風に吹かれて〜easy go〜

時は経ち…阪神愛いずこへ(笑)
エレカシ大好き💕

再び山頭火

2006-12-13 | 日記
昨日、NHK教育テレビで“種田山頭火”のことをやっていた。

少し前にもココで書いたように山頭火の句にはなぜか惹かれる。

それがどうしてか…どこに惹かれるのかは自分自身も分からないというか、うまく言えないが、昨日のテレビも見入ってしまった。


『まっすぐな道でさみしい』


私はやっぱりこの句が一番好き。

同じくこの句が一番好きだと言う方が、こう書かれていた。


『山頭火の弱さも感動も憤りも、自分の中にあるものとリンクしている。
とぼとぼと山を野を里を歩む彼の姿を、つい自分に重ねてしまうのである。』


そうか…。

なにか今の自分の中にあるものとリンクしているんだ。

だから共感できるのかもしれない…。



曲がりくねったいばらの道を歩くのは“辛い”が、決して“さみしく”はない。

何にも無い、ただまっすぐな道を歩くのは辛くてさみしい。



そういえば何度か夢で見たような気がするなぁ~。

ただまっすぐな道をトボトボとあても無く一人で歩いている夢を…。


たったこの短い句の中に山頭火の苦悩、孤独、迷い…いろんなものが凝縮されているように思う。



山頭火の句集がほしいな。