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くまぷーの海外ドラマblog

海外ドラマを脇役チェックなどしつつ
あれこれ見ています。

「ミディアム」のアリソン・デュボア本その2

2007年06月26日 | ミディアム
火曜日から木曜日まで不在にしますので、その間ブログのエントリーはお休みです。
行き先にネット環境はあるので、コメントはできるかもしれませんが・・・あまりできないかな。
WATはかろうじて見られるかなー。WOWOWがないとこなのでミディアムは帰宅後・・・エントリーは遅くなりそうです。

明日から「ドクターハウス」の第2シーズンがFOXでスタートするので、本音を言えば家に居たいのですけどね・・・

ところで。
アリソン・デュボアの一作目の「Don't kiss them good bye」の翻訳版が出版されていましたので、読んでみました。
邦題は「あの世から届く愛のメッセージ」

あの世から届く愛のメッセージ―大切なあの人は死んでなどいない
アリソン・デュボア 海野 めぐみ
徳間書店 (2007/06)
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二作目のほうは近所を探しても全然なくて、仕方なくamazonで買ったのですが・・・今回のは近くの本屋で平積みで売られていました!
これって来日効果?すごいなぁ。

二作目は「近しい人が亡くなった場合の心のあり方」ということについて、霊能者的アプローチから述べている本だったのですが、それはもうすでに「アリソン・デュボアとは、ミディアムとは」ということをある程度みんなが理解してくれたという前提のもとで書かれた本だったからですね。
そういう意味では、一作目はまだあまりちゃんと「アリソンが見えている世界」についての理解がなされていないという状態で、一から説明しないといけない状態で書かれたもの、ということになります。
自分にはどういう風にどういうものが見えて、「失踪者のプロファイリング」という仕事はどういう風に行われて・・・と、アリソンが外に向かって懸命に説明している段階といいましょうか。

先に二作目を読んでしまったから思うのですが、二作目は、本を書くにあたって結構慣れて、テーマを絞り込んだ分、一般向けにメッセージ性が強く出ていて、わかりやすいかもしれないですね。
でも一作目を先に読んでいれば、ドラマを見ていない人でもアリソンという霊能者のありようがすんなり入ってくるのではないかと思います。
一作目のほうはアリソン入門編なので、色々アリソンの「言いたいこと」をあれもこれもと盛り込んでいる感じかな。
まだどちらも読んでいない方は、一作目から入るとわかりやすいかもです。

愛する人の霊はいつもあなたのそばにいる
アリソン・デュボア 海野 めぐみ
徳間書店 (2007/03)
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「ミディアムとして、どうクライアントに言葉を与えていくか」とか、アリソンが娘さんたちを育てている中で、「若きミディアムたちをどう育てていくか」など、なかなか霊能者の人がそういう視点で語ることはないような気がするので、なかなか面白いです。ぶっちゃけトークを聞いている感じでしょうか。
一作目ではまだ、様々なことと「戦ってる」感じがするアリソンが、色々お疲れになることがあったのか、犯罪捜査から離れ、最近は個別の霊視も受けなくなってきているわけで、なかなか大変なんだろうなと思わせられたりします。

ドラマ関係では、ジョーのあとがきがまた「ジョーらしい」感じで微笑ましいです。
それと、三姉妹についての描写がやはりかわいい。ブリジーはほんとにブリジーなんですね。(一作目では本名じゃなくて、役の上での仮名を使用しています)
ブリジーにはどんなおもちゃもお菓子も隠しておけない、お菓子探知機なのだそうで。まったくもうブリジーったら。
三人ともちょっとずつ得意不得意は違うようですが、実生活で力を発揮しているようです。・・・そういえば、この間放送された「絵画に宿る魂」のラストで、ブリジーとアリエルがカードごっこやってましたが、あれは・・・アリエルはカード読めるわけで、ゲームにならないよなぁ。さらにそこにアリソンが参加しようとしてたけど、実はそれって卑怯すぎ?

この間のイベントのエントリーにTBしてくださったワーキングマザースタイルさんの「ワーキングマザースタイル的偏愛」の記事の中に、アリソン&ジョー&三姉妹の写真が掲載されていますので、イベントに参加できなかった方も三姉妹の美少女っぷりと、ジョーの優しそうな雰囲気をご覧になれます。
いやー三姉妹がそれぞれ立派なミディアムに育ったら、世界はどうなってしまうのでしょう。
うーむ、長生きしてそれを見てみたい・・・
コメント (3)
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ミディアム2 第9話「絵画に宿る魂」

2007年06月20日 | ミディアム
大量の血痕が発見されるが、被害者の遺体はないという事件が発生する。アリソンはビジョンにあったヒントからたどり着いた画廊で、絵の中には描かれていないはずの被害者の姿を見る。
その絵の作者ジェイソンは被害者のことを知らないと否定するが、家の中に被害者を描いた作品がたくさん発見されたため、急遽逮捕することに。ところがジェイソンの父デヴィッド・モローは市長の友人だったために、捜査に圧力がかけられてしまう。
ジェイソンの作品から感じるビジョンを元に、遺体が埋められていた場所を発見したが、しかしその遺体は事件よりはるか昔に埋められた親子の遺体だった・・・
その頃ジョーは上司から独立起業を持ちかけられ、新しいチャレンジに浮かれる。ところがアリソンはジョーの父の幽霊から、独立に警告するメッセージを聞かされてしまう・・・

--------------------------

今回のエピは、この間アリソンイベントで上映されたのだが、その時には3Dバージョンだったので、冒頭のゴッホが絵の具をたらして絵を描いているところとか、犯人がイネスに向かって刃物を投げるところとかの場面が3Dになっていたのだった。
自分はメガネっ子なのでうまく3Dメガネを装着できなかったせいか、ひゅんひゅん飛んでくる刃物がイマイチリアルでなかったのが残念だった・・・。
それと、イベントの時は吹き替え版で見たので、字幕だと「ヴェルサイユはガス欠寸前」はそのままだったけど、かなり違うもんなんだなぁと改めて思った。
アリソンがジョーのことを「王様っ」とからかって呼んでるとことか違ってたし。でも以前よりは松本梨香さんの声がアリソンのイメージに近づいてるような気がする・・・かな?

「ジェイソンの正体はイネスの息子トマスだった」というオチなのだが、子役ちゃんがあれだけ見た目モロにヒスパニックだと、ジェイソンが成長する過程で疑問が周囲から出てこなかったのだろうかという疑問が・・・。
それと、もしジェイソンがデヴィッドとイネスの間の子供だったりしたら、DNA鑑定しても息子は息子だったりして~とか思って見ていた。だったらデヴィッドは自信満々で「どうぞ」とか言っちゃうのかしらと。そしたら「イネスのDNA鑑定もしている」というせりふが出てきたので、あ、そりゃそうだよねと。DNA取れる程度の腐乱死体でよかったよかった(なんか違う?)。
親子二代にわたって同じ男に殺害され、しかし一人だけ生かされて息子として育てられるだなんて、母親の霊としてはイネスはなんともいたたまれない思いだったのに違いない。
ジョーの父親がそうであるように霊は先が見通せるわけで、イネスは亡くなったときから、娘グロリアがデヴィッドに殺害されることを知ったことだろう。それが逃れられないのなら、せめてジェイソンによってデヴィッドの罪が暴かれるように年を送り続けた、ということなのだろうか。
そう考えてみるとなかなか切ない・・・

ジョーパパ再び登場。相変わらず神出鬼没だが、端から見ると「嫁をからかって・・・むしろアリソンをかわいがってるんだな」ともいえるのだが、やられる本人にしてみたらなかなかたまったものではないつーか。
それにしても幽霊になっても言葉の足りない人だ。ちゃんと最初から説明しておけばいいのに。それがジョーパパという人なのかもしれないが。
ジョーパパはアリソン本の中に説明が出てくるのだが、結構実際に近いひとらしい。アリソンは生前の舅を知らないのだそうだ。そう考えると、ドラマの中で生きている姑には遠慮があるが、幽霊の舅には言いたい放題、っていうアリソンが妙におかしい。

今回のエピは、またブリジーのかわいさが突き抜けてたような。
ブリジー・・・ぷくぷくの顔にカードつけすぎだよ。3枚も貼ってるし。
エースは一番強いんだよブリジー・・・。そりゃお姉ちゃんもいじめたくなるよなぁと思うかわいらしさだ。実物のブリジーもかわいいけれど、やっぱりドラマの中のブリジーが大好きだ。
ブリジーも来日しないかなぁ。赤いヘルメットかぶって、顔中にトランプくっつけてるブリジーを生で見てみたいよ~。


【 ト リ ビ ア 】
★ ミステリーゾーン
冒頭のゴッホのシーンは、「ミステリーゾーン」(現在AXNで放送中)の34話「狂った太陽」(原題"The Midnight Sun")からの引用。

【 脇俳優チェック 】

◆画家のジェイソン・モロー .... Kevin Alejandro
「CSI:マイアミ4」25話「止まった時間 後編」では、いつも釣針と釣り糸を使って爆弾を作る爆弾魔サンティゴを演じていた。ジェソップ巡査爆死の仕掛けを作り、TNTの残渣のせいで空港で逮捕されたのだった。
「CSI:NY」第1シーズン19話「罪の重さ」で、国連の特別会議に出席中のケスタロ外交官コスタの移動の責任者トム・マーティン役で登場していた。
「FBI~失踪者を追え4」18話に登場予定。

◆ジョーの父の亡霊 .... Bruce Gray
「コールドケース」第1シーズン14話「箱」で、研究所の医師ミルトン・セイアー現代版役。施設のいたいけな子供たちに放射能入りコーンフレークとか食べさせて「そういう時代だったんだ」と平然と答えてリリーとスコッティを脱力させた。
映画や舞台で60年代から活躍し、出演作は数知れず。「マイビッグファットウェディング」で、花婿イアンの父親で、花嫁のギリシャ人ファミリーにもまれて戸惑いながらもなじんでいくという役だった。
「FBI~失踪者を追え3」16話に登場予定。

◆独立を持ちかけたジョーのボス .... Harry Groener
今シーズン6話に初登場。ジョーが会議に連れて行ったところ、ブリジーにミサイル開発を見破られていた。
「BONES」第1シーズン10話「自分を消し去った女」では、新技術を開発して患者を使って実験していた、超腕のいい整形外科医ヘンリー・アトラズ役。
「ザ・ホワイトハウス」第1シーズン12話「明かされた秘密」では、一般教書演説の時の慣例として、何かことが起こった場合の「保険」として内閣の中でひとりだけ出席しない人間を選定するのだが、それに選ばれた農務長官ロジャー・トリビー役を演じていた。第4シーズン23話「孤高のリーダー」でも同じ役で、憲法修正第25条の発動のために召集された閣議に出席していた。
「バフィ 恋する十字架」では、サニーデール市の市長リチャード・ウィルキンズ役でサブレギュラー。実は100歳を超える謎の人物。
映画では「パッチ・アダムズ」「アバウトシュミット」などに出演している。

◆市長の友人でジェイソンの父デヴィッド・モロー .... John Shea
「ミュータントX」では主人公でミュータントXのリーダーアダム役、「新スーパーマン」ではスーパーマンの宿敵であるレックス・ルーサー役で人気を博した。
「Sex and the City」第2シーズン11話「恋愛の進化形」では、サマンサがかつて愛した男の中では一番の「出版界の帝王」ドミニク役で登場。捨てられた復讐をするつもりが深みにはまり、再びあっさり捨てられてしまう。

◆トワイライトゾーンのナレーター .... Rod Serling
50年代のテレビドラマの脚本家。「ミステリーゾーン」156話中92話のシナリオを担当し、また番組内のナレーターでもあった。同様に「四次元への招待」でも脚本&ナレーター。
映画「猿の惑星」ではピエール・ブウルの小説を元にサーリングが草案を脚色し、それをマイケル・ウィルソンが書き直して映画化されている。
75年に50歳で死去。

◆ロッド・サーリングの声 .... Mark Silverman
「ミステリーゾーン」の司会Rod Serlingの声を担当しており、アメリカのディズニーランドとディズニーワールドのアトラクションでも彼の声を聞くことができるのだそうだ。
声優としての活動が多く、アメリカに輸入された「風の谷のナウシカ」ではナウシカの父のジル役の声を当てている。
コメント (6)
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「ミディアム2」アリソン・デュボア来日イベント

2007年06月15日 | ミディアム
愛する人の霊はいつもあなたのそばにいる
アリソン・デュボア来日イベント、ハズれたんですけど、救いの手を差し伸べてくださった方がいらしたので、行くことができました!
いやーよかった~一時は駄目かと思いました。

雨模様の恵比寿は、到着したらすごい行列でした。そしてWOWOW側で完全に来場人数を読み違えていたようで、立ち見がいっぱい出てしまい、後からあわててイスを用意していたりとバタバタ。すごい人気!
アンケートやパンフレット見ていて、「あ、そうかーこれはWOWOW加入促進のイベントなのか!」と今更ながら気づく私。

今回は「3D上映」ということで、入口でコレ↓を渡されました。

(写真はイメージ映像です)
懐かしい~3Dメガネ。昔テレビでシェリーの出てた「オズの魔法使い」が3Dだったんだよな、っていつの時代だ。

★ ロビーでサイン会
始まる前、会場ロビーに何かプレスが集まってわやわやしてたので、なんだろうと思って覗き込んでいたら、そこにアリソンと娘さんたちが登場!
わぁぁ、今回娘さんも来てるんだー!しかし間近で見るとキレイだーとほれぼれ。しかしアリソンの顔は見えても、娘さんたちは後頭部しか見えず。制止されても写メする人々の中で、写したくても身長が全然届かなかった自分・・・
著作にサイン&握手をしていたようです。いいなぁ。

★ オープニング
アリソン登場!彼女の目から見たら、立ち見の出てる会場は、さらに倍の人数に見えたりするのかなーとふっと思ったりして。(怖い想像をしてしまった)
司会はWOWOWアナウンサーの今村知子さん。ジョーが一緒に来ていて、裏でビデオを回してるという話を披露・・・ジョーもか~!
ふっと思えば、そうか今は6月。アメリカでは夏休みなので一家で日本に来るのが可能だったんですね。

最初にゲストでアリソンの声の松本梨香さんが登場!ほかの声優さんもいらしてたらしいのですが、振り返ってもわからない・・・って、声優さんだから顔わからないわな。
普段美女声の多い松本さんですが、独身だということでなぜか「恋人募集中」とお節介を焼くアリソン・・・「松本さんにもあなたのジョーがきっと見つかりますよ」だって。
松本さんよかったっすねぇ。アリソンに太鼓判押されたら、間違いなし!(かな?)

★ トークイベント
ここでなぜか山本モナ登場。意味不明だなぁ。そのまま今村さんと松本さんと3人でトークすればいいのに、という空気が何となく会場に立ち込めたような気がするけど、まぁそれはさておき。
アリソンが自分の力に気づいた6歳の時のできごと(ひいおじいさんのお葬式の後に、ひいおじいさんがベッドの足もとにやってきたとか)を始めとして、アリソンのメッセージの数々が・・・

ドラマでは検事局の人間として捜査協力していますが、最近はそれは控えているのだそうです。人気番組「オプラ・ウィンフリー・ショウ」で事件の霊視(要するに「テレビのチカラ」みたいなことをしてたんですね)をして遺体発見に協力できたものの、「一体自分は何をしてるんだろう」と思って疲れてしまったので、今は充電中なのだとか。
オプラみたいな番組だと反響も大きいし、プレッシャーやストレスも大きかったのでしょうね。
しかし「充電中」とはいってもポジティブなアリソン。「人と違うユニークな部分は、その人のベストな部分」「亡くなったひとは、もっと仕事をすればよかったと後悔したりしない。もっと家族と過ごせばよかったと思うものだ」など、心にしみるお話満載でした。
不思議なオーラに包まれてるような、そんなアリソンの人柄にすっかり魅せられた気がします。ほんと、考えさせられることがいっぱいでした。

★ 一家登場!
ここでデュボア一家が登場!
いやー・・・3姉妹ったら美少女~~~!!!
うそっ、これがあのブリジー?みたいな。3人ともドラマの中よりはるかに大きくて、マリーちゃんにあたる三女ですらブリジーより大きいですよ。アリエルにあたる長女さんは人前に出るのに慣れてる風ですね。それにしてもほんとに美人でした。
アリソンは話しているところを見ていたら、表情とかパトリシアに似てるんだなぁと思ってたのですが、娘さんたちは正統派美少女風でドラマと全然イメージが違いました。
そしてジョーは・・・「角のとれたやわらかスキャンロン」みたいな?ジェイク・ウェバーのスリムなイメージとはちょっと違いましたが、むっくり優しそうな雰囲気は「あぁ、ジョーだ!」と納得でした。

★ 3D試写
上映したのは、WOWOWだと来週放送予定の「絵画に宿る魂」でした。ネタバレになるのでストーリーについては伏せますが、大画面で見るのにぴったりなエピだったですね。
ジョー父が久々に登場していい味出してましたし、ブリジーのかわいさ爆発~。
会場は初めてみる人も結構いらしたようですが、簡単な紹介だけであのエピを見て登場人物が理解できたかなとちょっと心配。スキャンロンとデヴァロスの位置関係とか、ジョー父についてすぐに理解できたでしょうかね。
肝心の3Dでしたが、ディズニーランドの3Dシアターみたいなのを想像してたのですが、そこまで手前に飛び出してはいなかったですね。確かに立体的にはなってましたが。全部が3Dだったわけじゃなくて、「3D」のマークの合図が画面に出たらメガネをかける、っていう感じになってたので落ち着かなかったなぁ。
まぁ試みとしては面白かったですね。この先「全編3D」が実現されることを祈ります、ってそれは無理?

リアルで見たデュボア家は、ドラマの中のようにほんとにいい一家でした。どうか、日本の滞在を楽しんでほしいですね。
コメント (16)
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ミディアム2 第8話「誤解と混乱」

2007年06月13日 | ミディアム
アリソンの上司デヴァロス検事はもうじき選挙の時期を迎えていたが、アリソンの夢やビジョンではデヴァロスに不利な状況しか見えなかった。
そんな時、アリソンはデヴァロスの対抗馬ブラッドリーの選挙CMのビジョンを見るが、それは、デヴァロスがかつて更生を信じて少年刑務所に送致したレイプ犯クライドが、再び犯罪をおかしたことを攻撃するものだった。
そして女性が殺害される夢を繰り返し見たアリソンは、なんとか事件を未然に防ごうと考える・・・
一方、アリソンとジョーは映画を見に行って、ジョーの大学時代の友人カレンとその夫に出会う。ところが突然その場で、カレンとジョーのラブシーンのビジョンが見えてしまったため、アリソンはショックを受けジョーを詰るが・・・

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アメリカでは地方検事も選挙で選ばれるのだな。裁判で負けが込んでいるような検事は選挙民からNGを出されてしまうのだが、検事からしてみたら逮捕してくるのは警察なのだから、警察がいい加減な捜査をしたら自分の首がかかってくる。
だからCSIとかで検事が捜査官たちにハッパかけたり、急いで結果を出せと急かしたりとむちゃを言ったりするのだな。「アリーmyラブ」のレネは連戦連敗だったが、彼女の場合は検事補で、そのままやっていても立候補の目がないためにヤメ検弁護士に転向したということ、かな?
この間6話で、ワット弁護士に「選挙も近いことですし」と嫌味を言われていたが、デヴァロスは普段から選挙対策のためにあたふたしたりせず、その事件ごとに真剣に取り組んでいる様子が支持されているのだろう。
なんだかんだで結果オーライだったからよかったようなものの・・・アリソンの夢は失敗することもあるので、なかなか冷や冷やだ。

選挙のために、アリエルやブリジー、果てはマリーまでお手伝い(できてなかったのも約一名)しているのがなかなか微笑ましかった。チビちゃんの頃からあんな風に選挙活動になじんでいくのだろうか。
ああやって推薦の手紙を送ったりするあたりは、日本と同じなんだなぁ。でもラッピングバスを走らせたりとか、ネガティブCMを流したりするのは日本にはないから、なかなか面白い。
ブリジーが選挙になじみすぎて、デヴァロスのポスターが気に入ってベッドのところに貼ってしまうのには大笑いしてしまった。さすがブリジーは予測不可能だ。
マニーおいたんのポスターのどこが気に入ったのやら。ブリジーには独自の基準があって、他の人にはなかなか理解しにくいからなぁ。そこがかわいいのだが。

ジョーは、結婚何年たってもまだアリソンに隠し事ができると思ってるあたり、甘いなー。
「あら、魚をオーダーしたと思ったけど」って、まるっとお見通しだ!!
カレンはさすが、生き馬の目を抜く不動産業界を渡り歩いてるだけあって、かなりやり手。ハッタリと口先でなんとか渡ってきたのだろう。
ジョーを一目見て、カタカタカタカタ、チーン。利用できるターゲットロックオン!その一瞬の計算がアリソンのビジョンに見えたということなのだが、「どっち」が送ってきたビジョンかまではわからないものね。

いやぁ、ジョーにとっては降ってわいたような災難とでもいうか、据え膳食わない男の意地というか。
三人の子供の母なのに、いつまでもあんな風に愛してもらえるアリソンがうらやましくなってしまうなぁ。


【 脇俳優チェック 】

◆デヴァロスの対立候補ブラッドリー .... Brian Kerwin
ロビン・ウィリアムス主演の「ジャック」で、通常の四倍の速度で成長するわが子を見守る父親ブライアン役を演じている。
ブルック・シールズ主演の「青い誘惑」では、ブルック演じるローラの恋人ベン役で、サンタ・クルズ号に積まれた黄金をめぐる宝探しの旅に。
「グレイズアナトミー2」9話「感謝祭の夜に…」では、16年間の植物状態から復活したホールデン役。彼の植物状態の間に、妻はほかの男性と結婚して妊娠中、生まれたばかりだった息子は思春期になって父親を受け入れられないという悲惨なデッドゾーン状態になっていた。
「名探偵モンク4」9話(NHK放送順による)「再会」では、モンクの父ジャックの務めている運送会社の上司ベン・グレイザー役で登場していた。グレイザーは自分の犯した殺害の証拠を隠滅するため、ジャックに不自然な工程で配達をさせようとしたのだった。
「NIP/TUCK」第3シーズンでは、マットが付き合った同級生アリエルの父親で、白人至上主義で極端なレイシストのアルダーマン役を演じていた。妻に黒人の血が入っているのを認めず、娘にも過激なナチズムに似た思考を強要してきたことで、マットにも被害が及ぶ。
「FBI~失踪者を追え5」1話、「デスパレートな妻たち3」では2エピに登場予定。

◆ジョーの大学の同級生カレン .... Perrey Reeves
「CSI:3」11話「殺しのレシピ」では、自殺の可能性が考えられたリンダという女性が、躁鬱状態が激しかったために、近隣住民の車をたたき壊すというトラブルを起こしていたが、その恨みについて証言した同じアパートの女性役で登場していた。
「CSI:マイアミ2」11話「嵐に咲くバラ」では、ハリケーンのさなか、ホレイショに避難所で助けられた女性ジュリア役。
かれこれ10年以上前、デヴィッド・ドゥカブニーとつきあっていたとかいなかったとか。

◆レイプ犯から更生中のクライド・モートン .... Walker Howard
「CSI:5」10話「子供たちの戦場」で、冒頭荒れた地域で少年が殺害された事件をグリッソムとソフィアが検証しているが、いざこざで被害者の兄も撃たれてしまうが、その兄弟両方を殺害したとみられる少年ギャングの役で登場していた。

◆クライドの母 .... Monnae Michaell
「BONES」第1シーズン21話「英雄の秘密」では、アーリントン墓地で発見された元兵士マーシャルの母親役で登場。
「コールドケース」第1シーズン17話「脅迫電話」では、天才バスケプレイヤーのハーマン・レスターの恋人ターニャの現在版を演じていた。ターニャはハーマンの子どもを宿しながらハーマンが殺害されてしまったために、シングルマザーとして息子のレイを育てたのだった。
「CSI:2」第15話「残酷な悪戯」で、慢性的性的虐待を受けていた女の子の診断をする女医役で登場していた。今回の役は短い髪だが、CSIの時は女医らしからぬ長いみつあみを複雑に巻いたヘアスタイルだった。
他に「ザ・シールド」の第2~3シーズンにバネッサ役で7回ほどゲスト出演している。「FBI~失踪者を追え3」14話、「CSI:マイアミ5」10話に登場予定。

◆カレンの夫スティーブ .... Jeff Campbell
「CSI:NY」第1シーズン8話「三世代で終わりに」の冒頭、取引所でマックと一緒に不審なスーツケースを爆破しようとしていた爆弾処理班のエージェント役で登場していた。
「コールドケース3」8話に登場予定。

◆クライドの付き合っている女性キャシー .... Annabelle Milne
第1シーズン5話「訪れた危機」では、アリソンの夢の中に登場する女性の役を演じている。レストランで一緒にいた友人がのどを詰まらせて助けを求める役だ。
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「ミディアム」のアリソン・デュボア本

2007年06月10日 | ミディアム
WOWOWで、「ミディアム 霊能者アリソン・デュボア」のモデルとなった、実在の霊能者アリソンが来日するイベントが14日に行われるわけですが・・・(どうも私はハズレてるっぽいので、行けない可能性大・・・)
 ★「ミディアム2 霊能者アリソン・デュボア」来日特別イベント



それに先立って、本物のアリソンが書いた本「愛する人の霊はいつもあなたのそばにいる」を読んでみることにしました。

愛する人の霊はいつもあなたのそばにいる
アリソン・デュボア 海野 めぐみ
419862304X
正直なところ、霊視とかスピリチュアルとか、そういったものにはとんと関心がない、むしろ避けて通ってきた私なので、この本を読むのに心理的な抵抗がなかったといえば嘘になりますが・・・実際読んでみたところ、大きく勘違いしていたような気がしました。
現在のアリソンは、ドラマの中のように検事局で殺人事件の捜査に専任で携わっているわけではなく、「プロの霊能者」として、彼女の力を必要としているひとたちに会って、霊視を行っているわけです。それは、近親者を失って心が傷んでしまったひとが次のステップに進める助けになるように、亡くなった人のメッセージを伝えようとしているのです。
「近親者の死とどう向き合い、受け入れるか」ということのアプローチの一つとしてアリソンの特殊能力としての霊視が登場してくるわけで、「死後の世界」を得々と説く本ではなかったのですね。

この本の原題は「We Are Their Heaven: Why the Dead Never Leave Us」。
アリソンは人々に「天国(地獄)」についての質問をよく受けるそうです。うん、私もお会いしたらそんなことを聞いてしまいそうだ。
亡くなった人々が我々のそばにいることは、天国に行けずに魂がさまよっているのではないかと、生きている間の関係に責任を感じて悩む人が多いのだけれど、そうではない、と。
アリソンは「愛する人のそばにいることが、彼らにとっては天国であり、幸せなのだ」と・・・
この辺は仏教徒的発想だと「いや、成仏してもらわんと、それはちょっと」という気持ちになってしまったりしますけれども、実際近親者を亡くして落ち込んでいる人には「今もあなたのそばにいて見守っていますよ」というアリソンの言葉一つが救いになることなんですね。

本の中には、配偶者を、親を、子を失った人それぞれのケース・・・中には911やハリケーンカトリーナで家族を失った人などが、アリソンとの出会いで心の慰めを得ていく実例が挙げられています。霊視ということを離れても、心の傷を乗り越えていく過程は胸に迫るものがあります。
それと、強く心に残るのはアリソンの「使命感」ですね。特殊能力をもって生まれた理由を考え、それは人のために力を返していくことだと考える強い気持ち。いや、自分だったらそんな風になれるだろうかと思ってしまいますね。

本の中でアリソンにコンタクトを取ろうとしていたひとは大体「アリソンのHPにアクセスしたら、予約がぎっしりと埋まっていて・・・」という話をしていました。
 Allison Dubois のホームページ
ドラマを見たり、本を読んだりした人が、アリソンに助けを求めて世界中から人間と霊が列をなしているのでしょうね。
HPからリンクされてる霊能者が何人かおられるのですが、そういうひとたちが一堂に会してるとことか、考えるだけでもコワいものが・・・

ドラマについての言及がドラマのファンとしては気になるところですが・・・
本物のジョーが序文を書いていて、その愛情あふれる様子が画面の中のジョーとほとんどズレがなくて、思わずジェイク・ウェバーが語っているのを聞いているような錯覚に陥ります。
アリソンによると、一家の人物像はほとんど忠実にキャラクター設定されているそうで、つまりブリジーもそのまんまということがうれしくなってしまいました。
実際のアリソンの三人の娘さんたちはそれぞれ名前は違うのですが、ブリジーにあたる次女のファロンちゃんについては「生まれついてのコメディアン」という表現が出てきていました。なるほどなぁ。
一家のエピソードなどは、けっこう実話に近いエピソードが盛り込まれているそうで。何話分かのエピソードについて、事実とあっていること、違っていることなどの説明が書かれています。
たとえば、ドラマでは「弟」だったけど実際は「兄」であるとか。ジョーの父親についての逸話はかなり実際に近いとか。
ただし、一家については忠実に描かれてはいるものの、その他は違うようで・・・デヴァロス検事は、それにあたる検事さんは存在するようですが、キャラクター的にどうだという話は出てきません。スキャンロン刑事についても一言も言及がないあたり、フィクションなのでしょうね。

本が書かれたあたりでは末っ子ちゃんが5歳だそうなので、われわれが見ているアリエルやブリジーより、実際は3つくらい上なのかな?
リアルデュボアシスターズが、ドラマの姉妹を見てどんなふうに思っているのか、聞いてみたい気もします。・・・っていうか、ご夫妻は毎週見ているようですが、ちびっこたちには内容的にまだマズいかな?
ドラマを見ていて非常にひきつけられるのは、デュボア家の温かさ、努力してちゃんと信頼関係を築き支えあっている「普通っぽさ」のぬくもりを感じる夫婦関係や親子関係のあたりが大きいと思うのですが、それはまさに実際のデュボア家の雰囲気を写し取っているんだなぁと感じさせられます。
往々にしてドラマでは事件とか霊能の透視とかの飛び道具に目が行きがちですが、決して派手ではないこのドラマが支持されている理由はこの家族の空気感にあるんだなぁと、本の中に見られるデュボア家を見てあらためて感じさせられました。

私はドラマの感想の中で「猛獣使い」とかジョーのことを呼んでしまって、正直スマンかった・・・でも、ジョーってほんとにいいだんなさん。アリソンのパワーを支えているのは本当にジョーなんですよね。
本物のジョーは、現在は妻を支えるためにロケット技術者の仕事を辞められたそうです。ちょうどブリジーの爆弾発言(シャレ?)のエピを見た直後だけに、いろいろあったのかなあと余計な事を考えてしまいますが。でも、アリソンのHPを見ると、ジョーがトップページに近況を書いていて、(今はちょうど「日本に行く準備をしてる」とあります)あぁお元気そうとか思ってみたり。(アリソントリビアがとってもジョーらしいっす)
実際、プレゼントを買って隠しておいてもバレてしまうあたりの話は面白くて、ドラマはまんまなんだねぇとニヤニヤが止まりませんでした。

巻末に、アリソンを演じているパトリシア・アークェットのインタビューも載せられています。第3シーズン撮影中?の時期のインタビューのようです。(ネタバレは全然してなくて「子供たちの登場が多くなる」といううれしい情報が)
パトリシアがアリソンを演じるにあたってのアプローチとか、役に入り込んでしまったがゆえの生活の変化とかが語られています。
短いインタビューですが、「アリソン・デュボア」という役は、アリソンでありながらパトリシアでもあるんだなぁと・・・


今回、ドラマとの兼ね合いで日本でも翻訳&出版されたわけですが、文中に「1作目の~」という話が時々出てきました。そう、この本は2冊目なんですね。
でも1冊目は翻訳されていないようです。そちらはドラマの話は出てこないようですが、
ハードとペーパーバックと両方入手可能なようです。原語でチャレンジしてみたい方はぜひ。

Don't Kiss Them Good-bye
Allison DuBois
0743282280

We Are Their Heaven: Why the Dead Never Leave Us
Allison DuBois
0743291131

しかし・・・日本のイベントにいらしたら、彼女の周りを日本の霊がとりまくわけですが、霊は日本語でしゃべるのかなぁ。一生懸命霊が訴えても、頭の中に通訳は入れないもんなー。
うまい具合に翻訳されるのかな?うーん、謎だ。
コメント (9)
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