goo blog サービス終了のお知らせ 

くまぷーの海外ドラマblog

海外ドラマを脇役チェックなどしつつ
あれこれ見ています。

「クローザー4」 第1話「消えない炎」

2009年06月09日 | クローザー
グリフィスパークで大規模な火事が発生、消防士4人が死亡しながらも火の勢いは衰えず、特捜班の対策本部にも火の手が迫って撤退を余儀なくされていた。さらにタイムズ紙の記者リカルド・ラモスの同行取材をポープから押し付けられて、ブレンダは不快さを隠せない。
放火かどうかはまだ不明で、特捜班にはこのまま出番がないかと思われた時、ホームレスの地域で女性の遺体が発見され、消防士が命がけで運び出してきたのだという。
バズが野次馬の写真を撮影していたところ、その人ごみの中に以前ブレンダに執着していた連続放火殺人犯ビル・クローリックの姿があった。急いであとを追ったものの、クローリックの行方を見失ってしまう。
リカルドはクローリックのことを記事にしたいと言うが、クローリックは州との冤罪裁判が和解寸前であり、確たる証拠もなしに彼の名前を出すわけにはいかなかったのだ。
ところがそんな矢先、クローリックが特捜班に自ら出頭してきたのだった・・・

--------------------------

やったークローザーが帰ってきた~!
ブレンダとキュートなオヤジ軍団をブラボーのスタンディングオベーションで迎えたい。

で、いきなり大火事。
火事だと特捜班はどう絡むんだろうと思ったら、いきなりのクローリック!
そうか、奴がいたか・・・前回の事件の尋問で対決した時、ゾクっとするような緊迫感を醸し出していたが、今回は事件からずいぶん時間がたったせいか、クローリックが微妙にお笑いモードだったような。
もう彼はさすがに帰ってこないかな。また出てくるかな。もし次も出てくるとしたら、さすがに今度は三度目の正直でぶちこんでおかないと、ストーカーと化しては安心して暮らせない。燃焼促進剤入りのマティーニが部屋の中にそっと置かれていたらかなわないものなぁ。
次に現れた時、あの燭台がクローリックの息の根を止めることになったりして・・・

クローリックの「家に訪ねていったらゲイが住んでて」の台詞に「あぁ!」と大笑いしてしまった。やっぱりこのドラマ、細かいところでフォローが入るなぁ。
そう、ブレンダの家はあのゲイカップルが、フリッツのメジャーボールコレクションピラミッドと一緒に買ったのだった。
ブレンダが売りたくなくて、「近くで事件が発生して」とかびびらせていたあのカップル、訪ねていったのが連続放火殺人鬼だと知ったらどう思ったことだろう。
なんとなく、今のデス妻のゲイカップルにイメージがかぶる・・・

オヤジたちもそれぞれお元気で、各自の活躍はそんなに目立っていなかったが、サンチェスが初回からハジけて元気で頑固だったことだ。
ポープは相変わらずイケズだし、猫のキティもずいぶん大きくなっちゃって。
フリッツは、婚約して自信がついたのかかなり強気だった感じだが、それでも相変わらずこの二つの言葉をささげたい。
「暇なんだな」「マゾなのか?」
まったくねぇ・・・FBIクビになったのか?と思うくらいに全然仕事してないし。

しかし、一人だけ・・・というか二人だけ変化の波風が立っていたのが、ガブちゃんとダニエルズ。
予想できたことではあるが、ダニエルズがガブちゃんに冷めてるのだな。ありゃりゃー。ダニエルズを「女の子」扱いしちゃってるわけですね。ダメすぎ。
ガブちゃんがおたおたしてるのをみんなニヤニヤと楽しんでる感じがするので、しばらくはダニエルズにツンケンしてもらうと結構楽しめそうな気がする。
ふふふ、ここにもマゾ候補が約一名。

そういえばお菓子食べてなかったかも。クローリック相手じゃ癒しどころじゃないものね。
これからまた色んな細かい仕掛けやブレンダの「落とし」が楽しめるのかと思うとわくわくだ。


【 脇俳優チェック 】

◆タイムズ紙記者リカルド・ラモス .... Stephen Martines
今後も何回か登場予定なので、ブレンダはまだ彼に悩まされることになりそうだ。
「General Hospital」では1999年から4年間レギュラー出演。
スコットランド民謡「Auld Lang Syne」(蛍の光)を大晦日の曲として有名にしたバンドミュージシャンGuy Lombardoの甥っ子にあたる。
「BONES」第4シーズン12話、「CSI:マイアミ7」14話に登場予定。

◆放火殺人鬼クローリック .... Jason O'Mara
初登場は第1シーズン12話「二度死んだ女」。小柄でブロンドの女性を対象に連続殺人&放火を繰り返していたが、最新の事件がクローリックに罪をなすりつけようとした彼の精神科医の模倣犯だったため、有罪が撤回されて釈放された。ブレンダも好みのタイプだったため、激しく執着している。
「グレイズアナトミー」第4シーズン12話「私の中のケダモノ」では、子熊に手を出して親熊に襲われ、兄スコットと共に重症で運ばれた男フィリップ役。彼が妻ジェニファーと結婚したいきさつによってメレディスはフィリップが脳腫瘍だと気づく。13話「さらけ出したハート」では腫瘍のせいで攻撃的になって妻を傷つけ、困難な手術の前になんとか本心を表すことができたが・・・
イギリスのドラマ「時空刑事1973 LIFE ON MARS」をアメリカでABCがリメイクした「Life on Mars」で、主人公のサム・タイラー刑事を演じている。最初は割と好評だったようなのだが、視聴率が伸びずシーズン1で早々に打ち切りが発表になってしまっている。
「CIA:ザ・エージェンシー」ではA.B.スタイルズ役。元海兵隊員だったがCIAに入って緊急対策チームのリーダーに抜擢される。
「CSI:マイアミ2」11話「造られた女」では、患者殺害の容疑をかけられた美容整形クリニックの院長キース・ウィンターズ役を演じていた。結局犯人ではなかったものの、アリバイのごまかしや人間関係のどろどろさは「NIP/TUCK」さながら。
もともとイギリスで活動していたが、アメリカでのデビューは「バンドオブブラザース」でのトーマス・ミーハン中尉役。
私生活では、「CIA:ザ・エージェンシー」で共演したテリ役のPaige Turcoと、役そのままに接近して結婚、一児をもうけている。

◆消防士トム・メリック .... Brian Krause
オフィシャルサイトあり。
「CSI:マイアミ6」2話「サイバーストーカー」では、サイバーセレブの女子高生キャンダスの学校の体育の責任者ウィットン役。セレブワナビーな女子高生ミランダと深い仲になったことをつけこまれ、体育用具室の鍵を奪われる。
「チャームド 魔女三姉妹」では、元白の守護者で、現在はパイパーの夫となったレオ・ワイアット役でレギュラー。
映画「トランザム7000」をドラマリメイクした「新トランザム7000」では、知事の息子リン役で何かとバンディットを助ける役柄。
映画「青い珊瑚礁」の続編「ブルー・ラグーン」では、少年少女二人だけが島に残され成長後の青年リチャード役。彼と一緒に島で暮らす少女サラ役はミラ・ジョヴォヴィッチが演じている。

◆配管工 .... Lenny Schmidt
「デスパレートな妻たち」第3シーズン8話「知られざる正体」の冒頭では、マクラスキーさんのおせっかいからガレージを勝手に青のペンキで塗られてしまったウィステリア通りの男性住民役。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「クローザー3」 第14話「愛する家族」

2008年11月12日 | クローザー
殺人課が11ヶ月ずっと追っている連続強盗犯がまた現金輸送車を襲った。ポープはこの連続事件に終止符を打つため、殺人課から主導権を特捜班へと移行する。
しかし同じ手口の連続犯のはずだが、今まで3人で行われていた犯行が、生存者の警備員ウェスリー・リードの証言では「犯人は2人」だという。
捜査陣がいぶかしく思う中、ウェスリーは逃亡を図る。そこで自宅を捜索したところ、ウェスリーの弟のグラディを間違って逮捕してしまう。
グラディから引き出した情報で兄弟の出身地はアトランタと判明するが、一足早くウェスリーはアトランタ警察に拘留されていた。そこでブレンダは両親に帰省と嘘をついて、フリッツを連れてアトランタに向かい、ウェスリーを移送しようと試みるが・・・

--------------------------

このエピは、アメリカでは同じ日に前後編の2時間スペシャルで放送されたものらしい。
途切れナシで1エピとして放送しても取り立てて違和感はなかったけれど、多分LaLaからのお知らせを見ずに、録画失敗した人が大量生産されたことだろう。

色んな要素が山盛りで、クリスマスエピとしては相当にサービス満点というか・・・プロベンザのクリスマスネクタイから始まって、小ワザききまくり&大ワザかましまくりのシーズンファイナルだった。
序盤はノーマルモードでブレンダがグラディをじわじわと責めあげるところを見せつけたり、中盤はママが運転するキャンピングカーのアメリカ横断ロードムービーで笑わせ、終盤は息詰まるサスペンス。二本分はおなかいっぱいになるなぁ。
以前サンチェスがギャングに入ろうとする少年を救いたいのに、ブレンダが事件解決を優先したことがあったが・・・その時その時でブレンダは本当に厳しい判断を迫られて、すべてが正しい結果を産んできたわけではない。
大勢から見ると「事件は解決できた」ということなのだろうが、そこで切り捨てられた部分で痛みを伴っていることが多い。その犠牲になっているのがフリッツの日常やキャリアだったりするうちはまだしもだが、ブレンダのパパとママの親心を嘘で踏みにじったりし始めると「ちょっとちょっと」と思わなくもない。そして今回のような思わぬ悲劇に至ってしまうと、「そこまでやる必要があったのか?」という空気が生まれてきてしまう。
兄弟愛のせつなさに思わず胸が締め付けられるような結末で、ブレンダの非情さが痛々しかった。これはもう・・・パパとママがいて受け止めてくれなかったら救われない話になっていただろう。これまで何かとお邪魔虫だったパパとママが、最後に救い主となってあんなにいい幕引きをしてくれるとは・・・。
パパにちょっと惚れてしまった。一番惚れたのはママドライバー宣言だったけど。
パパが「お前はプロの嘘つきだ」とブレンダに言うあたり、やはり一番娘のことがわかっていてうまいこと言うもんだなぁと感心してしまった。親子の愛ある化かしあいに「愛する家族」という邦題がうまくつけられたものだ。

フリッツの目の前でパパが酒を取り出したので、大丈夫かなぁと思ったのだが・・・やはりやめたといっても依存症の人にとってはなかなかつらいものなのだな。じとーんと酒を見つめてから外の空気を吸いに行ったフリッツ・・・来シーズンこの設定が掘り下げられたりしないといいのだけど。
たとえパパに「フリッツィ」と鼻先で笑われても、ロス市警特捜班FBI支部とか言われても、常に黙ってるキャラだからガブちゃんより台詞が少なくても・・・ブレンダのためにコレクションを諦める男気を応援したい。がんばれフリッツ。
でもきっと来シーズンも「フリッツってマゾ?」とか「ヒマなの?」って突っ込んでしまうことだろう。

結局あの家は売ることになったようだが・・・名残惜しそうに部屋を出て行くブレンダで締めくくられたラストだったが、これでシーズン4が明けてみたら同じ家から始まっても意外と驚かないような気がする。驚かないどころか「あーやっぱりね」とか。
売ることは売ったけれど、新居が決まらないので荷物にうずもれてホテル住まいをしてる二人・・・だったりして。
ゲイリーにおまかせ~!でゲイリーが仕切って見つけてくるかもしれないけど、ブレンダは自分で「これ!」と決めないと、人に勧められれば勧められるほど嫌気がさすというアマノジャクだからなぁ。しかしゲイリーはあの家がかつて殺害現場だったことを説明したのだろうか?してなさそうな・・・。

そういえばダニエルズがいなかった。よそのドラマにもいっぱい出て、どんどんきれいになるダニエルズ・・・来シーズンガブちゃんとの仲はどうなるだろうか。
もうすでにチーム内公認の仲だけれど、そうは問屋が卸さないわけで・・・
あぁ、来シーズンが気になることだ。ただいま途中までは放送になっているので、気になってiTunes Storeでぽちっと買ってしまいそうになるのをぐっとこらえてみたりして。


【 脇俳優チェック 】

◆ウェスリー・リード .... Bill Heck
まだキャリアは短く、これから出演作がどんどん目に触れる機会が多くなるようだ。
「CSI:NY4」9話、「ミディアム」第4シーズン10話、「NUMBERS」第4シーズン3話、「NCIS」第5シーズン6話に登場予定。
他にはブレンダパパ役のBarry Corbinと「24」のチェイス役James Badge Daleとの共演の映画「NoNAMES」に出演予定。

◆ウェスリーの弟グラディ ....  Sterling Knight
「ハンナモンタナ」第2シーズン7話「ボーイフレンドか親友か」では、リリーにできたボーイフレンドのルーカス役。ところがルーカスが学校で別の女の子とキスしているのを目撃したマイリーは、なんとか本性を暴こうと必死になるのだった。
「グレイズアナトミー」第4シーズン16話に登場予定。

◆不動産屋のゲイリー .... French Stewart
「BONES」第2シーズン13話「沼に沈んだ青春」では、神の声教団の男アイザック・ホーン役。実際は婦女暴行の常習犯で教団から追放されていたが、教祖周辺に酔いつぶされた女性が多いのに気づき、救うふりをしてレイプを重ねていた。
「CSI:5」1話「ラスベガス狂気の夜」では、プレスリー牧師役で登場。エイリアン牧師が亡くなっていると思って、以前から言っていたエリア51周辺に埋めてあげた親切な男だったが、実は彼のその善意が仇になったのだった。
「アリーmyラブ5」9話「風に吹かれて」で、勝手に妻の名義で借金をして妻を破産させてしまった男、マイケル・ウォーカー役で登場。
日本では未放映だがエミー賞常連だった「3rd Rock from the Sun」ではエイリアンの一人ハリー役でレギュラー出演して人気を博した。
妻はKatherine La Nasa(「CSI:マイアミ3」13話「分かれ道」で犯罪女子高生ミッシーをかばう母役や、「CSI:3」18話「機械じかけの殺意」でロボットバトルの倉庫オーナージンジャー役など。Dennis Hopperの4番目の妻だった)。

◆ブレンダの家を買いに来たゲイカップルの片割れ .... Jeff Witzke
野球ファンでフリッツのボールを欲しがった方の男性。
オフィシャルサイトあり。
「OC」第2シーズン17話「ブラザーズ・グリム」では、ライアンの兄トレイに万引きの疑いをかけた店の店員役で登場。
「NCIS」第5シーズン18話に登場予定。

◆ブレンダの家を買いに来たゲイカップルの片割れ ....  Scott Alan Smith
ハゲていて赤ちゃんを抱いていたほうの男性。
「CSI:NY2」19話「スーパーヒーロー」では、自分をスーパーマンだと思い込んでいる男クラークに命を救われた、ATM強盗の被害者マシュー・パーマー役。
「コールドケース2」19話「チェス」では、エマーソン銀行の頭取ヘンリー役で登場。被害者ジークとチェスを通じて心を通わせたジュディスの夫だが、ジークの恋人でメイドのマチルダに性的虐待を加え続けた差別主義者で、果てはジークの殺害に手を貸すことに。
「CSI:4」1~2話で、スレーター判事の下で働いている事務員スチュアート・ガードナー役を演じていた。判事はなかなか令状を出さなかったり、有罪判決を出すのを渋ったりする人なので、司法の裁きが届かなさそうになった事件について仕事人気取りで自主的に制裁を加えていたのだった。
「FBI~失踪者を追え2」15話「少年エリック 12歳」では、いじめによって失踪したエリックの父親役で登場していた。
「Dr.HOUSE」第4シーズン4話に登場予定。

◆児童保護局の女性 .... Kasey Wilson
「FBI~失踪者を追え2」20話「人生の最後に」では、マーティンのおばボニーの上の娘ジェイミー役で登場。
「CSI:マイアミ3」7話「津波大パニック 無法地帯」に、ホームセンターの駐車場で、津波の備えでごった返す人々の中、事件を目撃したために巻き添えで殺された女子大生レジーナ・ディーコン役で登場していた。

◆アトランタのプリチャード保安官 ....  Jeff Austin
「BONES」第2シーズン2話「断ち切られた絆」では、遺体なき妻殺人で疑われていた、夫の愛人カレンの弁護士役で登場。夫のカイルはカレンを残して姿を消したのだった。
「FBI~失踪者を追え」第1シーズン13話「親の執念」では、チェット・コリンズの息子をはじめ児童人身売買による違法養子縁組を行っていた悪徳弁護士のクラークソン役。チェットがおとり捜査で呼び出し、息子ショーンの居場所をようやく吐かせることに成功するのだった。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「クローザー3」 第13話「重ねられたウソ(後編)」

2008年11月03日 | クローザー

存在しないはずのシェイファーのアリバイを証明する人物、トッパー・バーンズが姿を現したことで、市警サイドは大混乱に陥る。さらにバーンズはシェイファーと釣りをしていたという、アリバイを証明するビデオを提出したため、シェイファーの冤罪は確実になったかと思われた。
ガーネット検事はブレンダの失態だと責め立て、謝罪を公に発表しようと迫るが、ブレンダはシェイファーの有罪を信じて疑わない。
追い詰められたブレンダだったが、シェイファーが裕福な医者なのに、なぜか離婚訴訟で財産が差しおさえられたことに着目。シェイファーが巧妙に隠していたセカンドハウスの存在を発見するが、踏み込んだところそこには思わぬものが・・・

一方ブレンダが、隠していた飲酒運転について問いただしたところ、フリッツはアルコール依存症だった過去を告白。付き合う以前のことですでに克服したというが、ブレンダは隠していたことが許せない。
フリッツは頑ななブレンダに逆切れし、二人の仲は険悪になってしまうが・・・

--------------------------

科学捜査で証拠を積み上げても、結局犯罪を犯すのは人間の心だから、そこをうまく突いて崩さないと事件は解決しないという、なかなかギリギリで渋い展開にうならされた。
なるほど、別件逮捕という手があったか・・・やはり取調室にもち込んだらブレンダのペースだ。
さぞかしテレビの前でガーネット検事に対して「ええい、お前はすっこんどれ!」とイライラした方が多かったことだろう。ひとことひとことが確実に裏目に出るという、検事としては最悪にすばらしい才能の持ち主だ。
そういえばガーネットはLAの検事か・・・そりゃ検事局が負け続けで弁護士が検事にスカウトされるわけだ。(それShark!他局他局!)彼が見た目男前なだけに、その間抜けさがいっそう際立つというか。

私生活はボロボロ、テイラーから地味に仕返しされ、検事からは足を引っ張られ、相手側弁護士は手強く、犯人には先手先手を打たれ・・・久々にがっつり追い詰められた感じのあるブレンダだったが、チームワークが堅かったのが救われた。
これがシーズン1の頃のように、部下たちも追い出そうと虎視眈々だったらブレンダはどうなっていただろう。ダニエルズのひらめきもバズとタオの大発見もなく、きっと追い詰められて責任を取らされていたことだろうに。
そんな状況で、シーズン1のようなギラギラした面がチラ見えしていたポープだったら、ブレンダを美味しくぱくっといただいちゃうためにあの手この手搦め手で仕掛けてきたかも。
でも、今のブレンダはダテにチーム解体を経験していないし、ポープも悟りを開いた風に脂抜きされてしまってるから、フリッツとしては安泰・・・でもないか。

フリッツの飲酒運転2回は、やはり依存症のせいだったか。でもってバツイチだったんだっけ。忘れてた。
しかしフリッツとブレンダの大喧嘩を見ていて、フリッツってほんとに詰めが甘いと思ってしまった。
フリッツが「君だって嘘を」って言い出した時、ブレンダが保険屋じゃなくてポープから聞いたことをつきとめたのか!と思って半ば覚悟したのに、そのネタじゃなくてただの逆切れだったことにがっくりしてしまった。フリッツ、甘い、甘すぎるよ!ブレンダママのチョコレートケーキより甘い!!
攻撃のネタも無いのにディベートのプロに特攻かけるとは、フリッツも無茶するわ・・・。
「僕は相当我慢してきた」とかぶちまけ始めた時には、「あ~あ」と苦笑が出てしまうくらい。思わず「よしよし、言いたいことは言ったね、がんばったがんばった」とフリッツの背中をぽんぽん叩いてあげたくなってしまった。
結局バレリーへの聴取と、フリンのカミングアウトでブレンダの心がほぐれたというのがよかった。何かというと突っ張ってきたフリンが、ブレンダに完全降伏した瞬間を見たような思いだ。
「酒を飲んでた頃の俺は嫌な奴だった」
今もやん・・・というツッコミはぐっと飲み込んで、と。あぁ、もう「フリンとプロベンザの見分けがつかない」なんて言ってたのは遠い昔に思える。

打ち上げにバズがいたのが妙に嬉しかった。次シーズンからはバズもレギュラーになるといいのになぁ。
・・・とか、ほのぼのしてたら、こらガブ!何をイチャイチャしと~る!!
フリッツとブレンダがまんじゅう怖いならぬ「チョコレート食べたい」をしていても腹が立たないのに、ガブちゃんがダニエルズの肩に手を回しただけで、なぜムっとしてしまうのだろう・・・
これは・・・愛だろうか?

【 脇俳優チェック 】

◆アリバイ男ユージーン・トッパー・バーンズ .... Fredric Lehne
「スーパーナチュラル」第2シーズンではジョンを殺した黄色い目の悪魔役を演じている。
「ミディアム」第2シーズン16話「不思議の国」では、アリソンがデヴァロスに頼まれてジェシカという女性の兄を探すことになったが、そのジェシカの夫役で登場。アリソンは夢の中で夫が兄を殺害したということを知る。
「CSI:NY」第1シーズン13話「タングルウッド・ボーイ」ではアジア系マッサージ通いをした男ロス・リー役で登場。彼が妻だけではなくあちこちに手を出したことが、ひき逃げ事件の鍵となっていた。
「CSI:2」第1話「指紋の謎」で、キャサリン父サム・ブロウン(当時はまだそうとは明かされていなかったが)の長男トニーが殺された事件で、トニーの親友(なのに妻は寝取るわお宝は掘るわで、疑われまくりな)カート・リットン役で登場していた。
「コールドケース」10話 「ヒッチハイカー」では、連続殺人事件と見られた一連の事件の情報交換のためにフィラデルフィア市警にきていて、一人だけ事件が解決して帰っていったデラウェア警察のサム・ロイヤル刑事を演じていた。
「LOST」ではケイトを逮捕、護送中だった保安官役。序盤、墜落事故で落命するが、第1シーズンの後半と第2シーズンのフラッシュバックシーンで登場する。
「クリミナルマインド」第3シーズン12話に登場予定。

◆ロレッタ・サンチェス下院議員 .... Loretta Sanchez
オフィシャルサイトあり。
現役のカリフォルニア州選出連邦議会下院議員。民主党で選挙区はオレンジカウンティなどを含むカリフォルニア47区。移民が多い選挙区で彼女自身もメキシコ系。
5期の長きに渡って下院議員をつとめており、2008年11月2日現在、大統領選挙と共に行われている改選のため、選挙活動中
2006年には搭乗禁止リストにあるテロリストと同姓同名だったことから、ユナイテッド航空の搭乗を拒否されるというアクシデントに見舞われた。思わぬ形で911のあおりを食らった格好になった。
コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「クローザー3」 第12話「重ねられたウソ(前編)」

2008年10月30日 | クローザー
LAで一番の敏腕離婚弁護士オリバー・ヘンリーが自宅のプールに沈んでいたのを、犬の散歩係に発見された。顧客にはセレブが多くメディアから注目される事件のため、特捜班が担当することに。
遺体はスーツ姿で額に打撲傷があり、衣服には争った形跡が、また靴や現場の状況から他殺後引きずられたのではないかと考えられた。また遺体からは一般には出回っていない鎮静剤が検出された。
ブレンダたちは、ヘンリーが担当した顧客で、恨んでいるような人物はいなかったかを洗うが、その中で目撃された車両と同じ黒のBMWを所有していた眼科医のジョナサン・シェイファーが浮上した。
シェイファーの元妻によると、夫の浮気で離婚することになっていたがやり直す予定だったという。だとしたら殺すほど恨んでいた線は薄まった。しかしアリバイとして一緒にいたはずの友人トッパーは実在が確認できなかったため、ウソではないかと考えたブレンダはシェイファーの犯行を確信した。
そしてシェイファーの車からヘンリーの家の犬の毛が発見されたことでシェイファーを逮捕するが、手続き上の不備からそれは裁判で証拠として使えないことになる。
結局ブレンダがシェイファーから自白を引き出せないまま裁判が始まるが、シェイファーの弁護士コードリーは、ヘンリーが事故か自殺であると主張する・・・

そんな中、ブレンダは家のことを何もしていない自分に責任を感じ、フリッツと車の保険を共有するための値引き交渉を保険会社と繰り広げる。
見兼ねたポープが知人に紹介しようと申し出るが、それが思わぬ事実を浮き彫りにすることになる・・・

--------------------------

この前後編の後、14~15話もさらに前後編でシーズンファイナルということに。
この間始まったばかりのような気がするのに、もう終わりなんだなぁ・・・

ブレンダが犯人を自白させていないまま裁判に持ち込まれたというのは珍しいケース。これがCSIだったら「○時間以内に証拠を見つけて来い!」ということで、現場に戻って科学的に検証することで打開策を見つけるのだが、何せこのドラマは「クローザー」。落としのプロのブレンダが容疑者との駆け引きで自供を引き出すのがメインだ。
しかもこの事件の場合、被告と接触できる残された場が裁判だけなので、ブレンダが被告と直接対決するわけにもいかない。一体全体どういう形で解決するのやら・・・・。
シェイファーが直接的な主犯でないにしても、事件にからんでいる形で関係していなければブレンダの失敗ということになってしまうし、事故でも自殺でもなく殺人として立証しないという、ハンデ戦もいいところ。検事はアテにならないしなぁ。
前回はガブちゃんの人事異動プランがいい形で作用していたが、今回は人員削減とか節約とかが悪い形で作用していて、それが事件に悪影響にならないかどうか、見ていて心配になってしまう。

犬の毛が証拠として使用できないので、弁護士にわざと要求させて陪審員にアピール、というあたりの法廷での駆け引きが、まるでクローザーがリーガルサスペンスになったかのようでちょっとワクワク。法廷もの好きだわぁ。
しかしいないはずのトッパー・バーンズが出てきた!というのはどういう風にオチがつくのだろうか。同じような話が「ミディアム」にあったが、あれは「実は双子でしたー」という禁じ手をつかっていたし。
Steven Culpが偉そうにしてると、つい「レックス@デス妻の癖に生意気よ!」とか思ってしまう。この間はTWWでも偉そうだったし。

今回は特捜班のメンツがそんなに出てこなかったが、小ネタは色々効いていた。
検死官のドクターモラレスは・・・中の人がゲイの役が多い人だなとは思っていたが・・・まさかそういう設定で、しかもガブちゃん狙いとは!
さりげない接近戦に、「きゃ~!ガブちゃん逃げて逃げてぇぇッ!!」と叫んでしまった。サンチェスあたりだとぶん殴ってそうなドクターのデンジャラスな行為だが、いやしかしお目が高い(それでいいのか?)。
どんどん綺麗になってるダニエルズにぶっとばされますよ、ドクター。
それと相変わらずプロベンザのナンパぶりったら。さりげに元受付嬢の電話を聞き出そうとするオヤジの手管・・・そんなんだから3回も離婚するんですよ!
テイラーとブレンダの漫才もだんだん芸風になってきたし、オヤジ好きにはたまらない展開だわー。

しかし、とうとうフリッツに最大の試練が・・・
「飲酒運転で逮捕歴2回」って、FBIよくクビにならなかったものだ。アメリカだと再犯になった時点で依存症扱いされて「専門の施設での加療を要す」とかいう方向に行くんじゃなかろうか。
そりゃヒマなわけだよ窓際族(おい)。
予告では相当ひどく喧嘩していたが、まぁ・・・引っ掛けには乗らないもんね。


【 脇俳優チェック 】

◆ガーネット地方検事 .... James Patrick Stuart
オフィシャルサイトあり。
初登場の第2シーズン9話「神の選択」で、医療過誤でメリッサの息子を死なせた医師二人を立件すべきというブレンダの希望を打ち砕き、冷たく不起訴を決定したのだった。同じく第2シーズン12話にも裁判の検察側代理人として出廷していた。
「ミディアム2」7話「審判のとき」では死体なき妻殺害の容疑をかけられた男スティーブン・ガーナー役。財産目当てで結婚したが、妻の父もまんまとだます口のうまい男。ジョーが陪審員をすることになってアリソンが事件をはずされてしまうのだった。冒頭の「服を脱ぐと年収が倍になりますよ」と持ちかける夢のシーンが印象的。
「CSI:科学捜査班」に、第4シーズン7話「24時間の猶予」以来弁護士役で時々出演しており、最近では第6シーズン6話「神の子」でジョアンナ事件の被告側弁護士として登場していた。
「宇宙空母ギャラクティカ」では天才少年ドクタージーの2代目役として4話目から登場している。当時は「Patrick Stuart」とクレジットされていて、こんなにかわいらしかった
60年代に、「A Summer Song」(全米7位)や「Before And After」(全米17位)などのヒットががあるイギリスの男性デュオ「チャド&ジェレミー」のChad Stuartの息子。

◆被告ジョナサン・シェイファー .... Michael Wiseman
「コールドケース4」2話「義手」では、男尊女卑の退役軍人コズロースキー役を演じていた。戦争集会でのデイナの逃げ腰な戦争否定発言に激怒していた、女兵士の存在自体容認できない男尊女卑主義者なのだった。
「ボストンリーガル」第1シーズン11話「シュミット参上」では、バーニーが母親を撲殺した件での担当検事役で登場。
「CSI:6」23話「ブラス警部の運命」では、カジノの防犯カメラの監視係役。ウォリックが犯人を捜索するために映像を監視していてティーナを発見した場面に登場。
「CSI:マイアミ3」18話「配達された悪意」では、元AV女優のクッキーことサラの家の窓を修理した時、彼女の正体に気づいて部屋からテープを盗んだ窓修理業者コナー・ミード役。
「Xファイル 終章」5話「蝿の王」にブロンジーノ博士役で登場。「NYPDブルー」第5シーズンに3エピソードほどゲスト出演など、細かく多数の作品に出演。

◆シェイファーの元妻 .... Sarah Brown
オフィシャルサイトあり。
現在アメリカで長寿ソープオペラ「General Hospital」にレギュラー出演中。
「FBI~失踪者を追え」第1シーズン17話「栄光の勲章」では、退役祝いの軍人ブル・カーバー(失踪者)の娘で、父と会う予定だったが約束に来なかったので通報したテス・バーキン役で登場していた。第3シーズン22話「ジャックの孤独な朝」ではそのイメージの投影で、謎の失踪者ジョン・マイケルズの下の娘で弁護士のキャサリン役を演じている。
「コールドケース3」では、女刑事ジョシー・サットン役で1~5話に登場。殺人課の未解決事件班に異動してきたが、前の部署でプライベートでトラブルを起こしたという悪評判のため、周囲に冷たく当たられる存在だった。
「名探偵モンク4」(NHK放送による。アメリカでは第5シーズン)に出演しているが、アメリカだと10話目にあたる「Mr. Monk and the Leper」はLeper=ハンセン氏病を扱ったエピソードのためか、NHKでは放送されなかった。
「ヴァーチャル戦士トゥルーパーズ」ではケイリン・スター役でレギュラー。
70年代に日本でもヒットした「愛情の花咲く樹」のシュキ&アビバのシュキことShuki Levyの娘。

◆シェイファーの弁護士コードリー .... Steven Culp
「デスパレートな妻たち」第1シーズンでは、完璧主婦ブリーの夫レックス役でレギュラーだったが、レックスは心臓発作で死亡。ブリーの完璧ぶりに辟易するなど気持ちがすれ違い、主婦売春に走ったりブリーに女王様を強要したりと、次第に壊れていった挙句最後までブリーのことを信じられなかったために無駄な騒動を巻き起こす。
「ザ・ホワイトハウス」第5シーズン以降に下院議長ジェフ・ハフリー役で登場している。バートレットの一時的職務停止によりウォーケンの後釜として下院議長に就任するが、議会の多数派である共和党の存在アピールのために大統領に対して執拗にパワーゲームを仕掛け、副大統領候補を飲ませる。しかし予算案で対立した時に一対一の対決をバートレットに挑まれ寄り切られてしまう。
「犯罪捜査官ネイビーファイル」では第2シーズンから国務省特別補佐官クレイトン・ウェッブ役。前年までは選手だったが、出世と引き換えに後進に後を譲らされた恨みで凶行に走るのだった。
「CSI:4」20話「警官たちの饗宴」では、警察駅伝大会でLA郡SES特殊強化部隊のコーチとして出場していたメンデス警部補役。
「ER」第10シーズンでは、コーデイが二股かけた男性の一方、学校の先生のほうのデイブ役で登場。
「24」第2シーズンでは、シークレットサービスのテッド・シモンズ役。
映画ではケヴィン・コスナー主演「13デイズ」でロバート・ケネディ役を演じていた。
「ボストンリーガル」第4シーズン8話、「クリミナルマインド」第3シーズン19話、「NCIS」第5シーズン6話、「ミディアム」第4シーズン4話に登場予定。

◆シェイファー裁判の判事 .... Lillian Lehman
60年代後半から映画やテレビで活躍しているため、出演作は数知れない。
「コールドケース」第1シーズン13話「手紙」では、被害者と同じ下宿に住んでいたブランチの現在版で、実年齢より20歳以上年上の80代の役を演じていた。
「ER Ⅱ」11話「真冬の試練」では、ERに連れて来られた子供たちを施設に手配する福祉コーディネーターの役で登場。
私生活では、「ザ・ホワイトハウス」のフィッツウォレス役のJohn Amosと結婚し二児をもうけたが離婚。フィッツの中の人にとって彼女は3人いた奥さんのひとりでそれぞれに二人ずつマメに子供を作って計6人だ。

◆被害者オリバー・ヘンリーの元妻バレリー .... Jennifer Aspen
「CSI:3」7話「ラスベガスの掟」では、ニックが担当した宝石店強盗事件で、宝石店に指輪をクリーニングに出した夫妻の妻役を演じている。強盗はあっさり捕まるが、盗まれた指輪が返ってきたことで彼女が指輪の石を売って模造品に変えていたことがバレてしまう。
「フレンズ」第9シーズン13話「モニカ 大人気の秘密」では、ロスがレイチェルに嫉妬して、見返すためにセントラルパークでナンパした女性ミシェル役で登場。ロスは長く付き合っているフリをしたかったが、レイチェルにはすぐばれてしまう。
「サンフランシスコの空の下」第4~6シーズンでは、チャーリーと恋人になって妊娠したものの、後に子供を置いて去るダフネ役を演じている。
「Shark」第1シーズン14話、「クリミナルマインド」第3シーズン15話、「ボストンリーガル」第3シーズン16話に登場予定。

◆ドミニク・ダン本人 .... Dominick Dunne
法廷でしきりにメモを取っていたライター。判事に「記者さんたちはお仕事は外で」と釘を刺されて、ドキっとしてメモを隠した白髪めがねの男性。
アル・パチーノ主演の「哀しみの街かど」など映画の製作や、ノンフィクションライター、小説家として活躍している。
娘のDominique Dunneは女優で「ポルターガイスト」のフリーリング一家の長女ダナ(モーテルに行ったことがあるというオチの)役などを演じていたが、公開直後の22歳の時に恋人に殺害され、ポルターガイストの悲劇のひとつとなっている。

◆廷吏 .... Leticia Castillo
「CSI:NY」第1シーズン6話「外れた男」では、カフェで店員が殺害された強盗事件で、被害者のカフェの支配人オクタビア役で登場。ヤク中の弟から離れるために子供をつれて引っ越そうとしたため、思わぬ悲劇に巻き込まれることに。
コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「クローザー3」 第11話「監査人の秘密」

2008年10月30日 | クローザー
がけ下に転落したレンタカーが発見され、運転者の女性の遺体が投げ出されコヨーテに食われた状態になっていた。その遺体はマギー・スコットという国土安全保障省の職員だったため、特捜班に捜査が依頼され、手術明けのブレンダが無理を押して捜査に乗り出すことに。
マギーはロス市警に配備された無線設備の導入に関して監査を行っていたが、現場からは彼女のパソコンが消えていた。そして検死の結果事故死ではなく、催涙スプレーを使った痕跡と殴られて死亡していたことが判明する。
彼女は厳しい仕事ぶりの裏で、夫に嘘をついて仕事のないときもLAに出張していた。それは不倫相手に会うためのものだったが、その相手がポープだったと知ってブレンダは驚きを隠せない。
そこにFBIが捜査の主導権をとろうとして介入してきた。ポープは親権の問題でマギーとの関係を表ざたにできないため、ブレンダは密かに捜査を続行するのだが・・・

--------------------------

(アレ?これアップするの忘れてました・・・もう疲れてこんなことに)

このところ予告が「引っ掛け」になっていたので、「被害者と寝てた」云々がポープっぽかったのは絶対引っ掛けだー騙されないぞーとか思ってたら・・・そのまんまでしたね。
しかもこの回、催涙スプレーの説明の後で犯人が登場した時点で結構予想ついてしまったという、内容的には難易度が低かった。ウルシオチも読めたし。このドラマに慣れすぎた自分を感じる。
でも、事件以外のところで色々とひねってたので、お笑いの部分とかは満足度が高かったかも。

ガブちゃん提案のテロ対策班への「異動」が、やっと!報われたというか、使い道あったのねーというか。そういう落とし方を想定してたんかーい!
あの「今テキトーに作りました」みたいなテープをぺたっと貼ったときのみんなのニヤニヤ感。ああいう場でのチームワークは本当に堅いんだから。
それと、FBIを欺こうとあれやこれややってる時、みんな楽しそうだし。多分そのあおりでフリッツが困った立場におかれそうだけど、そういうことはブレンダは全然考えてないんだろうなぁ・・・最近フリッツが妙に冷たいし。

今回は何と言ってもポープのショボくれだろう。あのオヤジも何やってんだか。
ポープの女性関係を時系列で見ると、マギーに会っていた時期と、ブレンダにプレゼントした時期とかかぶってると思うわけで・・・
そりゃ~、仕返しに駐車場使われちゃうわけだわと。
しかも人となりがまたブレンダとかぶってるし。そういうのを語りながら、行間に「君が忘れられなかったんだ」みたいに漂わせるんじゃねぇ!
ポープって気が強くて仕事ができそうな女性が好きなんだろうか。マゾなんだな。

・・・で、ポープの車はどこに?


【 脇俳優チェック 】

◆FBI捜査官ブラックバーン .... Michael Woods
第1シーズン3話「正義の行方」で、娼婦(今ブレンダが住んでいる家が彼女の家で現場だった)殺害の容疑者である、ロシア系マフィアのボスの息子ニック・コズロフを取り調べていたFBI捜査官として登場している。

◆無線機会などの納入会社財務責任のホワイト .... Robert Rusler
「コールドケース」第1シーズン22話「プラン」では、ウィルクス兵学校で水泳コーチという立場を利用して、少年たちに性的虐待を行っていたナッシュ・キャバナー役を演じていた。ナッシュは1999年に溺死していたが、事故として処理されていたものを、事件性を示唆する謎の手紙が届いたことから未解決班が動くことになる。
「バビロン5」ではスター・フューリーのパイロットのウォーレン・ケファー役。
映画「エルム街の悪夢2 フレディの復讐」では、主人公ジェシーの親友グラディ役でフレディに襲われていた。
「ザ・ユニット」第3シーズン6話、「ミディアム」第4シーズン4話に登場予定。

◆ホワイトの妻 .... Mina Badie
父は、60年代から「ベイウォッチ」「スパイ大作戦」「スタートレック DS9」など数々のテレビドラマの演出をおこなってきた演出家のReza Badiyi。
父親違いの姉妹に、女優のJennifer Jason Leigh(「ロード・トゥ・パーディション」でトム・ハンクス演じるサリヴァンの妻役など)がいる。
「コールドケース5」9話に登場予定。

◆マギーの夫ケン .... Sam Behrens
NBCで放映していたソープオペラ「Sunset Beach」のレギュラーなど、数多くの作品に出演している。
「バナナボート」で有名なハリー・ベラフォンテの娘Shari Belafonteと結婚している。

◆LAPDの財務担当者ハンソン .... Scott Klace
「Dirt」第1シーズン6話「純潔の誓い」では、ウォルナットバレーという田舎町でのチアリーダー殺害事件の担当検事役。突然の事件で町にマスコミが殺到し、その対応に追われて捜査そっちのけに。
「CSI:5」1話「ラスベガス狂気の夜」では、ダンスフロアで殺害された第一の男で、クラブの経営者ケン・ウィラードを殺害するために使わされたヒットマン役で登場。
「ボストンリーガル」第3シーズン14話に登場予定。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする