父親でもジョーみたいなパパもいるわけで。アリソンが亡くなったからといって、同じ状況は絶対あり得ないものなぁ。

「再放送か、手抜きだな」
ほんとに・・・ジョーのウィットの感覚に救われることが多いと思う。
あの夫婦はいつまでもラブラブで・・・朝の5時からいちゃつき始めて、次のカットではいきなり脱いでるし。
いやはや元気だよなー。

それにしても・・・この週は娘たちが出てこなかった。さびしいものだ・・・
来週こそはブリジーのぷにぷにほっぺに癒されたいものだ。


【 脇俳優チェック 】

◆マカリスター議員の家のメイド .... Yvette Cruise
「グレイズアナトミー」第2~3シーズンに「Scrub Nurse」つまり手術室担当看護婦役で登場している。第2シーズン2話「私は底なしのグラス」では、部長代理をしていたバークが手術室をきちんと仕切れていないことで「早くしてください!」と急かしたりしている。

◆アリソンの昔の友人ケイティ .... Vicki Davis
「CSI:マイアミ」第1シーズン10話「カリスマ教授の異常な生活」では、心理学のメッツガー教授の被験者にされたせいで人格が崩壊し、教授を拷問して木に吊るしてしまうまで暴走した女子学生テレサ役を演じていた。
「パワーレンジャー イン スペース」ではサイコピンク役。ピンクレンジャーを襲う冷酷なサイコレンジャー。

◆マカリスター市議会議員 .... John Getz
「FBI~失踪者を追え2」22話「コーチの辞表」で、妻を寝とられたとは知らないまま、フットボールチームコーチのジミー・クーパーをクビにした大学のギャレット局長役。
「CSI:科学捜査班」第1シーズン10話「死者の悲鳴」では、自宅の絵画を盗まれたリチャード・ジーグラー役。盗まれた絵画は発見されたが贋作で、実は息子にすりかえられていたのだった。「CSI:マイアミ」第1シーズン15話「最期の一週間」では、ホレイショが心を通わせることになる、被爆した女性弁護士ベルが環境問題での悪事を暴こうと訴えたライシャー製薬の社長役を演じていた。
映画の出演作も多く、「ザ・フライ」でハエ人間になるブランドルの上司で、ブランドルの子を宿すことになるヴェロニカが前に付き合っていたボーランズ役。暴走したブランドルを殺そうとして手足を失う。同じ役で「ザ・フライ2 二世誕生」にも出演。「カーリー・スー」では、女性弁護士グレイがカーリーたちを引き取るはめになるが、それを快く思わないグレイの恋人のウォーカー役。「メン・アット・ワーク」でも廃棄物を垂れ流す化学企業の社長ポッターダム役など、微妙な悪役を演じていることが多い。
「ザ・ホワイトハウス7」では上院議員役で2エピ出演、「コールドケース3」17話に登場予定。

◆アリソンの昔の友人スザンナ .... Sarah Hagan
オフィシャルサイトあり。
「グレイズアナトミー」第1シーズン8話「現実のおとぎばなし」で、ユダヤ教徒なのに豚の心臓弁を移植する手術を受けると知って、両親が大反対した少女ディヴォ役で登場していた。
「バフィ 恋する十字架」では第7シーズンからサニーデール高校の生徒アマンダとして10エピソードに登場。
「フリークス学園」ではヒロインリンジーの幼なじみミリー役でサブレギュラー。他に「ボストン・パブリック」「アリーmyラブ」などにゲスト出演。

◆ハンスコム先生の美談について伝えるレポーター .... Saida Pagan
なぜかレポーターの役が多く、「CSI:5」15話「王様の秘密」では冒頭でカジノ王の死をレポート、「ザ・ホワイトハウス」の第5シーズンなどでテレビのレポーターとして登場している。
「ミディアム」では第1シーズン4話「新しい友達」で、ラスト近く空港での逃走劇の結果、犯人ウルフが逮捕された事についてレポートしていた。

◆幽霊の老人 ... Del Monroe
オフィシャルサイトあり。
60年代からテレビや映画で活躍していたベテラン俳優さん。
60年代の映画「地球の危機」のテレビドラマ版「原子力潜水艦シービュー号」にコワルスキー役でレギュラー出演。映画版とテレビ版両方に出演している。

◆アリソンの昔の友人ライラ/ハンスコム先生 .... Aleksa Palladino
「のら猫の日記」でスカーレット・ヨハンセン演じるマニーの姉ローことローレル役を演じて映画デビュー。16歳で予想外の妊娠をする少女の役を好演している。
「ザ・ソプラノズ」などにゲスト出演しているが、マイナーな映画出演が多い。
「FBI~失踪者を追え5」7話に登場予定。

◆学生時代のアリソン ... Jessy Schram
オフィシャルサイトあり。サイトによると音楽活動もしているらしい。
アリソン役では第3シーズン15話に再登場するようで、本国で今月はじめに放送されたばかりだとか。
日本では未公開だが、1話完結のテレビ映画タイプのドラマシリーズ「Jane Doe:」にレギュラー出演している。
「HOUSE」第3シーズン13話に登場予定。
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ミディアム2 第4話「眠りの中で」

2007年05月09日 | ミディアム
アリソンは突然夢遊病状態に陥り、高速道路の真ん中で「お金が要るの!」と叫び続けているところをジョーに起こされた。医者に見せるが薬を出されるだけで、アリソンも記憶がないだけに治療に対して本気にならない。
検事局に、富豪チャーチの息子ジャスティンが離婚後の面会から返されてこない、これは誘拐だと元妻のバルーから申し立てられる事件が持ち込まれる。
チャーチの部下カリーは「ジャスティンは無事にバルーの元に戻る」と明言するが、しかしアリソンには、カリーが嘘をついているビジョンが見える。
そんな中、アリエルが「ママの車で送ってもらうのではなく、友達と歩いて帰りたい」と言い出す。仕方なく許したものの、アリソンは娘の成長と危険への不安を抱えることに・・・

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「グレイズアナトミー」をご覧になってる方が、アリソンの診察シーンを見て「ここはシアトルグレイス病院か!」とつっこんでたら、かなりツウとお見受けする。
あちらにたまに登場している「精神科ドクター」が、今回のアリソンのやる気のなさげな(多分精神科の)担当ドクターと同じ人だったのだ。
でもミディアムの舞台はフェニックス。あのドクターは全米各地を巡回中か?(違)

それにしても、いつも「夢を見る」のは大変そうだなと思っていたが、夢に見ないことのほうがより大変なんだな・・・
夢遊病というのは意識に残らないから、何のヒントにもならないわけだ。
この夢遊病状態を作り出したのは、多分大富豪のチャーチ氏が事故によって亡くなってやらせたということなんだろうけど、生前さぞかし我の強いひとだったんだろう、とか想像してみる。
幽霊になって出てくるもよし、夢を見せてヒントを伝えるもよし。アリソンに伝える手段は色々あるはずなのに、かなり一方的な入り込み方で、分析しようにもどうしようもない。
「金を持っていかないと助からないんだよ!
  細かいことはそっちが察しろ!」みたいな。
さぞかし人の話を聞かない人だったんだろうな。そりゃ部下も造反するわと。
子供に大画面でゲームさせて歓心を買おうとするような大人だし・・・まぁ、子供のためには必死だったという点ではいい親だったのかもしれないけど。

その夢遊病の相手をさせられるジョーの大変そうなことったら。
だんだん猛獣使いスキルが上がっていくジョー・・・いやーほんと、いい旦那さんで。アリソンが病院で「夫に殴られた」とかさらっと言っていたが、下手するとその発言を元に通報されかねないわけで。そういうのを見てると、ジョーが多少アリソンを邪険にしてたりするエピが出てきてもしょうがないかと思えてきたりする。
アリソンの能力は検事局でひっそり使ってないで、もうちょっと国家の宝として大事にして、分析とかお手当とかちゃんとしてあげれば、ジョーだってもう少し楽ができるだろうに。

でもって夢遊病の母を父が追いかけるために、真夜中いきなりお留守番させられたアリエルも気の毒に。そりゃー親の勝手な都合で、重圧を押し付けたり子供扱いしたり、どっちやねんと言いたくもなるわな。
普段ブリジーにおいしいところを持っていかれるアリエルだが、初恋に目覚めるお年頃になって、かわいいだけじゃないのよと見せつけてきた感じで、ほろっとさせられてしまった。
ママ譲りの能力は着実に育っているようで、その能力のおかげで彼とお近づきになれたのに、それを利用されてしまうとは・・・。きっとアリエルもママのようにいい人に巡り合えるから大丈夫、と言ってあげたくなってしまった。
そしてアリソンのフォローと母子関係の深さに感動した。バタバタとした日常に追われて、いつもは妹たちにばかりかまけているママに不満をためているアリエルだけど、肝心要のところではママがガッチリ守ってくれてるんだよね。
そういうところでのジョーの男親視点での「気づかなさ加減」もさりげなく描かれていたりする。その辺がこのドラマのうまいところなんだな。

「学校は?」
「たくさんあそんだ!!」
あああ、ブリジーはイイ。ほんとにかわいいよブリジー。

そうそう、LaLaTVが見られる方は今週末~来週の「MARTHA」パトリシア・アークェットが出演するので、要必見!番組HPの紹介のところによると、彼女はかなり器用らしい。
うーん、完璧主婦ぶりを演じているマーシャ・クロスは超のつく不器用で、ダメママぶりが板についてるアリソンのパトリシアは実は器用だとは・・・女優さんてすごいな。
パトリシアの方が誉められ度が高そうでオイシイかも?
放送予定は以下のとおり。
 2007/05/11 (金) 19:00~20:00
 2007/05/12 (土) 13:30~14:30
 2007/05/13 (日) 08:30~09:30
 2007/05/18 (金) 08:00~09:00
私は録画スケジュールの関係上、日曜に視聴するので、内容は月曜以降にアップ予定、かな。


【 脇俳優チェック 】

◆元チャーチ夫人のバルー .... Alicia Coppola
「CSI:科学捜査班」第1シーズン21話「悪魔に魅入られた女」で、栄養学の専門家のドクタースーザン・ヒルリッジ役を演じていた。ヒルリッジは自らの病のために飼い犬に襲わせた被害者を「使って」特性プロテインドリンクを作って飲んでいたのだった。
「BONES」第1シーズンでは、法廷コンサルタントのディーバー役で登場していた。そのエピではテンペランスの元彼マイケル・スタイアーズが相手側にコンサルタントとしてついており、プロの立場からテンペランス達にアドバイスするはずが、テンペランスの証言を邪魔するようになってしまっていた嫌な女キャラ。
「名探偵モンク」第2シーズン10話「モンクのデート」では、モンクのことを気に入ってデートに誘う変電所の広報担当ミッシェル役。
「ブル~ウォール街への挑戦」には女性ディーラーのメリッサ役でレギュラー出演。

◆チャーチの部下カリー .... James Frain
「24」第4シーズンでは、ジャックと恋仲のオードリーの別居中の夫ポール・レインズ役。ジャックのような刺激も魅力もない退屈な男でオードリーの心は離れていたが、男女というのは難しいもので・・・。
「インベイジョン」では16話から登場するズーラ役で、「生存者たち」のリーダー格として後半の重要人物。
映画「エリザベス」ではスペイン大使、「ほんとうのジャクリーヌ・デュプレ」では指揮者バレンボイム役、「タイタス」ではバシアナス役と、映画では英国舞台俳優出身の実力を垣間見ることができる。

◆銀行の担当者 .... Ron Perkins
「HOUSE」では、ハウスは内科伝染病担当で直接オペをしないため、外科的な原因があるとみられると丸投げされる外科ドクターとして時々登場している。
「CSI:5」6話「青の衝撃」では、ジョン・マザーズの手口で連続レイプ殺害事件が再発した、現場となった西ラスベガス大の学長として登場。

◆アリエルの友達ハンナ .... Holliston Coleman
オフィシャルサイトあり。
「アリーmyラブ」第1シーズン4話「ラブ・アフェア」で、アリーがかつて大学時代に不倫関係にあったドーソン教授の娘カーラ役で登場していた。カーラは4歳の時にアリーと教授の三人で会い、6年後葬儀の時アリーを見てそれを思い出すのだが、彼女は4歳の回想シーンのカーラを演じていた。
「ER」第8シーズン15話「再発」では、父親を撃ってしまった少女ブリアン役。母親はジャンキーで、「パパが寝てる間テレビをつけると銃で撃たれるから先に撃った」という家庭に生まれた娘という難しい役だった。
今シーズン中全部で
弟のBobby Colemanは第1シーズン12話「蘇った死刑囚」で、アリソンの夢の中に出てくる指を切られた少年役で登場していた。

◆ドクター .... Anjul Nigam
「グレイズアナトミー」では精神科ドクター役で第1シーズンから登場している。名前を呼ばれることは決してないが、ちゃんと役名も付いているし(Dr. Raj Prahbu )登場するときにはおいしいオチを持っていったりすることも。
「CSI:3」9話「流血のストリート 」では、女性客に気をとらせたせいで人を轢き、通報しようとしたら、勘違いしたストリート青年たちに私刑の末殺害されたタクシー運転手ラジーブ・カンダワル役を演じていた。
「CSI:NY」第1シーズン13話「タングルウッドボーイ」では、エイデンが担当した酒屋の強盗事件で、押し入られた酒屋の主人役で登場していた。
「NUMBERS」第1シーズン3話ではバイオテロの被害者を診察しているドクターだし、「HUFF」第1シーズン3話でもドクター役で登場しているが、アメリカにはインド系ドクターが多いのか?

◆アリエルが好きになった男の子 .... Ryan Carlberg
8話にもまた登場予定のようだけど・・・回想シーンくらいだといいなぁ。
「コールドケース2」8話「闘犬」では、被害者のスローンが大学の寮生たちに狙われていたことを証言したエヴァンの、大学時代の役を演じていた。
「フレンズ」第10シーズン11話「ゴージャスすぎるストリッパー」では、ロスとチャンドラーの大学時代の回想シーンで、モニカが「ワタシ2キロもやせたのよー」と自慢した直後に、モニカが注文したピザを宅配してきたデリバリーボーイ役。

※最初「初恋の彼」と記述してましたが、アリエルの初恋は第1シーズン12話「蘇った死刑囚」でショーンという男の子がいましたね。訂正しました。
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ミディアム2 第3話「もう1人の私」

2007年05月03日 | ミディアム
アリソンは精神病院にいる夢を見る。夢の中でアリソンは「ベヴァリー」と呼ばれ、自分がアリソンだと主張しても聞き入れてもらえずに拘束されてしまうのだった。
ところが、夢から覚めた1日は夢の中と同じ内容をなぞっていたため、この夢には意味があるのではないかと考え始める。
その頃デュヴァロスが担当していたのは、ティモシー・カーチャーという男が母を殺した事件だったが、ティモシーの弁護人マギーは多重人格を主張していた。アリソンはティモシーに会うために、彼が収容されていた精神病院に出向くが、そこの壁に飾られていた写真が、アリソンが夢の中で見た精神病院の医師と同じであることに気づく。
その男は病院の創設者で、夢の中でアリソンが呼ばれていた「ベヴァリー」という患者は実在していた。そして彼女は治療を録画したフィルムの中で「私はアリソン・デュボワだ」と主張していたのだった・・・

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たとえ夢でも、精神病院に拘束されて電気ショックを与えられるなんて嫌だ~!
しかもアリソンの場合はかなりリアルな夢だし。

霊能力者にとって時間の流れはパラドックスもへったくれもなく、過去も未来もすべてパラレルな世界として存在してるということなのだろうか?
(つきつめると絶対に破綻するので、深く煮詰めず、ライトに「そういうものだ」とまとめておくのがこのドラマを楽しむコツではあるかもしれないけど)
・・・そう考えていくと、先週のような夢やビジョンをアリソンに送ってくるのは、過去や未来の他の霊能力者、という可能性もあるのかも。

最初のほうで唐突に「マギーの病気は云々」と出てきたところで引っかかっていたので、オチのおおよそについては早めに予想がついた。
でもベヴァリーの娘なのに、もし多重人格工作にかかわっているような嫌な人だったらどうなっていただろうか。それでも物語としては面白いかもしれない。「救わないといけない」アリソンの葛藤が織り交ぜられたら・・・1時間では終わらないかもしれないけど。
マギー自身は結構能力が強いようなのに、受け継いだのは病気だけだったというところがもったいないような。ミディアム弁護士VSミディアム検事アシスタントで、とことん証拠が出てこないのに夢で真相を予測しあうオカルトな裁判というのも見てみたい。・・・それって判決出るのか?

それにしても、自分に害が及ばない時のジョーは気楽に協力してくるもんだ。
彼はいいだんなさまではあるし、アリソンのマイペースさにつきあって気の毒だなーと思ってはいるものの、先週との落差があまりに激しいので「ちょっと現金よね」とかも思ってしまったり。
ブリジーがミントタブレットをこっそり食べようとした時の、ピッと指さし注意のジョーと、見つかってぶ~となっているブリジーのコンビネーションには大笑いしてしまった。ほんとに毎回、こういうシーンがあってこそ救われる。お約束のこの一瞬がほんとに大好きだ。
「5さいイジョウだからいいの!」ってブリジー・・・そういうの屁理屈って言うんだよ。
カワイイから許すけど。

でもって、アリソンが新しい人形を与えるにあたって、ブリジーに約束させた項目・・・あれ、全部私、自分の人形でやったことあるなぁ。
人形の髪ってやっぱし切りたくなる・・・よね?・・・え、しない?

・・・で、子供用のアスピリンは大人に効くのだろうか?
(ダメな気がする)


【 脇俳優チェック 】

◆弁護士マギー .... Chloe Webb
映画デビューが、ゲイリー・オールドマンがシド・ヴィシャスを演じた「シド&ナンシー」のナンシー役。
「ツインズ」では姉妹で双子とダブルカップルになったうちの、ダニー・デビートと恋人になったリンダ役を演じていた。
「私の愛したゴースト」では、デンゼル・ワシントンとボブ・ホスキンスの二人に愛される娼婦クリスタル役。他に「めぐり逢い」「欲望」などに個性的な役柄で出演している。
最近では「HOUSE」第1シーズン9話「生きる希望」で、天才トランペット奏者ジョン・ヘンリーのマネージャーのコーラ役で登場していた。

◆59年に精神病院にいたベヴァリー .... Natasha Gregson Wagner
「4400」第2シーズンにダイアナの妹エイプリル役で登場。ダイアナとは違い奔放な性格だが、マイアの予知能力を使ってギャンブルをしたことで追い出されてしまう。第3シーズンにも11話から登場予定。
「アリーmyラブ2」5話「友達の恋人」では、アリーが通勤途中に道端で泣いていた子に声をかけたところ、からまれて乱闘騒ぎを起こし、一緒に留置所に入れられるはめになった少女ハンナ役で登場。それが縁でアリーはハンナの彼氏を取った親友を訴える弁護を買って出ることになる。
ジョン・ボンジョヴィ主演の「ヴァンパイア/黒の十字架」ではバンパイアのゾーイ役を演じている。
「コールドケース3」5話、「ER」第12シーズン22話に登場予定。
名女優ナタリー・ウッド(「ウエストサイド物語」のマリア役など)の娘。母親のナタリーは3回結婚(1度目と3度目は同じ人)しているが、2度目のRichard Gregsonとの子供。Wagnerは養父で3度目の夫のRobert Wagnerの姓。
プロフィール&出演作の詳細はこちらに詳しい。

◆精神病院の創設者ピーターソン .... Sam Anderson
80年代からテレビドラマで多く活躍し、「愉快なシーバー家」ではドゥイット校長役で、「ER」では心臓外科医ケイスン先生で第1シーズンから11シーズンまでずっとサブレギュラーで出演していた。
「CSI:5」8話「第三の性」では、ラスベガスで性転換手術を請け負っている整形外科医マーサー医師役で登場していた。
「CSI:マイアミ」第1シーズンの記念すべき第1話「マイアミ上空 7秒間の惨劇」では、墜落したジェット機のオーナーで唯一の生存者で、そして犯人第一号になったサマー役を演じていた。
「FBI~失踪者を追え」第1シーズン17話「栄光の勲章」では、失踪者がベトナムで関わったカム・リーの作戦時に上官だった、現在は下院議員のホワイトハースト役。
「フレンズ 5」3話「フィービー、ついに出産!」では、フィービーの出産の担当医としてやってくるが、「ファンジー」オタクで何かというと「ファンジー」を連発してフィービーをブチギレさせる。
「LOST」では第2シーズンから「後部座席の生存者」のひとり、ローズの夫で歯科医のバーナード役で出演している。
「アリーmyラブ2」11話「夢で会えたら」では、アリーの恩師がずっと夢だけ見ていたいため、昏睡状態にする裁判所命令をめぐって裁判になったときの病院院長役。
「コールドケース3」23話、「CSI:NY3」9話に登場予定。

◆マギーが担当した殺害犯ティモシー・カーチャー .... Rami Malek
自身がエジプト系であるからか、映画「ナイトミュージアム」ではエジプト展示のミイラのアクメンラ役を演じていた。

◆ベヴァリーの妹キャロルの現在版 .... Barbara Tarbuck
「CSI:NY2」5話「ダンス&フィッシュ」で、トラム殺人事件の被害者ハロルドの妻ヴィヴィアン役で登場していた。トラムの運転手を長年務めた夫の年金欲しさに、兄に夫のDVを吹き込んで殺害させる悪女だった。
「FBI~失踪者を追え」22~23話「911の爪跡(前・後編)」で、立てこもり犯バリー・マッシュバーンの義母ジョージア役
「コールドケース」第7話「ドラッグクィーン」では被害者ダニーの母ヘレン役を演じていた。息子がゲイであることを知りつつ、時代柄受け入れることができずずっと黙っていたのだった。
「CSI:科学捜査班」第1~2話では、(ポール・ミランダーによって)自殺に偽装された形で殺害されたロイス・ハーモンの母ハーモン夫人を演じていた。

◆検事局からついてきてアリソンを逮捕したハゲ警官 .... Loren Lazerine
二人いるうちのどちらかなのだけど、どちらかと言われると説明がしにくい。精神病院の係員といい、警官といい、双子風な組み合わせのキャストがニクイ。
「CSI:3」16話「一攫千金の亡者達」で、鉱山詐欺がバレそうになって客を殺し、それを隠そうと爆破したことから頭に棒が刺さった状態で暴走、警察とカーチェイスをしてしまったアレックス・ジェイムス役で登場。

◆キャロル59年版 ....  Sarah Utterback
ベヴァリー身投げのシーンに登場している。
「グレイズアナトミー」ではナースのオリビア役でサブレギュラー。第1シーズンではジョージが付き合ったものの梅毒をうつされ、第2シーズンでは失意のアレックスが焼けぼっくいえっちをして、アレックスとイジーとの破たんの原因を作った。
ミディアムでは第1シーズン16話「フェニックスの怪人 Part1」に「ファントムに誘拐された女の子」役で名前があったのだが、顔がちゃんと映っていなくて出演シーンを確認できなかった。
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