伊勢崎市議会議員 多田稔(ただ みのる)の明日へのブログ

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クマと もりと ひと

2009-06-10 20:52:28 | くま森
会長の森山まり子さんは、
兵庫県尼崎市の中学校の理科の教師でした。
1992年ある女生徒が1枚の新聞記事に
作文を添えて提出してきました。

森山さんはその記事を見たとたん、
「わあ、読みたくない」を思い、
机の端にさっとよけました。

その記事には、
やせてガリガリのクマが射殺され、
ハンターに持ち上げられている写真が
大きく出ていたからです。

記事を読んだ森山さんは強い衝撃を受けました。
理科教師なのに日本の森や動物が
危機に陥っていることなど何も知らなかったからです。

********



日本熊森協会は、自然保護団体です。
当時の中学生と、中学校の理科の先生だった
森山さんたちの活動から始まりました。

熊だけを守る活動ではなく、
森の中の最大の動物である熊が生息できる環境を保てば、
他の生き物たちも生活できると考えられるので、
シンボル的に熊の字が使われています。

森山さんと中学生たちの活動記録(概要)は
こちらをご覧ください。

この森山まり子会長の講演が群馬県でありますので
お知らせします。
お近くの方は、ぜひお越しください。

○森山まり子日本熊森協会会長の記念講演
 演題 あなたの子や孫のために、豊かな自然の復元が必要です
 日時 8月23日(日)13:30~16:30
 場所 高崎市総合福祉センター たまごホール
 会費 大人1000円、中学生以下無料
 定員 200名(会員、一般の方どなたでも)

 講演会申込先 日本熊森協会群馬県支部
 電話 080-5490-0594
 FAX 027-321-2503

私は日本熊森協会の会員です。
群馬県支部として活動しております。
沼田方面の山に、ドングリの苗を植えたり、
植樹した場所の下草を刈ったりします。

近年山にスギなどが大量に植えられた結果、
クマなどの動物たちの食べ物が山では足りないのです。
そのため熊は人里まで降りてきますが、
害獣として駆除されます。

動物たちのエサになるように、
日本熊森協会では、山にドングリの苗を植えます。

自然の生態系は、
複雑な食物連鎖や微妙な相互作用で成り立っています。
人間にとって有益か否かだけで
動植物の生死を決めるのではなく、
ありのままの自然を残したいと考えています。

自然を守るのは、行政でもない。学者でもない。
動物達が滅びていくことに胸を痛めて、
動物達の気持ちになることができる子供たちや、
名もなき人たちです。

P.S.
本日は、東京福祉大学西側の交差点で
街頭演説しました。
初めての場所でしたが、何人もの方から
一生懸命手を振っていただきました。
ありがとうございます。

男子大学生と思われる
4人乗りの車からも、手を振っていただきました。
話の内容が伝わったのだと思います。

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