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昭和37年(1962年)生まれの子どもの予防接種記録 種痘含む5種類 ポリオは3回 母子手帳より

2014年09月04日 | 予防接種

母子手帳が保存されていて手元にあるので、チェックしてみた。クラシカルなデザイン。


百日咳、ジフテリア、ポリオ(急性灰白髄炎)、種痘(天然痘)、BCG(結核)の5種類しかない。
DPTじゃなくDPの二種混合。破傷風はない。
麻疹、風疹もない。

ポリオは3回。(接種欄は4回まである)
この3回目だけ別のページに「生ワク」と書いたハンコが押されているので、2回目までは不活化ワクチンだったのかも。3回目の昭和39年(1964年)が生ワクチン定期接種開始の年。

・ポリオ 1960年 不活化ワクチン勧奨接種
     1961年 生ワクチン緊急投与
     1964年 生ワクチン定期接種   

種痘があって、BCGは皮内接種だというのも歴史を感じさせる。4カ月でBCGを接種している。
赤ちゃんの結核検診で全員に(?)間接撮影をしている。

・BCGが経皮接種(管針法)になったのは1967年
・天然痘が根絶されて種痘が中止になったのは1976年

接種欄には腸チフス・パラチフスなんてのもあるが、もちろん接種してない。(当時の制度がよくわからないが)

ちなみに、

・麻疹 1966年 不活化・生ワクチン併用(任意)
    1969年 弱毒生ワクチン単独接種(任意)
    1978年 定期接種開始

・風疹 1977年 定期接種開始(中学生女子)

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