伊勢崎市議会議員 多田稔(ただ みのる)の明日へのブログ

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村営ガソリンスタンドを

2015-08-27 18:56:14 | 山村・地域 振興
本日の朝日新聞は、過疎地域のガソリンスタンドをとりあげました。

記事によれば、奈良県御杖村は人口1800人。
村で唯一のガソリンスタンドを経営する水口さん(82歳)は、
毎日のように村内へ、暖房や給湯用の灯油を配達しています。

来年、スタンドの燃料タンクが設置40年になるため、
改修するか取り替えなくてはなりません。
補助金はありますが、自己負担は400万円。

もうからないし、後継者もなし。
しかし廃業すれば、村民は住み続けたくても
生活を維持できなくなります。

ガソリンがなければ、
農業もできないし、救急車も消防車も走れません。

むらづくり振興課長さんは、
「村営も含めてどんな形でも維持しなければならない」
と話しています。

過疎地域はお客が少ないので、
ガソリンスタンドや生鮮食料品店などは
「商売」として成り立ちません。

市場経済任せでは、
住民に必要な社会的機能が満たされないのです。

そこで行政の出番です。
住民がお金を出し合って地域に必要なサービスを提供する、
というのがそもそもの地方行政の目的のはずです。

地域にガソリンスタンドや、ATM、食料品店などが
必須であり、民間経営では成り立たないなら、
行政が直営で、あるいは委託で、実施すべきです。

この問題は2012年に私のブログで取り上げたところ、
当時、猛烈なアクセスがありました


私は県庁職員時代に、消防防災課で
危険物規制事務を担当したことがあります。
ガソリンスタンドの設置や、危険物取扱免許などに関する事務。
危険物保安講習で法令の講師もしました。

また、地域振興課で過疎地域の振興も担当したことがあります。
その両方の経験から、過疎地域におけるガソリンスタンドの重要性は
早くから指摘していたのです。

2012年のブログでは
過疎地域のスタンドについていろいろ解説していますので、
ぜひご覧下さい。













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