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Kumaのトライアスロン・シニアライフ My Big Challenge, Road to Kona

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今日は読書?映画?音楽鑑賞?

読書記録 2025年3月

2025-04-01 21:29:31 | 読書

2021年10月末から始めた「読書メーターhttps://bookmeter.com/での読書の記録。

先月、3月のまとめです。

2025年3月の読書メーター
読んだ本の数:9冊
読んだページ数:3430ページ
ナイス数:250ナイス


■ひと
小野寺さん初読み。ラストページの一行がシンプルだけどすごく良い。大きく盛り上がるような出来事はなく、淡々と綴られていく。大学をやめた20歳の主人公の再生の一年の物語。嫌な奴やなと言うのも出てくるけど、ほとんどの登場人物は優しくて、個性ある味わいのある良い人ばかりで、主人公の誠実さ、真面目で慎ましく、逆境の中にも悲壮感なく懸命に生きる姿。中退後に自分探しで無我夢中だった20過ぎの頃の自分と重ね合わせて共感したり、後半は一気読み。結局は「ひと」なんだな。ほっこり、じんわり、優しい感じで読んで良かった。

読了日:03月04日  著者:小野寺 史宜

 

■正欲
なんか感想を書くのが難しい。
多様性という今流行りの言葉、軽々しく使われていることへの皮肉?のような小説、、最初はよくわからなかったけど、途中から俄然面白くなった。LGBTQの概念、多様性とはなんだろう?って、何が正しく、何がどう違う?自分の正しいは他人と同じ正しい?全く理解できないような価値観、欲。
その理解できない嗜好性、極めて稀なマイナーな性愛から大部分の人と繋がることのできない、世の中から理解されず排除される人たちの物語。読んでいて心地が悪かったから、この作家さん2冊目だけど、凄いわ、天才?

読了日:03月08日  著者:朝井 リョウ

 

■俺たちの箱根駅伝 上
大好きな箱根駅伝を舞台にした小説。上巻は予選会から夢の舞台、駅伝本選の区間エントリーが決るまでを描いていたが、記録に残らない学生連合チーム故の様々な人の感情、背景が交錯し、チームとしてまとまらない前半は読んでいて乗ってこない感じで期待し過ぎていたかなあと思ったりが、期待感が次第に高まる展開で本選前のラストのミーティングですでに感動、目頭が熱くなっていた。選手側だけでなく、放送するテレビ局の視点からの駅伝との関わりも同時進行で描いていて興味深く、テレビ局側のドラマも中々面白い。下巻はどう展開していくのか?!

読了日:03月17日  著者:池井戸 潤

 

■俺たちの箱根駅伝 下
最終章以外、全編がレースの1区から10区の激走を描いた涙溢れる感動ドラマ。順位もタイムもただの参考記録、勝負と関係のない学生連合チームの若者達の姿、10区間それぞれの選手の走り、給水ポイントのやりとり、辛島アナウンサーの実況、胸打つ言葉が沢山あり何度も泣かされた。上巻からのネタを展開して伏線回収、甲斐監督就任に対するOB会の反応、悪役かと思われた安愚楽、北野監督と浩太の関係、TV局の担当者が箱根の伝統を守ろうとするところ、登場人物のみんなに、何もかもにドラマがあり胸が熱くなった。記憶に残る作品だ。

読了日:03月18日  著者:池井戸 潤

 

■どちらかが彼女を殺した 新装版 (講談社文庫 ひ 17-37)
全作読んでみたいと思っている東野圭吾、40作目。加賀シリーズ3作目。加賀恭一郎はやっぱり阿部寛だ。「お兄ちゃん以外、信じられなくなっちゃった。」電話は切れ、警察官の兄は妹の死体を発見する。現場の状態から自殺ではなく他殺と判断し犯人への復讐を誓い、証拠品を持ち去り独自で調査を始める。サクサク展開しスラスラ読める。証拠品を現場から持ち去られたのに真相に近づいていく加賀刑事。犯人はあいつだなって思ったけど、途中からどっちが犯人なの?って最後まで。にしても二人とも人として最低のクズだな。結末ちょいモヤモヤ。

読了日:03月20日  著者:東野 圭吾

 

■ソロモンの偽証: 第Ⅲ部 法廷 上巻 (新潮文庫)
ついに学校内裁判。これまでの4巻は読むのに時間がかかったのに、引き込まれるように1日ちょいで読み終えた。一気に面白くなった。次々と登場する証人の言葉に新事実?樹里がとうとう証言に立ち、、井口君も橋田君も、それは嘘とちゃう?本当なの?ってなったが、いよいよ混沌として真実がわからなくなってきた。検事と弁護人役の涼子と神原の戦いも読んでいて楽しい。興味深い展開になってきた。さあ次巻で完結。どんな決着が待っているのか楽しみだな。

読了日:03月22日  著者:宮部 みゆき

 

■人は話し方が9割
たまには物語りから離れ自己啓発的なものもと、さくっと。
ほとんどのことは今までどこかで読んだり聞いたりしたことがあるような、いろいろな書物の要約をしたような内容で目新しさはなく復習する感じだった。人と話すことが苦手な人には役にたつかもで、人とのコミュニケーションが苦手な現役の方にはオススメ。すべてを実践できなくてもマインドから入ってちょっとしたコツ、ポイントを知り実践できればコミュニケーション力は上がり仕事とかでも上手くいく、軽い内容だったが、話し方は心の在り方が大切と再認識できたと思う。普通に良い。

読了日:03月24日  著者:永松 茂久

 

■その損の9割は避けられる: “後悔しない選択”ができる行動経済学 (単行本)
誰だって損はしたくない。
日常のお金から人生の大問題まで、後悔しない選択ができる行動経済学。文章は読みやすく、例や説明はわかりやすく偏った考え方ではなく行動心理学的な内容。思い当たることも多く、今まで沢山損をしていたなあと思う。判断を誤る時って多くは欲が強すぎる時だったり理解していない時だったりだなあと反省。なるほどと思うことが多く、自分の頭で考える癖をつけて無駄な買い物、間違った選択をしないためにも参考になる内容だった。色々な場面で生きてきそうで読んで良かった。勉強になった。

読了日:03月24日  著者:大江 英樹

 

■ソロモンの偽証: 第Ⅲ部 法廷 下巻 (新潮文庫)
やっと6巻読み終えた。正直なところ、描写が細か過ぎて話が進まず、特に1、2巻、ごちゃごちゃ長く感じ断念しそうだった。思春期の中学生、その親達、葛藤、殺人未遂、事故、イジメ、放火、色々ごちゃまぜの中、学校内裁判が始まる5巻からは先が知りたくなり面白く感じ、6巻は疾走感を感じて一気に読めた。真相はある程度想定内で衝撃はなかったのが残念。最後、野田健一のエピローグ的、お帰りなさい、ただいま、暖かい空気が流れ心地よく、20年後のストーリー「負の方程式」あの二人がねって❤️な情報が嬉しくとても⭕️

読了日:03月30日  著者:宮部 みゆき

 

週に1冊読めれば上出来なんだけどね。

3月は15日間の大相撲TV観戦があったので、

あまり読めないかもと思っていたけど

気づいたら9冊も読めてしまった、という感じ。

 

そんな中で「俺たちの箱根駅伝」は本当に良かった。

特に下巻は実際に箱根駅伝を観てるような感覚で一気に読み終えた。

感動するような描写、胸打つ言葉に涙が溢れた。

久々に読書を楽しんだ1ヶ月だった。

 

貴重な時間を費やし最後まで読んで頂きありがとうございます。 

今日も良い一日でありますように!

See you next time! 

 

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