伊勢崎市議会議員 多田稔(ただ みのる)の明日へのブログ

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元長崎県知事 高田勇

2018-11-20 16:33:19 | Weblog
10月28日の読売新聞から。
詳しくは紙面をご確認ください。

元長崎県知事の高田勇さんが
今年9月に92才でお亡くなりになりました。

雲仙・普賢岳が噴火して、大火砕流により
たくさんの住民が亡くなった時の知事。

91年6月3日、普賢岳で大火砕流が発生。
43人が犠牲になりました。

被害の拡大を防ぐため、
住民の立ち入りを禁止する制限区域を設定することを
地元の島原市に求めました。

しかし、住宅密集地を対象にした前例はありませんでした。
ヒゲの市長と呼ばれた島原市長の鐘ヶ江さんは、
市民が家や仕事を失うことを心配し、
警戒区域の設定には後ろ向きでした。

市内のホテルの一室で、
知事は市長に向き合い説得しました。

鐘ヶ江市長は、「私が死んでからにしてくれ」
といって窓から飛び降りようとするのを
知事は足にしがみつき、
「市民を守るのが市長じゃないか」と3時間説得。

警戒区域が設定された6月7日、
知事は残った人がいないか自ら確かめて回りました。

翌日の夜、無人の街を再び大火砕流が襲いました。
鐘ヶ江市長は、
「高田さんのお陰で新たな犠牲者を出さずに済んだ」と
振り返りました。



髙田元長崎県知事の座右の銘は「風雨同舟」。
激しい嵐のような困難に見舞われても、
常に県民と運命を共にする覚悟を重ねていました。

妻、府子(もとこ)さんの言葉。
「愛する長崎のため、全力を尽くした人生でした」



(多田コメント)

こういう方こそ、自治体の長、国の長に
なって頂きたい人物です。

住民を守る確固たる信念、
そして決断力、行動力。
見習いたいと思います。








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