Kumaのトライアスロン・シニアライフ My Big Challenge, Road to Kona

還暦過ぎてトライアスロンはぼちぼち
いつまで、どこまでできるか挑戦
今日は読書?映画?音楽鑑賞?

読書記録 2022年2月

2022-03-01 20:00:19 | 読書

昨年10月末から始めた「読書メーターhttps://bookmeter.com/

での読書の記録。

先月2月のまとめです。

もっぱら図書館本ですが、超お気に入り(何度も読みたくなる)本になると

永久保存本として購入します。

 

週に2冊~3冊くらいのペースで

一ヵ月で10冊くらいは読めたらいいなあと思っています。

 

2022年2月の読書メーター
読んだ本の数:10冊
読んだページ数:2996ページ
ナイス数:289ナイス


ランニング・ワイルド
アドベンチャー・レースを題材した作品だったので期待した。タイトルほどワイルドさをあまり感じなかった。
このスポーツを知らないで読めばどうかわからないけど、その面白さや過酷さ、魅力や醍醐味が伝わって来なかった。 事件の方も単純すぎてびっくりするようなカラクリ、どんでん返しもなく、レースと事件を一緒にすること自体に無理がある、現実味がないようにも思った。レースも事件も単純過ぎ。レースだけをもっと大きな舞台でアドベンチャーレースの醍醐味を味わいたかった。 
でもそんなに悪くはない。それなりかな?

読了日:02月04日 著者:堂場 瞬一

 

旅をする木 (文春文庫)
19歳のある日、古書店で出会った海外の写真集「ALASKA(ナショナル・ジオグラフィック・ソサエティ刊)」に掲載されたエスキモーの村「シシュマレフ」の航空写真に強く魅せられ、住所も分からない村の村長宛に手紙を書く。これって凄すぎ、その好奇心と行動力は半端ない。
写真家である星野さんの事は知らずに本のタイトルに惹かれて読んだ一冊、エッセイ集ですね。とても静かで読んでいて心が落ち着きます。自然に対する畏敬の念が素朴な文章で綴られていて伝わってきました。写真家というより冒険家?と思う、アラスカへ行きたくなる。

読了日:02月08日 著者:星野 道夫

 

博士の愛した数式
歴代の本屋大賞本を順番に読みたくなり、第一回授賞、小川洋子さん、初読み。80分しか記憶が続かない数学者の世話をすることになった家政婦とその息子、生活を送るなかで博士と次第に心を通わせていく物語。数学の話題が多く色々ちんぷんかんぶんな数式が登場、数学好きならより面白いだろう。苦手だった数学が面白いとも感じられた。阪神タイガース、特に江夏豊がモチーフ、背番号28が完全数とか数字にまつわる話が楽しい。野球観戦のシーンは最高!博士が売り子さんに恋? 読んでいて以前に映画で観たかも? 切なくて暖かい、名作だね。

読了日:02月09日 著者:小川 洋子

 

探偵倶楽部 (角川文庫)
五つのミステリー短編。5話には繋がりはないけど「探偵俱楽部」というVIP専用の調査機関、見目麗しい男女二人組の探偵が登場し、難事件を次々と解明していく。ドロドロした私利私欲、金持ち一家の複雑な事情、夫婦の浮気に絡むとても謎に思えた事件など、話がサクサク進み、読みやすく面白く、短編だからちょっと物足りない感じを残しつつサッ~と引く感じで終わる。「探偵俱楽部」の予想外の思いもよらない調査結果、事件の裏側の真相に驚き! さすが東野圭吾さん!凄いわ~やっぱ天才やな。

読了日:02月10日 著者:東野 圭吾

 

今夜は眠れない (角川文庫)
「今夜は眠れない」って、確かに主人公の中学生は眠れない夜があったけど、そういう事なの?じゃないよね。読みやすくて一気に読み終わった。突然5億円も遺贈されたら平凡な家庭はどうなるか?あり得ない非現実な壮大な話になっちゃってるのに、宮部マジックというか描写が上手でリアルにそのシーンを想像できて話にのめり込んでいた。ちょっとしたミステリーだけどそれほどシリアスじゃないので気楽、そして家族をテーマにした家族の絆のお話で読み終わってほっこり爽やか、どんでん返しのような思いもしなかったエンディング、楽しめました。 

読了日:02月10日 著者:宮部 みゆき

 

キアズマ
シリーズ4作め。赤城がチーム・オッジのマネージャーとして一瞬出て来たがチカは登場せず。今回はプロ・チームでの話ではなく大学の弱小自転車部が舞台。過酷なプロと違い趣味の様な学生スポーツを描いているから気楽に読めた。やむを得ない事情で入部したド素人が秘めた才能を発揮して成長していく姿を描いているが、主人公の俺(正樹)と櫻井の関係がとても面白い。共に重い暗い過去を抱えているが、ミステリー要素はなく単純にスポーツもの、レース・シーンも爽やかさがあり、この感じの方が好き、個人的にはシリーズで一番好きかも?☆☆☆☆

読了日:02月12日 著者:近藤 史恵

 

風が強く吹いている
三浦しをんさん初読み。
図書館で偶然見つけた、昔に観た映画と同じタイトル。 映画が良かったので原作なら読みたいと思った。
現実離れした設定なのに、登場するキャラがみんな魅力的で、スポ根物は好きだし、とにかく引き込まれて夢中になって読んだ。映画のシーンほとんど忘れているのに文字から頭の中で映像化されて、箱根駅伝に辿り着くまでの物語も面白く、駅伝のシーンは描写が緻密で、手に汗握る感覚、最後まで素晴らしく、挑戦、走ることの意味、仲間との連帯感、青春夢物語りだけど現実にできるかもと思うほど泣けて感動した。

読了日:02月17日 著者:三浦 しをん

 

舟を編む
「風が強く吹いてる」に続いてしおんさん2作目。何年か前に映画で観た記憶だけど、面白かったという印象以外、ほぼ忘れていたから新鮮な気持ちで読み進み楽しめた。出版社の辞書編集部が舞台、舟とは辞書、編むとは編集のこと。新しい辞書を10数年かけて作る気の長い物語、馬締と家具矢の出会いから、その後ずっと互いの仕事を尊重し認めあっている関係性が素敵。家具矢へのラブレターも面白い。チャラい西岡もとても良い奴に、彼らの人生が辞書と一緒に、三浦さんの暖かい言葉で編み上げらていくさまが心地よかった。しをんファンになったかも。

読了日:02月21日 著者:三浦 しをん

 

夏子の冒険 (角川文庫)
文豪?のイメージだった三島由紀夫。タイトルに惹かれて初読み。こんな軽快なエンターテインメント的な作品もあったんだ。可愛いけれど我が強く言い出したら後には戻らない破天荒な良家のお嬢様、夏子。昭和のモダンな雰囲気ただよう北海道が舞台、豊かな自然も肌で感じるようでもあり、純粋に「情熱」を探し求めた夏子の行動、周囲を巻き込みどうなるのか展開が読めず楽しめた。ラスト3行、そう来なくっちゃね!と、ちょっと期待はしてた。自分の直感、思いに真っ直ぐな夏子が眩しい。でも良い子は真似しちゃだめよ。まあ今で言うラブコメかな?

読了日:02月22日 著者:三島 由紀夫

 

五千回の生死 (新潮文庫)
宮本輝作品、初読み。命と隣接したような9話の短編集。
大阪弁が心地よかった。
「トマトの話」が妙に印象的。「力」「五千回の生死」「復讐」「バケツの底」も〇。どれも地べたを這いつくばるような昔の大阪庶民、なんか懐かしさがあって、暗い雰囲気の中にも人の優しさも感じた。短編でなんかわからんとこもあって変に濃くて、息苦しくて独特、なんとも言えん。
また今度、違う宮本輝作品を読んでみよう。

読了日:02月25日 著者:宮本 輝

 

 

貴重な時間を費やし最後まで読んで頂きありがとうございます。 

今日も良い一日でありますように!

See you next time! 

 

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